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Wi-Fiルーターの選び方を5つのポイントで解説!快適に使うための機能も紹介
ホームルーター
公開:2023年1月19日

「光回線を導入したからWi-Fiルーターを新しく買いたい」「古くなったルーターを買い替えたい」などで、Wi-Fiルーターを購入しようと考えている方もいるのではないでしょうか。
ただ、いざWi-Fiルーターを選ぶとなると、家電量販店でもECサイトでも取り扱っている種類が多く、どこに注目して選べばよいのか迷ってしまうことも多いと思います。
この記事では、Wi-Fiルーターの選び方を5つのポイントで解説していきます。Wi-Fiルーターの選び方が分からず悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
手軽に快適なWi-Fi環境を導入したいと考えているなら
SoftBank Airの詳細をみるWi-Fiルーターの選び方
Wi-Fiルーターの選び方のポイントとしては、以下の5つが挙げられます。ポイントを1つずつ見ていきましょう。
- Wi-Fiの通信速度で選ぶ
- アンテナの性能で選ぶ
- Wi-Fi接続できる台数で選ぶ
- 自宅の間取りにあわせて選ぶ
- 価格で選ぶ
Wi-Fiの通信速度で選ぶ
製品ページや、パッケージに記載の「最大通信速度」を確認しておきましょう。最大通信速度は、例えば1300Mbps+600Mbpsといった形で、多くの場合、2つの数値が表記されています。これは「5GHz帯の通信速度」+「2.4GHz帯の通信速度」を表しています。
5GHz帯はWi-Fi専用の電波であり、通信が高速であることが特徴です。一方、2.4GHz帯は遠くまで電波が届きやすく、障害物にも強い特徴があります。それぞれの周波数帯の最大通信速度を押さえておきましょう。
また、通信規格への対応も確認しておきましょう。最新の規格に対応しているルーターほど、より高速で通信できます。通信速度を重視する方は、最新の規格に対応するWi-Fiルーターもあわせて検討してみるとよいでしょう。
▼Wi-Fiの通信規格
規格名 | 最大通信速度 | 周波数 |
---|---|---|
IEEE 802.11be(Wi-Fi 7) | 46Gbps | 2.4GHz帯/5GHz帯/6GHz帯 |
IEEE 802.11ax(Wi-Fi 6E) | 9.6Gbps | 2.4GHz帯/5GHz帯/6GHz帯 |
IEEE 802.11ax(Wi-Fi 6) | 9.6Gbps | 2.4GHz帯/5GHz帯 |
IEEE 802.11ac(Wi-Fi 5) | 6.9Gbps | 5GHz帯 |
IEEE 802.11n(Wi-Fi 4) | 600Mbps | 2.4GHz帯/5GHz帯 |
IEEE 802.11g | 54Mbps | 2.4GHz帯 |
IEEE 802.11b | 11Mbps | 2.4GHz帯 |
IEEE 802.11a | 54Mbps | 5GHz帯 |
アンテナの性能で選ぶ
アンテナの性能も注目しておきたいポイントです。外付けアンテナ搭載のモデルでは、アンテナの角度が調整でき、内蔵アンテナのモデルと比較すると、電波のつながりやすさが改善しやすいです。
また、アンテナの本数も確認しておきましょう。アンテナの本数は、5GHz帯、2.4GHz帯のそれぞれについて記載されていることが多いです。アンテナの本数が多いほど高速通信に対応し、より遠くまで電波が届きやすくなります。
Wi-Fi接続できる台数で選ぶ
ルーターごとに接続できる台数に上限があり、最大接続台数が異なります。家族で同時に使うことが多い場合や、IoT家電をルーターに接続する場合など、接続台数が多くなることが想定される場合は、上限台数をより意識しておく必要があります。
実際に利用しているシーンを想定して、どのぐらいの接続台数が必要なのか、見積もっておくとよいでしょう。また可能であれば、接続台数に余裕があるWi-Fiルーターを選んでおくことをお勧めします。
接続台数がさらに増えたときでも対応しやすく、また、接続台数が多い場面でも通信速度が低下しにくくなります。
自宅の間取りにあわせて選ぶ
推奨の利用環境として、「3階建て」「4LDK」など対応する家の広さや間取りに関する情報も、製品ページなどで確認できます。広い家であれば、より電波の届く範囲の広い高性能なモデルを選んでおくと安心です。
逆にひとり暮らしでワンルームなどにお住まいであれば、比較的安価なモデルでも十分に対応できる可能性があります。なお、広い家を家中カバーしたい場合には、「メッシュWi-Fi」を選ぶ方法もあります。
メッシュWi-Fiでは、メインルーターとサテライトルーターを設置し、複数のアクセスポイントで網目状のネットワークを作ることで、家中をカバーします。広い家でWi-Fiを使う場合には、あわせて検討してみるとよいでしょう。
価格で選ぶ
価格もWi-Fiルーターを選ぶ際には、押さえておきたいポイントです。Wi-Fiルーターは価格の安いモデルから、高性能で高価なモデルまでさまざまあります。
必要な性能や機能を明確にしてご自身の用途や使用環境に過不足ないスペックを持ったモデルを選べば、価格は安く抑えられます。「高速の通信は必要なのか、ほどほどの速度でもよいのか」「自宅の広さはどれくらいなのか」「便利な機能はあった方がよいのか」など、あらためて確認をしておきましょう。
Wi-Fi通信をより快適にするためのお勧め機能

ルーターを選ぶ際には上記で挙げた5つのポイントとあわせて、ルーターごとの機能もぜひ確認しておきましょう。Wi-Fiルーターの代表的な機能としては、以下が挙げられます。
- ビームフォーミング機能
- MU-MIMO
- バンドステアリング
- 引っ越し機能
ビームフォーミング機能
「ビームフォーミング」は、機種の位置を判別し、機種に向かって強く電波を飛ばす機能です。Wi-Fiの電波は通常、ルーターを中心に全方向に向かって広がっていきますが、ビームフォーミング機能があると、機種の方へ集中的に電波を飛ばすことができます。
距離が離れた機種との通信や、障害物の多い環境でも、より安定して高速通信が可能です。ほかの機器との電波干渉も回避しやすくなります。
MU-MIMO
「MU-MIMO(マルチユーザーマイモ)」は、Multiple Input Multiple Outputを略した言葉で、複数の機種へ同時にデータを送信できる機能です。
従来の「MIMO」でも複数機種との通信が可能でしたが、同時での通信はできなかったため、機種との接続を1台ずつ順番に切り替えながら通信を行っていました。接続する機種の台数が増えると、通信速度が遅くなるのがデメリットとなっています。
一方、「MU-MIMO」では、アンテナごとに異なる信号をビームフォーミングで送信することで、複数台との同時通信を実現しています。複数台との通信でも、通信速度の低下を防ぐことが可能です。
バンドステアリング
バンドステアリングは、Wi-Fiの電波の周波数帯を自動的に切り替える機能です。2.4GHz帯、5GHz帯、6GHz帯のいずれかに接続が集中すると、通信が混雑し、接続が不安定になりやすいです。
バンドステアリングがあると、快適に使える周波数帯へ自動的に接続先を切り替えてくれます。周波数帯を意識することなく、快適に通信を利用できます。
引っ越し機能
引っ越し機能は、旧ルーターからSSIDとパスワードをコピーして引き継ぐことができる機能です。新しいルーターを購入した後は通常、新しいWi-Fiネットワークに接続するために、スマートフォンやパソコンでWi-Fi接続の再設定が必要となります。
引っ越し機能があれば、今まで使っていたWi-FiネットワークのSSIDとパスワードが利用できるので、再設定は不要です。
Wi-Fiルーターを購入して利用するときの注意点
Wi-Fiルーターを購入して利用するときの注意点をまとめました。それぞれチェックしておきましょう。
各機種でWi-Fi接続のために再設定が必要
ルーターの変更でSSIDとパスワードが変わるため、引っ越し機能を利用しない限りは、スマートフォンやパソコンなどで接続のために再設定が必要となります。買い替え直後のタイミングや、各機種でインターネットへ接続するタイミングで、Wi-Fi接続の再設定を行いましょう。
Wi-Fiルーターは電波の行き届きやすいところに設置する
Wi-Fiルーターは、障害物を避けて、電波の行き届きやすいところに設置しましょう。金属製の物や、水槽などの水が入ったものは、電波を吸収する性質があるので注意が必要です。電子レンジなどの家電も電波干渉があるので、近くへの設置は避けるべきです。
なお、Wi-Fiの電波は全方向へと広がるため、部屋の中央付近に、1〜2mほどの高さを付けて設置すると、広い範囲に電波が届きやすくなります。
Wi-Fi環境を構築するならSoftBank Airもお勧め
Wi-Fi環境の見直したいと考えているなら、「SoftBank Air」も注目です。SoftBank Airは、5G(※)の高速通信に対応したホームルーターです。機器が届いたその日から、工事不要で導入でき、手軽に快適なWi-Fi環境を構築できます。
- SoftBank Airでご利用いただける5G対象エリアは限られます。事前に対象エリアをご確認の上、ご契約ください。5Gエリアに加えて4Gエリアでもご利用いただけます。また、ご利用にはAirターミナル5が必要です。
下り最大通信速度2.7Gbpsの高速通信ができる
SoftBank Airの「Airターミナル6」では、5Gで下り最大通信速度2.7Gbpsの高速通信が可能です。高画質な動画の視聴もオンラインゲームも、サクサク快適に楽しめます。
- ・ SoftBank Airでご利用いただける5Gエリアは限られます。詳しくはSoftBank Airの5Gサービス提供住所リストをご覧ください。また、ご利用にはAirターミナル5、Airターミナル6が必要です。
- ・ 下り最大2.7Gbpsは一部エリアで提供中です。Wi-Fi6以上の規格に対応する機器が必要です。
- ・ ミリ波(28GHz帯)の5Gサービスには対応していません。
- ・ 表記の通信速度は、ベストエフォート方式に基づくネットワーク設定を考慮した技術規格上の速度のため、回線の混雑状況やお客さまの通信環境などにより実際の通信速度は変化します。ご利用のエリアによって、最大通信速度が異なります。詳しくはSoftBank Air速度情報(住所別下り最大通信速度)をご確認ください。利用が集中する時間帯は、サービス安定提供にともなう速度制限のため、通信速度が低下する場合があります。
契約期間と契約解除料なく利用できる
SoftBank Airは、契約期間や契約解除料がなく、気軽に申し込みしやすいのもメリットです。引っ越しなどライフスタイルの変化にあわせて利用していくことができます。
ソフトバンクのスマートフォンを利用中の方は月額料金がおトクになる
「SoftBank Air」とソフトバンク、ワイモバイルのスマートフォンをセットで利用すると、対象プランの場合、「おうち割 光セット」もしくは「おうち割 光セット(A)」に加入することができ、加入すると毎月のスマートフォンの通信料が割引されるのでおトクです。なお、加入プランによって割引額が異なるため、詳細についてはWebサイトまたは店舗などでご確認ください。
ご自身にあわせたWi-Fiルーターを選んで快適にインターネットを使おう
Wi-Fiルーターを選ぶ際のチェックポイントとして、通信速度、アンテナの性能、接続できる台数、対応する間取り、価格の5つを紹介しました。ご自身の用途や使用環境にあわせて、適切なWi-Fi環境を整備しましょう。
ソフトバンクでは、5G対応の高速ホームルーター「SoftBank Air」を提供中です。ソフトバンク・ワイモバイルのユーザーの方はセット割引もあるので、インターネット回線や通信環境を見直したい方は、ぜひあわせて検討してみてはいかがでしょうか。
- Wi-FiはWi-Fi Allianceの登録商標または商標です。
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