無線LANの情報で記載される「11a」「11b」「11g」「11n」「11ac」とは何ですか?

無線LANの情報として記載される「11a」「11b」「11g」「11n」「11ac」とは、通信規格の種類を指しています。

415人のかたの参考になっています。

おもな規格として以下の4つの種類があります。規格ごとの通信速度や特長については以下をご覧ください。

IEEE802.11a(11a)

  • 通信速度最高54Mbps、5GHz帯の周波数帯を使用
  • 特長:11b・11gと比べ、家電製品との電波干渉を最も受けにくいが、壁などの障害物に弱い。11b・11gとの互換性なし

IEEE802.11b(11b)

  • 通信速度最高11Mbps、2.4GHz帯の周波数帯を使用
  • 特長:現在最も普及している規格。伝送距離が長いため、壁などの障害物やフロアをまたぐ場合や、屋外にも強い

IEEE802.11g(11g)

  • 通信速度最高54Mbps、2.4GHz帯の周波数帯を使用
  • 特長:11bと互換性があり、11bより通信速度が速い

IEEE802.11n(11n)

  • 通信速度最高600Mbps、2.4GHzまたは5GHz帯の周波数帯を使用
  • 特長:複数のアンテナを組み合わせる「MIMO」という技術を使うことで、高速な通信が可能

IEEE802.11ac(11ac)

  • 通信速度最高6.93Gbps(6,900Mbps)、5GHz帯の周波数帯を使用
  • 特長:次世代無線LANの規格。「帯域幅拡大」「変調信号の多値化」「MIMO方式の拡張」により、従来規格の11nと比べ、約11.5倍(規格最大値)の高速化を実現
  • Wi-Fi機器の多くは、複数の規格に対応し、自動的に切り替わるため、気にしなくても利用できる場合がほとんどです。

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