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インターネット回線の開通までの流れは?
手順やお勧めのインターネット回線も紹介

インターネット回線の開通までの流れは?手順やお勧めのインターネット回線も紹介

インターネット回線サービスの契約は慣れていないと手続きの流れやポイントが分かりづらいです。そのため、インターネット回線を開通したい方は、手続きの流れやポイントを知っておくとよいでしょう。

この記事では、インターネット回線の開通までの流れを種類ごとに解説します。手順やお勧めのインターネット回線サービスも紹介するので、参考にしてください。

SoftBankの選べる2つの回線

目次

インターネット開通までの流れ

インターネット開通までの流れ

インターネット開通までの流れは、契約するインターネット回線の種類によって異なります。回線の種類は、ケーブルを介してインターネットにつながる固定回線と、モバイル回線に分かれています。

固定回線は光回線とケーブルテレビ回線、モバイル回線はホームルーターとモバイルWi-Fiルーターがあります。それぞれの開通までの流れを順番に解説します。

光回線の開通の流れ

光回線とは、「光ファイバーケーブル」と呼ばれる伝送路を利用してデータを送受信するインターネット回線サービスのことです。従来の固定回線よりも通信速度が速く、高品質で安定した通信が可能となります。

光回線開通までの流れは以下のとおりです。

  1. 回線事業者やプロバイダーを選ぶ
  2. 光回線のサービスに申し込む
  3. 光回線の工事を行う
  4. インターネットの設定を行う

上記の流れを順番に解説します。

1.回線事業者やプロバイダーを選ぶ

光回線を開通するためには、光ファイバーケーブルを設置する回線事業者と、回線をインターネットにつなげるプロバイダーと契約をします。

概要
回線事業者 インターネットに接続するための回線を提供している事業者のこと
固定回線やモバイル回線を提供しているNTT東日本/NTT西日本、光コラボレーションサービス事業者、ケーブルテレビなどを指す
プロバイダー 回線をインターネットとつなげる事業者のこと
NTT東日本/NTT西日本からフレッツ光回線の提供を受けているサービスを光コラボレーションと呼ぶ

インターネットを利用するには、回線事業者とプロバイダーとの契約は必須です。なお、回線事業者とプロバイダーと別々に契約する場合もあれば、セットで契約できる場合もあります。

例えば、「SoftBank 光」はNTT東日本/NTT西日本からフレッツ光回線の提供を受け、光回線サービスを展開している「光コラボレーション」のサービスで、プロバイダーがセットになっているため、「SoftBank 光」に申し込むだけでインターネットに開通できます。

2.光回線のサービスに申し込む

回線事業者とプロバイダーが決まったら、申し込みを行います。サービスごとに申し込む手順は異なりますが、基本的にはインターネット、電話、店頭などで申し込むことができます。

なお、インターネット回線サービスごとに月額使用料や通信速度、エリアなどの内容が異なるので、サービスを申し込む際はご自身にあったプランに申し込むとよいです。

3.光回線の工事を行う

光回線を新規加入する場合、住居の状態によっては回線工事が必要で、立ち合いが求められるので申し込み時に都合がよい日を設定します。

回線工事の内容
戸建住宅 ・光ファイバーケーブルの引き込み
・光コンセントとNTT機器を接続
集合住宅(※) ・光ファイバーケーブルの引き込み
・光コンセントとNTT機器を接続

基本的に光回線の工事内容は戸建住宅と集合住宅で大きな違いはありません。ただし、集合住宅はすでに光回線の工事が済んでいる、あるいは大家や管理会社の許可を取らないと回線工事ができないなどのケースがあります。そのため、集合住宅に住んでいる方は、事前に大家か管理会社に問い合わせをしましょう。

なお、回線工事が行われるまで、ある程度の時間が必要です。光回線サービスによっては1ヵ月程度かかることもあるので、早めに申し込みを行うとよいでしょう。

  • 工事が不要な場合、あるいは工事ができない場合があります。

4.インターネットの設定を行う

回線工事が終われば、後はご自身でインターネットの設定を行います。ONU、もしくはホームゲートウェイとWi-Fiルーターをケーブルでつなぎ、必要な設定を済ませましょう。

概要
ONU(光回線終端装置) 光信号とデジタル信号を相互に変換してインターネットに接続する機器
光回線サービスからレンタルする
Wi-Fi機能はないため、無線通信をするためにはWi-Fiルーターが必須
ホームゲートウェイ ひかり電話に対応したルーター、あるいはONUと一体となったルーターを指す
加入しているサービスによってはレンタルしないことがある
Wi-Fiルーター 複数の端末を同時にインターネットにつないで使用できる機器
自分で用意できるが、光回線サービスによってはレンタルできる

機器の設定を行い、パソコンやスマートフォンと接続すれば光回線の開通は完了します。

ホームルーターの開通の流れ

ホームルーターとは、モバイル回線を利用した据置型のWi-Fiルーターです。コンセントに挿すだけでインターネットの開通が完了するので、回線工事が必要ありません。

また、後述するモバイルWi-Fiルーターと違い、速度制限が設定されていないことが多いです。ホームルーターの開通の流れは以下のとおりです。

  1. ホームルーターを選ぶ
  2. ホームルーターを申し込む
  3. ホームルーターの設定を行う

上記の流れを順番に解説します。

1.ホームルーターを選ぶ

まずは、利用したいホームルーターを選びます。

ホームルーターは端末ごとに、月額使用料や通信速度、同時に接続できる台数などが異なります。例えば、「SoftBank Air」の「Airターミナル6」は5G回線に対応しているため、Wi-Fi 7対応機器に対し、下り最大速度2.7Gbpsの高速通信で、最大128台までのスマートフォンやタブレット、ゲーム機などを同時に接続できます。

また、ホームルーターは一部エリアでは対応していないことがあるので、利用したい場所が対応エリアなのか確認が必要です。対応エリアの確認を行い、月額使用料や通信速度などを比較して、ご自身にあったホームルーターを選択しましょう。

  • ・ SoftBank Airでご利用いただける5Gエリアは限られます。詳しくはSoftBank Airの5Gサービス提供住所リストをご覧ください。また、ご利用にはAirターミナル5、Airターミナル6が必要です。
  • ・ 下り最大2.7Gbpsは一部エリアで提供中です。Wi-Fi6以上の規格に対応する機器が必要です。
  • ・ ミリ波(28GHz帯)の5Gサービスには対応していません。
  • ・ 表記の通信速度は、ベストエフォート方式に基づくネットワーク設定を考慮した技術規格上の速度のため、回線の混雑状況やお客さまの通信環境などにより実際の通信速度は変化します。ご利用のエリアによって、最大通信速度が異なります。詳しくはSoftBank Air速度情報(住所別下り最大通信速度)をご確認ください。利用が集中する時間帯は、サービス安定提供にともなう速度制限のため、通信速度が低下する場合があります。

2.ホームルーターを申し込む

利用したいホームルーターが決まったら、Webサイトで申し込みをします。後は、ホームルーターが届くまで待ちます。なお、事業者によっては店舗でホームルーターの購入や受け取りが可能です。「SoftBank Air」の場合は、店頭に在庫がある場合、即日で持ち帰りが可能です。

3.ホームルーターの設定を行う

ホームルーターを箱から取り出してコンセントに差し込んだら、後は設定を行います。ホームルーターごとにランプの色の意味やWi-Fi設定の方法が異なるため、設定を行う際は取り扱い説明書を確認しましょう。設定が完了すれば、ホームルーターの開通作業は完了です。

モバイルWi-Fiルーターの開通の流れ

モバイルWi-Fiルーターとは、モバイル回線を利用できる持ち運びが可能な小型のWi-Fiルーターのことです。スマートフォンと同じ仕組みなので、外出先でもWi-Fiに接続できるメリットがあります。

ただし、ホームルーターと違って、通信制限が設定されていることが多いです。データ通信容量の上限が決まっており、一定期間内に使いきると通信速度に制限がかかるので注意しましょう。

モバイルWi-Fiルーターの開通の流れは以下のとおりです。

  1. モバイルWi-Fiルーターを選ぶ
  2. モバイルWi-Fiルーターを申し込む
  3. モバイルWi-Fiルーターの設定を行う

上記の流れを順番に解説します。

1.モバイルWi-Fiルーターを選ぶ

モバイルWi-Fiルーターは端末ごとに機種代金や通信速度が異なります。また、提供している事業者によって料金プランやデータ通信容量の上限が異なっていることも特徴です。

2.モバイルWi-Fiルーターを申し込む

購入したいモバイルWi-Fiルーターが決まったら、インターネットや店舗などで申し込みを行います。

3.モバイルWi-Fiルーターの設定を行う

モバイルWi-Fiルーターを箱から取り出して、同梱されているUSIMカードを挿入します。USIMカードとは、契約情報が記録されたチップ型のICカードのことです。

カードを差し込んだら、後は初期設定を行えば、モバイルWi-Fiルーターの開通は完了です。ホームルーターと同様に回線工事を行う必要がないため、手軽にインターネットを開通できます。

ケーブルテレビ回線

ケーブルテレビ回線とは、ケーブルテレビ局が提供している固定回線です。テレビの放送用データを通信するケーブルでインターネットに接続できるので、インターネットを開通するだけでなく、地上デジタル放送やBSなどをセットで契約できます。

ただし、ケーブルテレビ回線も固定回線のため、開通工事が必要となります。ケーブルテレビ回線の開通の流れは以下のとおりです。

  1. ケーブルテレビ回線を選ぶ
  2. ケーブルテレビ回線を申し込む
  3. ケーブルテレビ回線の工事を行う
  4. インターネットの設定を行う

上記の流れを順番に解説します。

1.ケーブルテレビ回線を選ぶ

まずは、ケーブルテレビ回線を選びます。

ケーブルテレビ回線もほかのインターネット回線と同様に、月額使用料や通信速度が異なります。また、ケーブルテレビ回線はインターネット以外にテレビや電気、ガスなども申し込むことが可能なので、選ぶときは自分に必要なサービスを提供しているケーブルテレビ局を選ぶようにしましょう。

2.ケーブルテレビ回線を申し込む

契約したいケーブルテレビ回線を選択し、対応物件・提供エリアを確認したら、申し込みを行います。申し込み方法は事業者ごとに異なりますが、インターネットや電話、店舗があります。

回線工事には立ち合いが必要なので、申し込み完了後、回線工事の日程を調整しましょう。

3.ケーブルテレビ回線の工事を行う

ケーブルテレビ回線も固定回線のため、導入のために回線工事が必要です。また、ケーブルテレビ回線は加入するサービスによっては追加工事が必要になるため、工事費が高額になることがあるので注意しましょう。

4.インターネットの設定を行う

回線工事が終わったら、インターネットの設定を行います。初期設定が完了すれば、インターネットが開通し、契約したサービスをすぐに利用できます。

固定回線ならSoftBank 光、モバイル回線ならSoftBank Airがお勧め

インターネットを利用するための回線は固定回線とモバイル回線の2種類があり、固定回線なら「SoftBank 光」、モバイル回線なら「SoftBank Air」がお勧めです。

「SoftBank 光」は回線事業者とプロバイダーがセットになっている光コラボレーションのため、申し込み手続きが一回で終わります。回線工事費を含めた初期費用が抑えられており、最大10Gbps(※1)の超高速通信によりインターネットを楽しめることも魅力的です。

「SoftBank Air」はコンセントに挿すだけでインターネットに開通できる手軽さが大きなポイントです。回線工事を必要としないので、インターネットが開通するまでの期間が短いです。

つまり、「SoftBank 光」は自宅で高速通信を使ってインターネットを楽しみたい方、「SoftBank Air」は自宅ですぐにでもインターネットを開通したい方にお勧めのインターネット回線サービスとなります。

さらに、「SoftBank 光」や「SoftBank Air」とソフトバンク、ワイモバイルのスマートフォンをセットで利用すると、対象プランの場合、「おうち割 光セット」もしくは「おうち割 光セット(A)」に加入することができ、加入すると毎月のスマートフォンの通信料が割引されるのでおトクです。

契約プランによって割引額が異なるため、事前に詳細をご確認ください。

  • ※1 最大10Gbpsとは技術規格上の最大値です。ご利用のパソコン等の機器やネットワーク機器の性能、その他利用環境、回線の混雑状況などにより大きく異なります。

Softbank 光の詳細をみる

SoftBank Airの詳細をみる

インターネット開通までの流れを把握して回線を契約しよう

インターネット回線サービスは光回線やケーブルテレビ回線のような固定回線と、ホームルーターやモバイルWi-Fiルーターのようなモバイル回線に分かれています。ご自身の契約したいサービスを決めたら、対応エリアを確認し、Webサイトで申し込みの手続きを行います。

固定回線の場合は導入のための回線工事が必要ですが、モバイル回線は工事が不要です。固定回線の回線工事が終了、あるいは機器が到着したら、後は初期設定を行えばインターネットが開通します。

高速通信を使って動画視聴やオンラインゲームを楽しみたい方は「SoftBank 光」、回線工事ができない、あるいはすぐにインターネットを使いたい方は「Softbank Air」をご検討ください。

Softbank 光の詳細をみる

SoftBank Airの詳細をみる

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