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Wi-Fiとは?初めて使う方に向けて基本知識を分かりやすく解説
ホームルーター
公開:2022年12月1日

インターネットの話で「Wi-Fi」という言葉をよく聞くものの、具体的にはどのようなものなのか、疑問に思っている方もいるかもしれません。「Wi-Fi」はケーブルなしで、パソコンなどをインターネットに接続するためのものです。ルーターを使ってWi-Fiの電波を家の中に飛ばすことで、自宅にインターネット環境を構築することができます。
この記事では、Wi-Fiとはどのようなものなのか、無線LANとはどう違うのか、Wi-Fiを利用する上でどんな注意点があるのかなどを、分かりやすく解説します。
手軽に快適なWi-Fi環境を導入したいと考えているなら
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Wi-Fi (Wireless Fidelity)は無線通信の規格の1つです。主にWi-Fiルーターとスマートフォンやパソコンなどの端末を無線で接続するために用いられます。Wi-Fiの規格にも種類があり、第6世代の「IEEE 802.11ax」や第5世代の「IEEE 802.11ac」などが広く利用されています。
▼Wi-Fiの通信規格
規格名 | 最大通信速度 | 周波数 |
---|---|---|
IEEE 802.11a | 54Mbps | 5GHz帯 |
IEEE 802.11b | 11Mbps | 2.4GHz帯 |
IEEE 802.11g | 54Mbps | 2.4GHz帯 |
IEEE 802.11n(Wi-Fi 4) | 600Mbps | 2.4GHz帯/5GHz帯 |
IEEE 802.11ac(Wi-Fi 5) | 6.9Gbps | 5GHz帯 |
IEEE 802.11ax(Wi-Fi 6) | 9.6Gbps | 2.4GHz帯/5GHz帯 |
IEEE 802.11ax(Wi-Fi 6E) | 9.6Gbps | 2.4GHz帯/5GHz帯/6GHz帯 |
IEEE 802.11be(Wi-Fi 7) | 46Gbps | 2.4GHz帯/5GHz帯/6GHz帯 |
Wi-Fiと無線LANの違い
Wi-Fiと似た意味の言葉として、「無線LAN」という言葉があります。「無線LAN」は、「Wi-Fi」と同じ意味で用いられることも多いですが、厳密には意味が異なります。
そもそも「LAN」というのは、「Local Area Network(ローカルエリアネットワーク)」の略で、家庭内や社内のような限定されたエリア内で接続できるネットワークのことを指しています。有線で接続しているLANが「有線LAN」、無線で接続しているLANが「無線LAN」です。
Wi-Fiは、無線LANのための通信規格の1つです。無線LANの規格としては、ほとんどWi-Fiが用いられるため、同義で使われることが多くなっています。
Wi-Fiでできることとは
Wi-Fiでできることとしては、主に以下が挙げられます。
- 無線で回線接続できる
- スマートフォンの通信量を節約できる
- 複数の端末をルーターに接続しやすくなる
ルーターへの無線接続ができるようになり、スマートフォンを接続することで通信量の節約や、複数端末のルーターへの接続などが可能となります。Wi-Fiでできることを、詳しく見ていきましょう。
無線で回線接続できる
Wi-Fiを利用すれば、LANケーブル不要でルーターとパソコンを接続できるようになります。ケーブルの配線が不要になり、部屋の中をスッキリとさせることができるでしょう。
また、Wi-Fiによる無線接続を利用すれば、ルーターを設置した部屋とは別の部屋や別の階など、ケーブルが届かない場所でもインターネットが使えるようになります。
スマートフォンの通信量を節約できる
Wi-Fiを利用すれば、スマートフォンやタブレットなどの端末も、ルーターに接続することが可能です。自宅にいるときは、スマートフォンをWi-Fiに常時接続することで、携帯電話回線でのデータ通信量を少なく抑えられます。
毎月の携帯電話料金も節約しやすくなるでしょう。
複数の端末をルーターに接続しやすくなる
Wi-Fiを利用すれば、パソコン、スマートフォン、ゲーム機、スマート家電など家中のあらゆる端末を、ルーターに接続できます。たくさんの端末で自宅のインターネット回線を使うなら、無線で接続できるWi-Fiが便利です。
Wi-Fiを使う注意点

Wi-Fiを使うときの注意点としては、次の2点が挙げられます。
- 通信環境によっては通信が不安定になることがある
- 家電と電波干渉する可能性がある
通信環境によっては通信が不安定になることがある
Wi-Fiを利用する際には、Wi-Fiの電波が接続する端末に届くように、通信環境に気を配る必要があります。Wi-Fiの電波はルーターを中心に全方位に広がるため、設置場所としては高さをつけて部屋の中央付近に設置するのが理想的です。
また、水槽や花瓶などの水の入ったものや金属製のものなどは、Wi-Fiの電波を吸収しやすい性質があるため、できるだけ避けて設置しましょう。
その他に注意したいのが、ルーターごとに電波の届く距離が異なるという点です。広い家で、電波の弱いルーターを使用している場合、通信が不安定になる可能性があります。自宅に必要なスペックのルーターであるかは、購入の際によく確認しておきましょう。
家電と電波干渉する可能性がある
Wi-Fiの電波は、電子レンジなどの家電から出る電磁波と、電波干渉を起こす場合があります。電子レンジなどの家電の近くへのルーターの設置は避けた方がよいでしょう。
また、電波干渉を避けるために、周波数帯を切り替えるという方法もあります。Wi-Fiの周波数帯は、「2.4GHz」「5GHz」「6GHz」の3つがあります。
2.4GHzは扉や壁などの障害物に強く、遠くまで電波が届きやすい反面、ほかの電化製品でも利用される周波数帯であるため、電波干渉が起きやすい一面も持ちあわせています。
Wi-Fiが電子レンジなどと電波干渉してしまう場合は、ルーターの移動や5GHz、6GHzの周波数帯への切り替えなど、対策を行いましょう。
Wi-Fiに接続する方法
自宅にWi-Fi環境を構築するためには、インターネットの契約が必要です。光回線の場合は、光回線のサービスに申し込み後、開通工事や機器の配線などをして、インターネットの利用を開始できます。ホームルーターの場合は、サービスへ申し込み後、コンセントにホームルーターをつなげば、自宅にWi-Fi環境を構築することができます。
自宅にWi-Fi環境を導入した後は、スマートフォンやパソコンでWi-Fiへの接続設定をすると利用できます。Wi-Fiへの接続設定の手順は、以下のとおりです。
- 利用する端末(スマートフォン・パソコン)でWi-Fiの設定画面を開く
- 該当するネットワーク名を選択
- 「パスワード」を入力
- Wi-Fiへの接続が完了
ネットワーク名(SSID)やパスワードは、ルーターの裏面や側面などのシールに記載されていることが多いです。一度、接続設定をしておけば、次回からは設定不要で自動で接続することもできます。
SoftBank Airで快適なWi-Fi環境を構築しよう
自宅のWi-Fi環境を手軽に構築したいと考えている方には、工事不要で使えるSoftBank Airがお勧めです。SoftBank Airはソフトバンクの提供する5G高速通信に対応したホームルーターです。店舗または自宅配送で機器を受け取ったらコンセントにつなぐだけで、Wi-Fi環境を構築することができます。
契約期間や契約解除料なしで利用することもできます。手軽にWi-Fi環境を構築したい方はぜひ検討してみてください。
5G高速通信がギガ無制限で使える
SoftBank Airは、5Gによる通信に対応しています。「Airターミナル6」では、対象のエリアで、Wi-Fi 7対応機器に対し、下り最大速度2.7Gbpsの高速通信が可能です。また、データ通信は月間の上限がなく、ギガ無制限で利用可能です。データ通信量の上限を気にせずに、動画やオンラインゲームを楽しめます。
- ・ SoftBank Airでご利用いただける5Gエリアは限られます。詳しくはSoftBank Airの5Gサービス提供住所リストをご覧ください。また、ご利用にはAirターミナル5、Airターミナル6が必要です。
- ・ 下り最大2.7Gbpsは一部エリアで提供中です。Wi-Fi6以上の規格に対応する機器が必要です。
- ・ ミリ波(28GHz帯)の5Gサービスには対応していません。
- ・ 表記の通信速度は、ベストエフォート方式に基づくネットワーク設定を考慮した技術規格上の速度のため、回線の混雑状況やお客さまの通信環境などにより実際の通信速度は変化します。ご利用のエリアによって、最大通信速度が異なります。詳しくはSoftBank Air速度情報(住所別下り最大通信速度)をご確認ください。利用が集中する時間帯は、サービス安定提供にともなう速度制限のため、通信速度が低下する場合があります。
工事不要ですぐに使える
SoftBank Airなら、機器を受け取りコンセントにつなぐだけで、インターネットが使えるようになります。賃貸やマンションで利用する際も、工事が必要ないので、大家さんや管理会社への確認は不要です。
光回線を開通するとなると、2週間から3ヵ月程度掛かる場合がありますが、ホームルーターであるSoftBank Airは店舗に在庫があれば、契約したその日に持ち帰ってすぐに利用開始できます。
オンライン申し込みの場合も、証明書のアップロードや支払い方法登録が完了後、最短2日程度で機器が配送されます(土日を挟む場合はさらに時間が掛かる場合があります)。
契約期間、解約料なしで気軽に始められる
SoftBank Airでは、2021年7月1日から契約期間なしで利用できる「契約期間なしプラン」を提供しています。解約の際に契約解除料が発生することはありません(※)。利用者ごとのライフスタイルにあわせて、いつでも気軽に利用ができるのが大きな魅力です。
高速インターネットを気軽に始めたいと考えている方は、工事不要で契約期間もないSoftBank Airをぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
- Airターミナル機器代金の残債(分割払いで契約の場合)がある場合など、無料では解約できないケースがあります。契約解除料などについては、各サービスの契約内容をご確認ください。
- Wi-FiはWi-Fi Allianceの登録商標などは商標です
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