目次
固定電話を解約するとどうなる?
メリットや注意点、無理なく契約を続ける方法も紹介
固定電話
公開:2022年12月1日

「固定電話をあまり使っていないから解約しようか迷っている」「固定電話を解約すると何かデメリットはあるの?」など、固定電話の解約について迷っている方や疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
固定電話を解約すると、固定費の削減、電話機の設置が不要になるなどメリットも多いですが、一方で通話料金が高くなる可能性があるなど、確認すべき注意点もいくつかあります。
固定電話の解約を検討するなら、メリット・注意点を踏まえた上で、ご自身に合った選択をしていきたいところです。この記事では、固定電話を解約するメリットや注意点、解約方法などを詳しく解説します。
IP電話で料金を安くするなら
おうちのでんわの詳細をみる固定電話を解約するメリット
固定電話を解約する主なメリットとしては、以下が挙げられます。
- 固定費を削減できる
- 自宅への営業や詐欺の電話が減る
- 電話機の設置が必要なくなる
それぞれのメリットについて、詳しく見ていきましょう。
固定費を削減できる
固定電話を利用する際には、通話料だけでなく、基本料の支払いが必要です。固定電話を解約することで基本料を支払う必要がなくなるため、固定費の削減につながります。
費用の面を考えたとき、固定電話をたくさん使っている場合は通話料の安い固定電話を契約し続けるメリットは大きいです。一方で固定電話をほとんど使っていない場合は、解約による固定費削減のメリットの方が大きい可能性があります。
自宅への営業や詐欺の電話が減る
固定電話があると、商品やサービスの売り込みのための「営業電話」や、オレオレ詐欺のような「特殊詐欺」など、さまざまな電話がかかってくる可能性があります。
固定電話は営業や詐欺のターゲットになりやすいため、固定電話を解約することで、勧誘、セールス、詐欺などの電話に遭遇しにくくなる点がメリットです。
電話機の設置が必要なくなる
固定電話を解約して、通話をスマートフォンに集約すると、自宅に電話機や電話台を設置する必要がなくなります。アナログ電話を解約する場合は電話線も不要になるので、ものが減って部屋の中がすっきりします。
固定電話を解約する前に確認すべき注意点
アナログ回線や光ファイバーなどのインターネット回線など、固定電話で利用している回線によって異なる部分もありますが、固定電話を解約する前に確認すべき注意点は、以下の4点です。
- FAXが使えなくなる
- 連絡先の変更が必要になる
- 通話料金が高くなる可能性がある
- 有事の際の連絡手段が減る
それぞれの注意点について詳しく見ていきましょう。
FAXが使えなくなる
自宅でFAXを使用するためには、FAX機能を備えた固定電話が必須となります。最近では書類を送る手段としてFAXではなくPDFなどをメールで送ることも増えていますが、いざ自宅で必要なときにFAXが使えないとやはり不便ではあります。仕事の関係上、FAXが必要な方なども、固定電話の解約は慎重に考える必要があるでしょう。
連絡先の変更が必要になる
クレジットカードや保険など、各種の登録を固定電話の電話番号で行っている場合は、固定電話の解約後、登録する電話番号の変更手続きが必要です。変更漏れなどがあると大切な連絡が受信できなくなる可能性があります。また、親戚や友人、学校などから電話で連絡が来るケースが想定される場合、番号が変わる旨を伝えなくてはなりません。
いざというときに連絡がとれない事態にならないよう、報告すべきところは事前にリストアップしておくとよいでしょう。
通話料金が高くなる可能性がある
固定電話では、携帯電話の通話料金よりも、安く通話が使えることも多いです。特にインターネット回線を利用したIP電話の場合には、通話料金が安く使えるケースがあります。
長電話の機会が多い方は、固定電話を解約してスマートフォンでの通話に切り替えることで、毎月の通話料金の支払いがかなり高くなる可能性があるでしょう。事前に通話料金を確認の上、料金を試算して確認することをお勧めします。
有事の際の連絡手段が減る
固定電話があれば、携帯電話に障害が発生した際の連絡手段としても利用できます。インターネット回線(光ファイバーなど)を利用する固定電話の場合は停電すると利用できませんが、災害時などは連絡手段が複数ある方が心強い場合もあるでしょう。
例えばアナログ回線による固定電話は、アナログ回線から供給される電力だけで電話機を稼働できるものもあります。災害で停電してしまったときでも、アナログ回線がつながっていれば電話がかけられる可能性があります。
固定電話を解約するための手続き方法
NTTの固定電話(加入番号)を解約する場合は、NTT東日本/NTT西日本の公式サイトから手続きができます。NTT東日本/NTT西日本どちらの対象エリアであるかを確認して、該当するエリアの窓口で解約手続きを行いましょう。解約の予約受付が完了後に「予約完了メール」、解約の手続き完了後に「手続き完了メール」がそれぞれ届きます。
なお、解約には本人確認書類の提出が必要となる場合もあるので、事前に把握しておきましょう。解約のほかに利用休止や一時中断という選択肢もあります。
NTT 固定電話の利用休止/一時中断/解約に関する比較
利用休止 | 一時中断 | 解約 | |
---|---|---|---|
実施する場面 | 加入権を残して、料金の支払いは休止したいとき | 同じ電話番号で再開予定があるとき | 今後利用予定がなく、解約するとき |
利用再開のときの電話番号 | 変更される | 変更されない | - |
継続期間 | 最大10年間 (5年ごとの更新が必要) |
無期限 毎月の回線使用料の支払いが必要 |
- |
電話を止める工事費(税込) | 3,300円 | 3,300円~22,000円程度 | - |
電話を再開する工事費(税込) | 3,300円~22,000円程度 | 3,300円~22,000円程度 | - |
固定電話を無理なく使い続けるには?

解約までいかなくても、固定電話の契約先を乗り換えたり、オプションを上手く利用したりして、無理なく固定電話を使い続けるという方法もあります。
固定電話を無理なく使い続けるための方法としては、具体的には以下が挙げられます。
- 安く使える固定電話を導入する
- 工事不要で電話番号がそのまま使える固定電話を導入する
- 営業や詐欺の電話はオプションで対策する
- 部屋をすっきりさせるならアナログ回線のない固定電話を導入する
安く使える固定電話を導入する
固定電話を使い続けたくても毎月の料金が気になるなら、基本料、通話料の安い固定電話を検討してみるとよいでしょう。例えば、ソフトバンクの「おうちのでんわ」なら基本料は月額1,078円(税込)ですが、店頭(ソフトバンクショップ・ソフトバンクステージ・ソフトバンク取扱店)から申し込みをした場合は「おうちのでんわスタート割」が適用され、最大1年間は月額550円(税込)で利用できます。
SoftBank Airまたはソフトバンク/ワイモバイル携帯電話とセットで申し込みすると「でんわまとめて割」が適用(※1)され、月額基本料1,078円(税込)から528円(税込)が永年割引されます。
SoftBank Airとセットで利用する場合は「でんわまとめて割」に加え、月額基本料金から550円(税込)×12ヵ月割引される「SoftBank Air おうちのでんわセット割」も一緒に適用されるため、実質0円(税込)で利用できます。(※2)
また、国内の固定電話どうしの通話料金は、全国一律3分当たり8.789円(税込)です。遠方の家族・友人と長電話をするときなども、通話料金を安く抑えてお話できます。なお、おうちのでんわどうしの通話、ソフトバンクのスマートフォン宛の通話などは、通話料が無料(※3,4)です。
- ※1 ソフトバンク、ワイモバイルともに契約できるすべての料金プランが対象(移動機購入をともなわないUSIMカード/eSIMカードのみの契約は、お申し込みプランに準ずる)です。
でんわまとめて割の詳細をみる - ※2 対象プランの月額基本料金から特典適用開始月を1ヵ月目として12ヵ月目まで550円割引します。なお、『「でんわまとめて割」適用』とは、特に記載のない場合に限り、対象プランでご利用中のSoftBank Airとおうちのでんわとの組み合わせでの「でんわまとめて割」の適用を指します。
- ※3 相手先もおうちのでんわ/ホワイト光電話/BBフォン/BBフォン(M)/ケーブルライン/ひかりdeトークSがご利用可能な状態(接続機器や電源が正しく接続されているなど)に限り通話無料です。
- ※4 通話料無料で通話するためには、ホワイトコール24(無料)へのお申し込みが必要です。
工事不要で電話番号がそのまま使える固定電話を導入する
携帯電話の電波を利用した固定電話なら、工事不要で導入でき、電話番号もそのまま引き継ぎできます。
「おうちのでんわ」は、アナログ回線を使用せず、携帯電話の電波を利用して電話がかけられるサービスです。でんわユニットと電話機の接続と、でんわユニット・電話機のコンセントへの接続だけで設置が可能です。立ち会いのもと行われる工事は必要ありません。こうした気軽にほかの固定電話サービスに切り替えられるサービスを知っていると、固定電話も無理なく使い続けやすいはずです。
でんわユニットは別途購入する必要があります。でんわユニットは現金販売価格(割賦販売価格)で17,050円(税込)です。割賦購入(36回分割払い)の場合、月額料金474円(税込)ですが、月月割(※)を適用することで実質無料となります。
- 36回分割払いで月月割を適用すると1回目から35回目まで474円(税込)割引、36回目のみ460円(税込)割引となります。基本料金から割引となり、でんわユニット商品代金は割引されません。
営業や詐欺の電話はオプションで対策する
固定電話への営業や詐欺の電話は、着信拒否が設定できるサービスの利用が有効です。同じ相手から繰り返し電話があったときに、着信を拒否できます。
ソフトバンクのおうちのでんわでも「着信お断りサービス(税込220円/月)」があります。迷惑電話を受けた直後に、電話機から登録操作を行うことで、以後、同じ電話番号からの着信を拒否できるサービスです。
非通知の着信にも、こちらのサービスで対応が可能です。登録した相手には「着信お断りメッセージ」を通知できます。
また、非通知で電話をかけてきた相手に対し、電話番号を通知してかけなおすよう「メッセージ」にて応答し、着信を規制する「番号通知リクエストサービス(税込220円/月)」もあります。
部屋をすっきりさせるならアナログ回線のない固定電話を導入する
固定電話を設置しても部屋の中をすっきりと見せたいと考えているなら、アナログ回線なしで使えるタイプの固定電話がお勧めです。「おうちのでんわ」は、電源があれば家中どこでも設置することができます。アナログ回線の電話線がなくなるだけでなく、設置場所の選択肢も広がるので、設置場所を工夫して部屋の中をすっきり見せやすくなるでしょう。
▼おうちのでんわのでんわユニット
サイズ(W×D×H) | 102.9×102.9×49.5mm |
重さ | 約225g |
通信方式 | 4G(FDD-LTE):900MHz/2.1GHz |
消費電力(※) | 最大:3.1W |
電話ポート数 | 1 |
- お客さまのご利用状態により消費電力は変わります。
固定電話を引き続き使うなら「おうちのでんわ」がお勧め
固定電話を解約するメリットや注意点、固定電話の解約方法などを紹介しました。固定電話を解約するメリットとしては、固定費の節約、営業などの電話が減ること、部屋がすっきりすることなどが挙げられます。一方で、FAXが使えなくなる、連絡先の変更が必要になるなどの注意点もあります。
「解約のデメリットを考えると、できれば無理なく固定電話の契約を続けたい」と考えているなら、ソフトバンクの「おうちのでんわ」がお勧めです。
おうちのでんわはおトクな料金で、利用中の電話番号や電話機をそのまま使うことができます。FAX対応の電話機を利用している場合は、引き続きFAXの送受信も可能です。ただし、おうちのでんわでFAXを送信する場合は、送信先FAX番号の前に、毎回「0009」を入力する必要があります。
おうちのでんわは連絡先変更の手間がなく、工事の立ち会い不要で乗り換えもしやすいので、固定電話にかかる費用を抑えつつ利用を継続したい方はぜひ検討してみてください。
おうちのでんわへの申し込みは、ウェブ申し込み、電話での申し込み、全国のソフトバンクショップ、ワイモバイルショップでの申し込みなど、幅広く受け付けています。固定電話をおトクに使いたいと考えている方は、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
なお、SoftBank 光を導入している方は、光回線を利用した固定電話サービス「ホワイト光電話」が月額513円(税込)から利用できます。月額料金をとにかく安くしたい方にお勧めです。また、「だれとでも定額 for 光電話」プランなら1回10分以内の通話は月500回まで国内通話料無料になるため、電話をよくかける方もおトクに利用できるでしょう。
「番号表示サービス」や「着信お断りサービス」などのオプションサービスも充実しています。ぜひ検討してみてください。
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