ブロードバンドガイド

光回線とは?種類やメリット・デメリット、選び方など徹底解説!

光回線とは?種類やメリット・デメリット、選び方など徹底解説!

光回線は光ファイバーケーブルを使って通信を行うインターネット回線サービスです。インターネット回線サービスのなかでは安定した高速通信が可能です。

この記事では、光回線のメリットやデメリット、選び方などの基本情報を解説します。また、ほかのインターネット回線サービスとの違いやご利用までの流れも紹介しますので、光回線に検討されている方は参考にしてください。

動画も大容量データも快適!超高速!

SoftBank 光の詳細をみる

目次

光回線とは?

光回線とは「光ファイバーケーブル」と呼ばれる伝送路を利用してデータを送受信するインターネット回線のことです。電気信号を光に変えて情報を伝達するのでほかの固定回線(ケーブルテレビ回線など)よりも通信速度が速く、光ファイバーケーブルは送受信時の損失が少ないので、非常に高品質で安定した通信が可能です。

ただし、光回線は提供する事業者によって種類が異なるため、申し込みする前に確認が必要となります。

光回線の種類

光回線で有名なインターネット回線サービスはフレッツ光です。フレッツ光はNTT東日本/NTT西日本が提供する光回線サービスの商品名です。

なお、光回線はNTT東日本/NTT西日本以外の事業者も提供しており、次のような種類があります。

種類 概要
フレッツ光 NTT東日本/NTT西日本が提供する通信網を利用する光回線
提供エリアが日本全国と広い
光コラボレーション 事業者がフレッツ光の通信網を卸している光回線
提供エリアはフレッツ光と同じで、回線事業者とプロバイダーのセットで契約となる
独自回線 自社で通信網を提供している光回線
電力系回線 電力会社のグループ企業が通信網を提供する光回線
地域によって提供サービスが異なる

光回線を提供する事業者によって、月額使用料やサービス内容、提供エリアなどが異なります。光回線を選ぶときは、料金や特典などを比較して、自分にあった光回線サービスと契約するとよいでしょう。

光回線のメリット

光回線のメリット

光回線は、通信速度や回線の安定性においてほかの回線より優れています。以下では、光回線のメリットを解説します。

通信速度が速い

光回線の最大のメリットは、通信速度が速いことです。アナログ電話回線を流用しているADSL回線の通信速度よりも、光回線は単純計算で20倍以上の通信速度を実現できます。例えば、「SoftBank 光」の通信速度は最大10Gbps(※)です。

通信速度が速いほどインターネットを快適に利用できるので、現在の通信速度に不満がある方は乗り換えを検討してみましょう。

  • 最大10Gbpsとは技術規格上の最大値です。ご利用のパソコンなどの機器やネットワーク機器の性能、その他利用環境、回線の混雑状況などにより大きく異なります。

回線が安定している

光回線はADSLに比べて伝送損失が少ないため、回線が安定しています。伝送損失とは通信の伝送路に置ける信号の劣化比率を指しており、ADSLは伝送損失が高いため、通信の遅延や断続的な切断などのトラブルが起きやすいです。

一方、光回線の光ファイバーケーブルは伝送損失が少ないため、通信が不安定になりにくいメリットがあります。

データ通信容量が無制限

光回線はデータ通信容量が無制限のサービスが多いです。データ通信容量とは、インターネット回線で送受信できるデータの容量のことで、インターネットを利用して動画を視聴したり、ゲームをダウンロードしたりするときに消費されます。

スマートフォンだと毎月利用できるデータ通信容量の上限がプランによって決まっている場合もあり、上限に達すると速度制限が発生してインターネットが使いづらくなります。しかし、光回線はデータ通信容量が無制限の料金プランが多く、SoftBank光のように使い放題となっています。

アンテナがなくてもテレビ視聴が可能

光回線は放送事業者が衛星から受信したテレビ電波を光ファイバーケーブルで通信できるので、アンテナがなくても地上波のテレビが視聴できます。

例えば、ソフトバンクが提供する「ソフトバンク光テレビ」は、アンテナを設置せずにデジタルテレビでBSデジタル放送を全チャンネル視聴可能です。光ファイバーケーブルによる通信なので、雨や雷などの悪天候でも映像が乱れにくく、クリアな映像を体験できます。

ただし、ソフトバンク光テレビはスカパーJSAT(株)の提供する放送サービス「テレビ視聴サービス」と同時契約し、視聴には地上デジタル/BS デジタル対応テレビまたはチューナーが必要です。

光電話サービスが利用できる

光回線に加入すると、光回線を利用した光電話サービスを利用できます。光電話サービスとは、IP(インターネットプロトコル)を利用した電話サービスのことで、光回線を通じて電話をかけることが可能です。

アナログ回線の「加入電話」と違い、電話加入権(設置負担金)を購入する必要がなく、通話料金が全国一律で同じなので、一般的な固定電話よりも通話料金を抑えることができます。

ただし、光電話サービスは光回線のオプション契約であることが多いです。例えばソフトバンクの「ホワイト光電話」に加入するなら、「SoftBank 光」や「Yahoo!BB 光 with フレッツ光」に加入する必要があります。

光回線のデメリット

光回線にはメリットもある一方、デメリットも存在します。以下では、申し込み前に確認しておきたい光回線の注意点を解説します。

状況によっては回線工事が必要

光回線は固定回線導入のための工事が必要です。工事費用がかかり、工事の立ち合いを求められるので、事業者と相談してスケジュールの調整をします。タイミングによっては混雑しているので、工事までに時間がかかることがあります。

なお、集合住宅だとすでに光回線の工事が完了していることがあります。室内に光ファイバーケーブルと通信機器を接続するための光コンセントが設置されていれば、工事をせずに光回線に申し込みができるので、大家や管理会社に確認を取ってみましょう。

据え置きで持ち運びは不可

光回線で利用するONU(光回線終端装置)は据え置きで使用する機器です。ONUとは、光信号とデジタル信号間の変換を行う機器で、光回線を使ってインターネットにつなげるために必要となります。

ONUはコンセントから給電し、光コンセントとケーブルでつながっています。そのため持ち運びはできず、基本的に自宅やオフィスなど固定の場所でしか利用できません。

解約時に契約解除料がかかる場合がある

光回線を解約するときに、契約解除料がかかることがあります。例えば、SoftBank光はプランごとに契約期間が決まっており、契約解除料不要期間以外で解約する場合は契約解除料がかかります。

光回線の契約解除料に関するルールはインターネット回線サービスによって異なるため、解約を考えている方はしっかりと確認しましょう。

光回線以外のインターネット回線サービス

インターネット回線サービスは光回線のような物理的な回線引く固定回線と、無線通信でつながっているモバイル回線に分かれています。光回線以外のインターネット回線サービスの特徴を順番に解説します。

ADSL回線

ADSL回線は、固定電話のアナログ回線を利用してインターネットにつなげる固定回線です。

2000年代に利用者数を伸ばしていましたが、光回線や光コラボレーションの登場、モバイル回線の普及によりユーザー数を減らしています。また、ADSL回線に利用しているアナログ回線も老朽化しているため、サービス提供の終了が決まっています。

ADSL回線と光回線の違い

ADSL回線と光回線はどちらも物理的な回線を引く固定回線ですが、利用している回線の種類が異なります。ADSL回線は固定電話のアナログ回線(メタル回線)を利用しており、光回線は光ファイバーケーブルを利用しています。

ADSL回線は伝送損失が高いため、通信が不安定になりやすいデメリットがあります。一方、光回線は距離による影響を受けず、安定して高速通信が可能です。

ケーブルテレビ回線

ケーブルテレビ回線とは、ケーブルテレビ局が提供している固定回線です。テレビの放送用データを通信するケーブルでインターネットに接続できます。つまり、ケーブルテレビ回線では、インターネットだけでなく、地上デジタル放送やBSなどもセットで契約可能です。

ケーブルテレビ回線と光回線の違い

ケーブルテレビ回線はインターネットとテレビ、固定電話、電力などのサービスをまとめて提供しており、まとめて契約すると毎月の支払いがおトクになります。ただし、通信速度は光回線のほうが速い傾向にあり、インターネットだけの契約で光回線と比べると割高になることが多いです。

モバイル回線

モバイル回線は、光回線やADSL回線のような固定回線と違い、無線通信でインターネットを利用できるインターネット回線サービスです。固定回線のように工事をする必要がありません。

モバイル回線を利用するためには、ホームルーターやモバイルWi-Fiルーターなどが必要です。ホームルーターとモバイルWi-Fiルーターの特徴を順番に解説します。

ホームルーター

ホームルーターは、モバイル回線を使ってインターネット通信を行う据え置き型のルーターです。電源供給はコンセントから行い、スマートフォンやパソコンとつなげれば、あっという間に自宅にインターネット環境を構築できます。

例えば、ソフトバンクの「SoftBank Air」はコンセントに挿すだけですぐにWi-Fiが使えます。5G回線に対応している「Airターミナル5」「Airターミナル6」は高速通信が可能なので、自宅でインターネットを楽しみたい方や、リモートワークを行う方にお勧めです。

SoftBank Airの詳細をみる

モバイルWi-Fiルーター

モバイルWi-Fiルーターはモバイル回線でインターネット通信を行う小型で軽量なルーターです。ホームルーターが据え置き型なのに対して、モバイルWi-Fiルーターは手のひらサイズなので持ち運びがしやすく、仕事や旅行などさまざまなシーンで役立ちます。

光回線の選び方

光回線を選ぶ際には、接続方法や料金で選ぶ方法があります。以下で詳しく解説します。

接続方式で選ぶ

光回線は高速通信が可能ですが、従来の接続方式である「IPv4 PPPoE方式」だと利用者が多くなるほど通信速度が遅くなる傾向があります。そのため、光回線を選ぶときは、通信速度が低下しにくい「IPv6 IpoE方式」を利用できる光回線を選ぶと快適に使用できるでしょう。

種類 概要
PPPoE方式 従来の接続方式
ネットワーク終端装置を通過するため、利用者が多くなるほど通信速度が遅くなる
IPoE方式 新しい接続方式
ネットワーク終端装置を通過せず、直接インターネットに接続できるため、混雑を避けることができる

「IPv6 IpoE方式」は、ネットワーク終端装置を通過せず、通信容量の大きいゲートウェイルーターを経由して、直接インターネットに接続します。ネットワークが混雑しやすい個所を回避でき、通信速度が低下しにくい傾向にあります。

なお、IPoE方式を利用するためにはIPv6に対応している回線事業者やプロバイダーに申し込む必要があります。SoftBank 光は「IPv6 IpoE方式」に対応しているため、混雑しやすい時間帯でも通信速度を安定させたい方は検討してみましょう。

料金で選ぶ

光回線は提供する事業者や料金プランによって月額使用料や工事費などが異なります。基本的に通信速度に大きな違いはないため、通信費を節約したい方は、月額使用料や工事費などが安い光回線を選ぶようにするとよいです。

割引や特典、キャンペーンで選ぶ

光回線を提供する事業者によって割引や特典、キャンペーンなどが異なります。例えば、ソフトバンクが提供する「SoftBank 光」では、家族みんなのスマートフォンの通信費が割引になる「おうち割 光セット」があります。

「SoftBank 光」とソフトバンク、ワイモバイルのスマートフォンをセットで利用すると、対象プランの場合、「おうち割 光セット」もしくは「おうち割 光セット(A)」に加入することができ、加入すると毎月のスマートフォンの通信料が割引されるのでおトクです。

光回線を選ぶときは、自分や家族にとっておトクな割引や特典があるか確認しましょう。

光回線のご利用までの流れ

光回線のご利用までの流れは以下のとおりです。

  • 回線事業者を決める
  • プロバイダーを決める
  • 申し込みする
  • 回線工事を行う
  • 設定を行う

順番に解説します。

回線事業者を決める

回線事業者とは、インターネットに接続するための回線を提供している会社のことです。例えば、光回線の場合はNTT東日本やNTT西日本、光コラボレーション事業者、電力会社、ケーブルテレビ会社などが該当します。回線業者ごとに月額使用料や割引、特典、キャンペーンなどが異なるので、自分にあっている回線事業者を選ぶとよいでしょう。

光コラボレーションとは?

光コラボレーションとは、NTT東日本/NTT西日本から光回線を卸している事業者や、事業者が提供している光回線のことを指します。後述のプロバイダーとセットになっているので、回線事業者とプロバイダーを一緒に契約できます。なお、SoftBank 光も光コラボレーションに該当します。

プロバイダーを決める

プロバイダーとは、回線をインターネットとつなげる事業者のことです。自宅に光回線を引いても、スマートフォンやパソコンでインターネットを利用するには、プロバイダーと契約して光回線とインターネットをつなげる必要があります。

プロバイダーごとに回線の安定性や速度、料金、特典が異なるので、選ぶときはしっかりと比較しましょう。

なお、SoftBank 光のような光コラボレーションサービスに申し込めば、回線事業者とプロバイダーがセットになっているので申し込みの手間が省けます。

申し込みする

回線事業者とプロバイダー、あるいは光コラボレーション事業者を決めたら申し込みをします。なお、SoftBank 光の場合は、インターネットや電話で申し込みが可能となっています。申し込みの際には本人確認書類が求められるため、何が必要か確認しておきましょう。

回線工事を行う

自宅に光回線がない場合は、回線工事が必要となります。光ファイバーケーブルを宅内に引き込むため、立ち合いを求められるので、事業者側と相談して宅内工事の日程を決めましょう。なお、集合住宅の場合は、事前に大家か管理会社に話をしておくとよいです。

設定を行う

回線工事が終了後、宅内機器の設定をユーザーが行います。SoftBank 光の場合は、らくらく配線ツールの案内に従えばかんたんに設定できます。分からない場合でも有償の光セットアップサポートがあるので、パソコンやスマートフォンに不慣れな方でも安心です。

光回線なら「SoftBank 光」がお勧め

光回線サービスを検討しているなら、「SoftBank 光」がお勧めです。光コラボレーションのため、「SoftBank 光」に申し込めば回線事業者とプロバイダーがセットで契約できます。

通信速度が最大10Gbps(※)なので、高画質な動画の使用やオンラインゲームもストレスなく、快適に楽しむことができます。

「SoftBank 光」が開通するまでは無料Wi-Fiレンタルサービスも利用できるため、光回線を考えている方は、「SoftBank 光」の検討をお勧めします。

  • 最大10Gbpsとは技術規格上の最大値です。ご利用のパソコンなどの機器やネットワーク機器の性能、その他利用環境、回線の混雑状況などにより大きく異なります。

SoftBank 光の詳細をみる

光回線は自宅で快適かつ高速にインターネットを使いたい方にお勧め

光回線は光ファイバーケーブルを利用してデータを送受信するインターネット回線です。通信速度が速く、回線が安定しているのでストレスなくインターネットを楽しみたい方にお勧めです。

自宅で快適かつ高速なインターネット環境を楽しみたい方は、「SoftBank 光」をチェックしてみましょう。

SoftBank 光の詳細をみる

  • Wi-FiはWi-Fi Allianceの登録商標または商標です。

あわせて読みたい記事

ブロードバンドガイド
目次へ

×