電波を届けるための無線基地局は、ソフトバンクの通信事業の基盤とも言える存在です。私自身、電波が届かなかった故郷で携帯電話が使えるようになった喜びに触れた経験があり、「当たり前」をより多くの人々に届ける仕事がしたいと考え、基地局保全の部署を希望しました。基地局の保全の仕事は想像以上に大変なことばかりで、ネットワークに問題が起これば即座に対応しますが、問題を解決して感謝の言葉をいただいたときには、全てが報われる気持ちでした。
私は入社3年目の頃に基地局の法定点検を担当し、社内部門との調整や業者の工程管理を行ったのですが、年間で10,000局もの基地局の点検を行うため、その管理はきわめて複雑です。それほどの重責を若手社員に任せてくれるというのは、非常にソフトバンクらしい話だと思います。
- 石川 健太
- Kenta Ishikawa
電波を届ける基地局を
システム化でさらなる高みへ
- 石川 健太 ネットワークエンジニア ネットワークエンジニア
- [ 2013年度新卒入社 ]
- [ 2013年度新卒入社 ]
大学では経営システム工学を選考し、統計学やプログラミング、経営などを学ぶ。鉄道会社から通信会社まで、広義の「インフラ」に関わる会社を志望し、ソフトバンクの経営理念に共感して入社を決める。入社後は無線基地局の保全に携わり、2018年にエリア企画部に異動してネットワーク構築の企画/推進などを担当する。
キャリアサマリー
- 2013年
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基地局保全課
新卒での入社後、無線基地局の保全を行う部門に配属され、基地局の基礎を教わる。2年目以降は独り立ちして基地局の保全に対応。4年目には花火大会などのイベントにおいて通信が混雑しないための対策として、移動無線車の設置の取りまとめを行うなど、基地局に関わる幅広い業務を経験した。
- 2018年
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エリア企画部
基地局保全の経験を生かせる舞台として、全国の基地局を対象としたネットワーク構築の企画部門に異動。システム化による業務効率化や標準化を担当する他、国内で開催される大規模イベントの電波対策の社内窓口として組織委員会とのやりとりや、基地局の新設・増設の実行判定も担当している。
電波を届ける基地局を
システム化でさらなる高みへ
基地局保全の経験を経て、現在は主にネットワーク構築の企画/推進を担当しています。いわば基地局の建設/保全部門を取りまとめる立場であり、システム化による業務の効率化や、業務フローの平準化・集約が主な業務となります。具体的には、今まで手入力していた作業の自動化などが業務の内容になるのですが、こうした業務の効率化は特に災害時に大きな価値を発揮します。
私自身も基地局の保全部門にいた頃に経験がありますが、大型の台風や大雪によって基地局設備に被害が及んだときには泊まり込みで監視を行ったり、経営層に対して現場の被害状況を報告したりします。その後の復旧作業は一刻を争う仕事ですが、必要な物品は膨大な数になり、管理が非常に煩雑です。そこで今、私たちが取り組んでいるのは、復旧作業で必要な物品にRFIDタグを貼付し、システム上で管理するツールの開発です。徹底したシステム化により、人の手を介する作業を減らすことができれば、業務の効率化が進みます。
今、私が取り組んでいる業務の効率化は、全国の無線基地局の建設/保全業務に影響を及ぶす業務です。そのため、私は若手でありながら全国の拠点の責任者と直接コミュニケーションを取り、将来像を語る機会が多いのですが、「それが実現できたらすごいことだ」「よくそこまで考えた」といった評価の声をもらえることもあり、大きな励みになっています。改めて、ソフトバンクは若手にチャンスを与えてくれる会社だと感じているところです。
基地局の保全の経験を生かしながら、業務効率化のアイデアを形にできる仕事は非常にやりがいがあり、企画を上司に提案する際にも、意思決定が早く、驚くようなスピードで承認されるため、私自身も積極的にやりたいことを発信できるようになりました。通信という「当たり前」を支えたいという気持ちは今も変わっていません。
1日の流れ
出社、メールチェック
開発中のシステムの仕様についてミーティングで確認
ランチ
資料作成
基地局の新設・増設の実行判定
次期プロジェクトの概要説明ミーティング
資料作成
退社
メッセージ
ソフトバンクは、自分のやりたいことを発信できる会社です。そのための環境も整えられているため、自分の目標やビジョンを持っている人には最適な会社だと思います。やる気に満ち溢れている方は、ぜひチャレンジしてください。※2021年1月時点の情報です。