ショートタイムテレワーク
ショートタイムテレワーク
とは
ショートタイムテレワークは、従来のテレワークやクラウドソーシングなどと異なり、パソコンやスマートフォン、タブレットなどのICT機器を活用し、自宅や自宅近隣のコワーキングスペースで、週8時間程度の短時間勤務を行う、時間や場所に縛られない新しい雇用・就労形態です。ウェブカメラなどをお互いに常時接続するなどICTの利点を最大限に活用することで、在宅や決められた場所からであってもオフィスやテレワークで働くメンバーとリアルタイムにコミュニケーションを取ることができ、共に働く環境を実現します。
この仕組みは、当社CSR施策の重点領域である「次世代育成」「多様な社会への対応」の取り組みの一環として、2015年に開始した「ショートタイムワーク制度」の超短時間雇用の考え方に加え、ICTを駆使することで場所を問わない柔軟な働き方を組み合わせてできたものです。
目的
人材、企業、地域の活性化に
ショートタイムテレワークで雇用を創出することで、さまざまな人が社会参加の機会を得られ、企業は人材不足の解消につながり、地域は「より豊かな街づくり」が実現するといった、持続可能な経済社会の循環が生まれます。
多様な人材が輝く新しい働き方を
ショートタイムテレワークは通勤が実質不要で“短時間”による勤務が可能となるため、生活への負担を最小限にとどめられます。例えば出産・育児、介護などを理由に仕事との両立を諦めていた女性たちが、再び社会とのつながりを持ち、働くことの実現ができます。
実施の流れ
週8時間程度の短時間勤務で「職務定義を明確にし業務を細分化、共有(ワークシェア)する」考え方の下、業務担当者は雇用された働き手(ショートタイムテレワーカー)に業務を依頼します。
就労時は、ワーカーと業務担当者がお互いにウェブカメラを常時接続しその他タブレットなどICT機器を通じてコミュニケーションを取りながら業務を行う「スマートリンクワーク」を採用しており、テレワークの課題と言われるコミュニケーション不足の問題を解消します。








導入事例
横浜市(神奈川県)
2019年3〜8月までの6カ月間、ヨコハマSDGsデザインセンターを中心とした横浜市とソフトバンクは共同で「ショートタイムテレワーク」の実証実験を行いました。本実験では当社CSR部に6名のショートタイムテレワーカーを採用し、業務を行いました。
「SDGs 未来都市・横浜市」の実現に向けた汐見台地区「ショートタイムテレワーク」実証実験報告書(PDF形式:2.05MB/38ページ)
ショートタイムテレワーカーの声
- ウェブカメラの常時接続による業務担当者のフォローがあったので孤立感なく勤務ができ、やりがいを持つことができました。
- タブレットなどICT機器を通じて常にコミュニケーションを取ることができる「スマートリンクワーク」によって、一緒に仕事をしている気持ちが持て安心感がありました。
- 自分の生活スタイルの中で無理なく仕事ができるので理想的です。
- 家事や育児に無理のない範囲で働くことができ、かつ生活にメリハリがついたことで、生活全般の満足度が非常に上がりました。
ショートタイムテレワーク
ガイドブック
の配布について
「ショートタイムテレワーク」の導入を希望・検討される自治体さまと企業さま向けにガイドブックを配布しています。希望の場合は以下のフォームよりお申し込みください。
ガイドブックの内容について
- ショートタイムテレワークについて
- 事例:横浜市磯子区汐見台地区トライアル
- ショートタイムテレワークの目指す姿
- 導入検討(自治体編・企業編)
- 募集・採用・雇用
- コミュニケーションツールの整備
ショートタイムテレワークの概念や事例をまとめたリーフレットを公開しています。