社会貢献活動

社会貢献活動
社会貢献活動

基本的な考え方

情報革命をけん引する企業として、当社の強みであるテクノロジーを活用して社会に貢献する活動を推進しています。
地域コミュニティなど社会に対して企業が貢献することは、GRIスタンダードの33のイシューに定められているように、企業の持続可能な成長につながるとともに、社員のモチベーション向上やリーダーシップ開発などの社員の意識向上においても必要な要素と考えています。

当社はサステナビリティ基本方針に基づいて、持続可能な社会づくりのために「情報化社会の推進」「次世代育成」「多様な社会への対応」「環境・資源対策」「災害対策・復興支援」の五つを、社会貢献活動の注力テーマとしています。これらの注力テーマは、当社の経営理念「情報革命で人々を幸せに」ならびに成長戦略である「Beyond Carrier」の考え方と連動しており、社会貢献活動から得られた知見や社会とのつながりが、事業活動のさらなるレベルアップにつながることが期待されます。

基本的な考え方

社会貢献活動は、事業やサービスを提供しているお客さまだけでなく、さまざまなステークホルダーの現在および将来の期待に応え、当社の企業価値および社会価値を高めていく役割があるものと考えています。
地域社会の皆さまをはじめとするステークホルダーとの対話を重ねながら、誰もが便利で快適な生活を享受できる社会づくりのために真摯に社会課題の解決に取り組み、持続可能な社会の実現への貢献を目指します。

注力テーマ

サステナビリティ基本方針に基づき、持続可能な社会づくりのために「情報化社会の推進」「次世代育成」「多様な社会への対応」「環境・資源対策」「災害対策・復興支援」の5つを社会貢献活動の注力テーマとしています。

社会貢献活動の注力テーマそれぞれに対してKPIを設定し、目標達成に向けて取り組むことで社会貢献活動の推進を図っています。


情報化社会の推進

情報化社会の推進 情報化社会の推進

世界中の人々がインターネットにアクセスできる平等な世界をつくりたい。最新のICTに触れる機会を提供し、みんなが挑戦できる環境を作りたい。情報技術を活用し、誰もが、どこにいても、快適で自由な生活が送れる社会を目指します。

2023年度 2024年度
KPI スマホ教室開催数:90万回 スマホ教室開催数:100万回
実績 99.8万回

デジタルデバイドへの対応

住んでいる地域や環境に関係なく、さまざまな情報へ自由にアクセスできる社会を目指しています。

健康・医療サポート

最先端の医療ケア、病気の早期発見・予防医療など、健康を維持することができる環境づくりに貢献します。

地域・団体への支援

地域を超えて共に助け合い、支え合う社会を実現するため、ICTを活用した取り組みを行っています。

安心安全への配慮

誰もが安心・安全にスマートフォンやインターネットを使用できるサービスの提供に取り組んでいます。


次世代育成

次世代育成 次世代育成

最先端技術に触れる経験を通じて、自ら考え行動し、夢を切り開く大人になってほしい。未来の社会を担う子どもたちのために、いま私たちができることは何だろう。
居住地域や環境に関わらず、等しく最新のテクノロジーに接する機会を提供すること。子どもたちが夢に向かって挑戦する未来と、子育てしやすい社会の実現に貢献します。

2023年度 2024年度
KPI 特別支援教育支援校数:750校 未来を育む次世代育成に貢献する活動推進
実績 790校

教育・子育て支援

子どもたちがさまざまな経験を通して成長できるよう、社会全体で子育てを行う環境づくりに取り組んでいます。


多様な社会への対応

多様な社会への対応 多様な社会への対応

シニア世代が快適に過ごすために情報技術でサポートできないか。
AIやスマートロボットで、介護や生活に不安を抱える人々を支えたい。
私たちが持つ、情報技術の強みを生かしながら、一人一人がいつまでも自分らしく生活できる環境づくりを目指します。

2023年度 2024年度
KPI 障がい者支援など多様な社会づくりへの支援や賛同を行う団体との連携数:365団体 NPO団体等連携数:1,000団体維持
実績 365団体

シニア世代への取り組み

シニア世代の方々が地域社会と直接的・間接的につながりを持ち続けられる社会づくりを目指しています。

ダイバーシティの推進

従業員が能力を存分に発揮できる環境を整え、意見を出し合いながら革新を生み出せる組織づくりを行なっています。

障がいへの理解

障がいのある方をサポートするサービスの提供や社会参加を支援するための環境づくりに取り組んでいます。


災害対策・復興支援

災害対策・復興支援 災害対策・復興支援

いつ発生するか分からない大規模災害。
安心や安全を届けるために、私たちの力や最新のテクノロジーをもっと活用できないか。災害による悲しみを少しでも減らしたい。
私たちは、万が一の災害に備えた対策に取り組むとともに、被害を受けられた皆さまへの支援を行っています。

2023年度 2024年度
KPI 災害応急/復旧機材の維持・強化
  • 移動基地局車/可搬型移動基地局:200台以上維持
  • 移動電源車配備台数:80台以上維持
  • 可搬型衛星アンテナ:200台以上維持
  • 災害復旧に関わる対外機関との連携強化
災害応急・復旧機材の維持・強化:
災害復旧に関わる対外機関との連携強化
実績
  • 移動基地局車/可搬型移動基地局:200台
  • 移動電源車配備台数:91台
  • 可搬型衛星アンテナ:282台
  • 対外機関と災害協定締結

防災・減災への取り組み

AIやICTを活用し、災害情報の迅速な集約・伝達を行い、防災対策や減災対策に取り組んでいます。

復旧への取り組み

災害発生時の一刻も早い通信設備の復旧と、初期支援や避難所の環境整備など迅速なサポートを行なっています。

復興支援への取り組み

被災地に寄り添いながら、最新のテクノロジーを活用することで1日でも早い復興を支援しています。

災害時の支援活動・実績

支援活動の実施状況や、募金活動の実績などをご報告します。


環境・資源対策

環境・資源対策 環境・資源対策

私たちの事業活動による環境への影響を最小限にするにはどうしたらいいだろう。情報革命を牽引する企業グループとして、環境と調和する社会の実現に貢献したい。
地球の価値を損なうことなく、より豊かなものにして次世代に残していくこと。先進的なテクノロジーを用いて、新しいエネルギーの活用や環境保全に取り組みます。

2023年度 2024年度
KPI 使用済み携帯電話リユース/リサイクル回収台数:1,200万台(2020年度~2025年度合計)
実績 986万台

サンゴの保全活動

海洋環境保全の取り組みとして、海に住む生き物たちにすみかを与えるなど生態系に大きな役割を持つサンゴを守り、未来につないでいく活動を行っています。

社員による植樹活動

社員を対象に「夏休み親子自然塾」を開催。ゴルフ場跡地に植樹を行い、元の森に返す活動などを行っています。また、自然保護地域などへ設置した基地局面積以上の森林保全活動などを行っています。

ケータイリサイクルの取り組み

携帯電話事業者、メーカーを問わず、使用済み携帯電話の本体、電池パック、充電器類などを回収し、リサイクルしています。

リサイクル啓発活動

自治体などと協働し、ケータイリサイクルの大切さを学ぶ環境教室「りさ育る(りさいくる)」を開催しています。

推進体制

当社のCSR本部が、当社および当社グループ全体のCSR活動における基本方針・注力テーマを策定し、当社のグループ全体に共有しています。当社グループ各社は、それぞれCSR部門またはCSR担当者を設置し、各社の事業や特性に合わせて、独自の活動を推進する体制を構築しています。
当社グループ全体の活動実績および当該年度の活動計画を把握するため、CSRグループ連絡会の開催などを通じて、定期的に情報交換を行っています。また、当社のCSR活動の実績や状況は、経営層にフィードバックし、経営層の意見も踏まえて、効果的な社会貢献活動を行っています。

社会貢献活動費データ

項目 社会貢献活動費
(単位:百万円)
備考
2022
年度
2023
年度
現金による寄付 127.9 116.4 団体への寄付など
現物による寄付 3,103.0 1,251.3 災害時の端末無償提供など
時間による寄付 2,551.8 2,941.0 社会貢献活動時間の金銭換算額など
管理経費 721.4 658.9
┗(内)社会貢献活動の取り組み 350.3 246.5
┗(内)環境施策費用 371.1 412.4 リサイクル諸経費用など
[注]
  • 金銭価値に換算

社会に与える影響
およびインパクトの算出

当社は、社会貢献活動のアウトカムや効果を把握するために各活動や施策が社会に与える影響について定量的な検証を行っています。