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柔軟な働き方を支援するショートタイムワークが「Zero Project Awards 2025」を受賞

柔軟な働き方を支援するショートタイムワークが「Zero Project Awards 2025」を受賞

Zero Projectは、「雇用」と「情報通信技術(ICT)」をテーマに、「Zero Project Awards 2025」受賞者を発表。ソフトバンク株式会社が東京大学先端科学技術研究センターと協力し取り組む「ショートタイムワーク」が受賞しました。

それぞれの特徴を組み合わせることで、組織全体がより良いチームに

「Zero Project」は、バリアのない世界を目指し、オーストリアのエスル財団が2008年に設立したイニシアチブです。国連障害者基本条約のさまざまな条項に関する研究や調査活動、レポートの発行、国際会議開催、課題解決に向けた組織とのパートナーシップやサポートなどを行っています。

「Zero Project Awards 2025」では、世界各地から350人以上の専門家が参加し、90カ国から寄せられた 522件のノミネート作品を審査。専門的知見にもとづいたピアレビューと、事実確認するための大規模で多段階に及ぶプロセスで評価を行い、最終的に45カ国から77の革新的なソリューションが選ばれています。

今回受賞した「ショートタイムワーク」は、障がい・介護・病気といったさまざまな事情を抱える人が週20時間未満で働ける仕組みです。地域や業界の垣根を超え、「ショートタイムワーク」という働き方を世の中に広めるため「ショートタイムワークアライアンス」を2018年に発足し、2024年12月現在、235の企業が参加しています。

それぞれの特徴を組み合わせることで、組織全体がより良いチームに

ソフトバンクの本社を訪れたRobin Tim Weis氏は、「『ショートタイムワーク』が評価された理由の1つ目として、ソフトバンク単独での取り組みではなく、東京大学先端科学技術研究センターのような学術的な専門機関との共同プロジェクトでエビデンスにもとづいたアプローチを行っていること。2つ目は、従業員の忠誠心と非常に厳格な制度を持つ日本独特の労働と雇用環境の中で、『ショートタイムワーク』が柔軟性をもたらしているということ。3つ目は、日本の大手企業であるソフトバンクが実践することで波及効果を生み出すという点です」と説明。

また「人にはそれぞれ強みがあり、スポーツを例にとっても、スピードやスキルはそれぞれ違う。全員が特定のポジションをやりたいと思う訳ではなく、自分が得意なポジションにつこうとします。役割分担を明確にすることで自分のスキルを発揮することができ、個々の要望を理解することでチームのベストを引き出すことができまる。同じように、障がい者のインクルージョンでは、仕事のやり方は1つではなく、いろいろな方法があることを理解してほしい。障がいのある方の意見にも耳を傾け、一緒に取り組むことで、より革新的で、よりレジリエントな未来につながると思っています」と障がい者を含むソーシャルインクルージョンの重要性について述べました。

ソフトバンクでは、今後もアライアンスのメンバーとともに、誰もがいきいきと暮らせる社会を目指し、障がいのある方をサポートするサービスの提供や社会参加を支援するための環境づくりに取り組んでいきます。

誰もが自分らしく活躍できる未来へ「ショートタイムワーク」

誰もが自分らしく活躍できる未来へ「ショートタイムワーク」

「ショートタイムワーク」は、週20時間未満の短時間から特定の職務を担当することで、就労環境を整え、企業や地域と「共に働く」を実現できるインクルーシブな働き方です。

ショートタイムワーク

(掲載日:2024年12月23日)
文:ソフトバンクニュース編集部