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光回線の工事は穴あけをする?必要になるケースや注意点などを紹介

光回線の工事は穴あけをする?必要になるケースや注意点などを紹介

光回線の工事で壁に穴をあける必要はあるのか、どんな内容の工事が実施されるのか、気になっている方もいるのではないでしょうか。

光回線の開通工事では、穴あけなしで光回線を引き込みできることも多いですが、建物の状況によっては壁に穴あけが必要となります。どんなケースで穴あけが必要なのかは、工事を実施する前に確認をしておきたいところです。この記事では、光回線の工事内容、工事で穴あけが必要なケース、工事に関する注意点を紹介します。

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目次

光回線の工事内容と費用の目安

まずは、光回線の工事費用と工事内容を、簡単に確認しておきましょう。光回線の工事費用は、20,000~40,000円程度が目安です。支払いとしては「分割払い」が選択でき、支払い期間は1~5年程度です。分割払いを選んだ場合の毎月の負担額としては、700~1,700円程度となります。具体的な工事内容を、戸建て、集合住宅のそれぞれで紹介していきます。

戸建ての場合の工事内容

戸建てでは、電柱から建物の外壁への光ケーブルの引き込み、外壁から室内への光ケーブルの引き込みの順に工事が実施されます。室内への引き込みは、通常、電話用の配管を利用しておこなわれます。

なお、室内へ光ケーブルを引き込む際には、光コンセントが電源コンセントの付近などに設置されます。光コンセントと回線終端装置(ONU)をケーブルで接続して、工事は完了です。

回線終端装置は、インターネットを利用するために信号の変換をおこなう機器で、工事担当者によって設置されます。あとは、利用者自身で回線終端装置とルーターの接続、端末の接続設定を済ませれば、インターネットの利用を開始できます。

光回線導入済み集合住宅の場合の工事内容

集合住宅では多くの場合、電柱から集合住宅内の共用スペースに光ケーブルが引き込まれていて、光回線がすでに建物に導入済であることが多いです。この場合、光回線を契約したときの工事としては、共用スペースから各戸までの配線工事が必要です。各戸までの配線は、通常は電話用の配管を利用しておこなわれます。

室内へ光ケーブルを引き込む際には、光コンセントが壁に設置されます。光コンセントと回線終端装置を接続して工事は完了です。利用者自身で回線終端装置とルーターとの接続、ルーターへの端末の接続設定をすれば、インターネットの利用を開始できます。

光回線設備がない集合住宅の場合の工事内容

光回線設備がない集合住宅の場合には、電柱から共用スペースに光ケーブルを引き込むための工事が必要です。外壁へ留め具を打ち込んだり、壁に穴をあけたりすることもあり、工事は大掛かりなものとなります。管理会社や大家に相談して協力してもらうことが必要となります。

実際には、導入のための工事を実施してもらうことが難しいケースも多く、戸建てプランを契約して自室に直接光ケーブルを引き込む方法や、光回線以外のインターネット回線を利用する方法も含めて検討が必要になる場合もあります。

工事で穴あけが必要になるケース

実際に、光回線の工事で穴あけが必要になるケースについて見ていきましょう。穴あけが必要になるケースとしては、次の2つがあります。

  • 配管などから光ケーブルの引き込みができない場合
  • 外壁へ引き止め金具などを取り付ける場合

配管などから光ケーブルの引き込みができない場合

光ケーブルを室内へ引き込む際には、通常、電話用の配管が利用されます。ただし、以下のようなケースでは配管を利用した光ケーブルの引き込みはできません。

  • 配管に空きスペースがない
  • 配管がさびや土で詰まっている
  • 配管が曲がって取り付けられている

このような場合には、エアコン用の通気口(エアダクト)を利用して、室内へ引き込みが行われます。

電話用の配管も、エアダクトも利用できない場合には、建物の壁に穴あけが必要です。新規であけた穴を通じて室内へ光ケーブルが引き込まれます。なお、穴の直径は通常1㎝程度で、大きな穴をあけるわけではありません。

建物の壁に引き止め金具などを取り付ける場合

電柱から建物へ光ケーブルを引き込む際に、配線固定のために外壁に引き止め金具を取り付ける場合があります。外壁へ金具をビス留めする際には、数か所に穴あけがおこなわれます。

また、エアコンダクトや既存または新規の穴から引き込んだ場合、光コンセントとしては「光ローゼット」と呼ばれる分離型タイプのものが設置されます。光ローゼットは、電源コンセントの付近などの壁に取り付けされ、設置の際には室内の外壁へビス留めが必要です。こちらも数か所に穴あけをすることとなります。

光回線の立ち会い工事が不要になるケース

光回線の立ち会い工事が不要になるケース

以下の3つのケースにおいては、光回線の利用を始める際に、自宅での工事が不要となります。この場合は、壁へ穴あけがあるか心配する必要はありません。工事が不要になるケースについて、それぞれ見ていきましょう。

  • 光コラボレーション間の事業者変更の場合
  • フレッツ光から光コラボレーションへの転用の場合
  • 光コンセントがすでに室内にある場合

以下で各ケースの詳細を解説していきます。

光コラボレーション間の事業者変更の場合

NTT東日本/NTT西日本からフレッツ光回線の提供を受けて、自社の独自サービスと組み合わせて提供される光回線サービスを光コラボレーションといいます。光コラボレーションのサービス間での乗り換えの場合、使用中のフレッツ光回線がそのまま使えるので、新たに工事は必要ありません。「事業者変更」と呼ばれる手続きのみで簡単に乗り換えできます。

フレッツ光から光コラボレーションへの転用の場合

フレッツ光から光コラボレーションへの乗り換えも、使用中のフレッツ光回線がそのまま使えるので、新たに工事は必要ありません。こちらも「転用」と呼ばれる手続きのみで、簡単に乗り換えできます。

光コンセントがすでに室内にある場合

光コンセントが室内にすでに設置されている場合は、NTT局内での工事のみとなり、立ち会いの必要な自宅での工事が不要になる可能性があります。コンセントの近くなどに光コンセントが設置されていないか、確認してみましょう。

光回線の工事に関する注意点

光回線の工事の際に、特に押さえておきたい注意点として、以下の3つがあります。それぞれ確認していきましょう。

  • 光回線の工事は大家や管理会社に許可をとる
  • 派遣工事をする場合には立ち会いが必要になる
  • 退去する際には撤去工事が必要になる場合もある

光回線の工事は大家や管理会社に許可をとる

光回線の工事では建物の壁に穴あけが必要なケースもあります。賃貸物件で工事を実施する際には、事前に大家や管理会社に許可をとりましょう。許可なく工事を行うと、退去費用が高額になったり、トラブルの原因になったりする可能性もあるので、十分に注意が必要です。

派遣工事をする場合には立ち会いが必要になる

事業者変更、転用、光コンセントが設置済みといった工事不要のケースに該当しない場合は、開通工事が必要です。工事当日は立ち会いが必要となります。なお立ち会いは、契約者以外でも可能な場合もあります。代役をたてたいときは、契約先の光回線の公式サイトなどを確認し、契約者以外の立ち会いの可否を確認しておきましょう。

退去する際には撤去工事が必要になる場合もある

賃貸では引っ越しで退去する際に、原状回復のために撤去工事が必要になる場合があります。退去の際に撤去工事が必要か不要かについては、管理会社や大家の意向などによっても異なり、相談をするとそのまま光回線を残しておいてよいといわれることもあります。まずは、管理会社や大家の方に相談をしてみるとよいでしょう。

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  • ※1 最大10 Gbpsは技術規格上の最大値です。ご利用のパソコン等の機器やネットワーク機器の性能、その他利用環境、回線の混雑状況などにより大きく異なります。

穴あけが必要なケースを理解して工事に関する不安を無くそう

電話の配管やエアダクトから光ケーブルの引き込みができない場合は、光ケーブルを室内へ引き込むために建物の壁に穴あけが必要です。また、光ケーブルの引き止め金具や光ローゼットをビス留めするために、壁に穴あけが必要な場合もあります。特に賃貸物件にお住まいの方は、事前に大家や管理会社に許可をとるようにしましょう。

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