目次
光回線が工事不要になるケースとは?
具体的な工事内容やお勧めのサービスを詳しく紹介
光回線
公開:2023年1月17日

光回線は固定回線(光ファイバーケーブル)を導入するための工事が必要です。ただし、住宅の状況によっては既に光ファイバーケーブルが導入されていることがあるので、工事不要で利用できるケースもあります。
この記事では、光回線が工事不要になるケースや、実際に行う工事内容などを詳しく解説します。
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SoftBank 光の詳細をみる光回線が工事不要になる場合とは?
光回線は光ファイバーケーブルを用いる固定回線です。そのため、固定回線導入のために工事が必要となりますが、次のようなケースでは工事不要で契約できます。
- 光コンセントの工事が完了している場合
- フレッツ光から光コラボレーションへ転用した場合
- 光コラボレーションの事業者変更を行った場合
光回線の工事が不要になるケースを順番に解説します。
光コンセントの工事が完了している場合
光コンセントとは、光ファイバーケーブルとONU(光回線終端装置)やホームゲートウェイの接続個所となる差込口のことです。
光コンセントが設置されているなら、光ファイバーケーブルを住居内まで引き込んでいるので、基本的には工事不要です。作業員を派遣しない無派遣工事となり、ユーザーが光信号とデジタル信号を変換してインターネットに接続するONUかホームゲートウェイを光コンセントにつなぐだけで光回線が利用できます。
たたし、光コンセントの設置がかなり前で光ファイバーケーブルが劣化していたり、マンション内の光ファイバーケーブルが撤去されていたりする場合は派遣工事が必要なので、事前に確認しましょう。
フレッツ光から光コラボレーションへ転用した場合
現時点でフレッツ光に加入しており、光コラボレーションに転用するなら回線工事は必要ありません。光コラボレーションとは、NTT東日本/NTT西日本から光回線を卸している事業者が提供する光回線のことです。
フレッツ光と光コラボレーションは同じ通信網を利用するので、転用(乗り換え)するときに回線工事は不要です。ただし、NTTのフレッツ光から光コラボレーションへ乗り換えるなら、「転用の手続き」や「転用承認番号」が必要となります。
光コラボレーションの事業者変更を行った場合
光コラボレーションから別の光コラボレーションへ乗り換える場合も、同じ通信網を利用するので回線工事は必要ありません。なお、光コラボレーション間の乗り換えは転用の手続きではなく、「事業者変更」の手続きを行います。
ただし、SoftBank 光・10ギガのように一部プランは転用や事業者変更での申し込みを受け付けていません。解約をしてから新規申込となり、回線工事が必要になるので注意しましょう。
光回線を利用するには基本的に工事が必要

原則として、光回線を利用するには光ファイバーケーブルを引き込む工事が必要です。そのため、下記のようなケースでは工事を行います。
- 現在どの光回線も利用していない
- 光コンセントがセットされていない
- フレッツ光・光コラボレーション以外のインターネット回線サービスを契約中
- 独自回線を契約したい・電力系光回線を契約したい
光回線を利用したことがない方は、住宅に光ファイバーケーブルを引き込む工事が必要です。また、集合住宅の場合は共有部分から室内までの工事が行われていないことがあるので、光ファイバーケーブルを室内に引き込み、光コンセントを設置します。
光回線はフレッツ光や光コラボレーション以外に、独自回線や電力系光回線などがあります。光ファイバーケーブルを導入していても、契約したいサービスと設置済みの光ファイバーケーブルが一致していなければ、契約したいサービスの工事が必要となります。
なお、マンションや賃貸アパートなどの集合住宅で既に別の光回線が導入されていると、管理人(オーナー)からの許可が降りないと、自身が契約したい光回線サービスの回線工事はできません。
また、光回線サービスの提供エリア外の場合も回線の工事を断られてしまうので、事前に確認をしておくことは重要です。
モバイル回線は工事不要ですぐにインターネットを利用できる
光回線の開通工事ができない場合は、モバイル回線の利用を検討してみましょう。モバイル回線とは、無線通信でインターネットを利用できる回線サービスのことです。機器の設置が完了すればすぐにインターネットにつながるため、光回線と違って工事が要りません。
モバイル回線を利用したインターネット回線なら、ソフトバンクのホームルーター「SoftBank Air」がお勧めです。
「Airターミナル6」は、5G回線に対応しており、Wi-Fi 7対応機器に対し、下り最大2.7Gbpsの高速通信が可能です。また、データ通信容量が無制限なので、自宅でインターネットを楽しみたい方に向いています。
「SoftBank Air」はコンセントに挿すだけですぐにWi-Fiが使えます。光回線の工事が難しい場合は、「SoftBank Air」のようなモバイル回線に対応したホームルーターをご検討ください。
- ・ SoftBank Airでご利用いただける5Gエリアは限られます。詳しくはSoftBank Airの5Gサービス提供住所リストをご覧ください。また、ご利用にはAirターミナル5、Airターミナル6が必要です。
- ・ 下り最大2.7Gbpsは一部エリアで提供中です。Wi-Fi6以上の規格に対応する機器が必要です。
- ・ ミリ波(28GHz帯)の5Gサービスには対応していません。
- ・ 表記の通信速度は、ベストエフォート方式に基づくネットワーク設定を考慮した技術規格上の速度のため、回線の混雑状況やお客さまの通信環境などにより実際の通信速度は変化します。ご利用のエリアによって、最大通信速度が異なります。詳しくはSoftBank Air速度情報(住所別下り最大通信速度)をご確認ください。利用が集中する時間帯は、サービス安定提供にともなう速度制限のため、通信速度が低下する場合があります。
光回線の工事内容
光回線は光ファイバーケーブルと呼ばれる伝送路を利用してデータを送受信するインターネット回線のことです。ほかのインターネット回線に比べて安定した高速通信が可能です。
光ファイバーケーブルは住宅地の道路わきに立っている電柱に、送電線や電話線と一緒に張られています。光回線の工事は、電柱に架かっている光ファイバーケーブルを自宅に引き込む「屋外工事」と、回線を室内に引き込んで光コンセントを設置する「宅内工事」に分かれています。
基本的に、新規申込だと工事が必要なので工事費用がかかりますが、無料になるキャンペーンを実施している事業者もあります。光回線の工事内容を、戸建住宅と集合住宅で分けて順番に解説します。
戸建住宅の場合
戸建住宅で光回線を新規申込する場合、必要な工事の手順は以下のとおりです。
- 電柱から戸建住宅に光ファイバーケーブルを引き込む
- 光ファイバーケーブルを室内に引き込む
- 光コンセントを設置する
- ONUとルーターをケーブルで接続
- ルーターとパソコンや電話を接続
まずは、電柱から戸建住宅に光ファイバーケーブルを引き込みます。電話線と同様に、空中を通して家の外壁まで架け渡し、外壁にケーブルを固定します。次に、光ファイバーケーブルを室内へと引き込みます。戸建住宅の場合、電話線の配管かエアコン用のダクトを利用するので、基本的に外壁に穴を開けることはありません。
ただし、光コンセントを設置したい部屋の外壁に配管やダクトが無い場合は、穴を開けるので、戸建住宅が賃貸の方は大家や管理会社の許可を取る必要があります。
光ファイバーケーブルを室内に引き込んだら、室内の壁面に光コンセントを設置します。以上で、工事業者が行う工事は終了となります。ONU(光回線終端装置)やホームゲートウェイ、ルーターの接続や、パソコンとの設定などの作業は基本的にユーザーが行います。
集合住宅の場合
マンションやアパートのような集合住宅では共用スペースまで光回線が引き込まれていることが多いです。共用スペースまで光回線が引き込まれているなら、必要な回線工事の手順は以下のとおりです。
- スプリッタから部屋まで光ファイバーケーブルを引き込む
- 光コンセントを設置する
- ONUとルーターをケーブルで接続
- ルーターとパソコンや電話を接続
スプリッタとは、光ファイバーケーブルとつながった分配器のことで共有スペースに設置されています。光回線を利用したい方は、回線事業者に依頼してスプリッタから部屋まで光ファイバーケーブルを引き込み、光コンセントを設置します。
光コンセントの設置が完了すれば、後はユーザーがONU(光回線終端装置)やルーターを接続して、パソコンとつなげる設定を行います。
なお、集合住宅の共有スペースに光ファイバーケーブルが引き込まれていない、あるいはCATV(ケーブルテレビ)回線しか引き込まれていない場合は、光回線の屋外工事から始めます。まずは、大家や管理会社に相談して、工事が可能か確認しましょう。
光回線なら「SoftBank 光」がお勧め
光回線サービスを検討しているなら、「SoftBank 光」がお勧めです。ソフトバンクの「SoftBank 光」は通信速度が最大10 Gbps(※1)なので、ダウンロードやアップロードが早くて、快適にインターネットを楽しむことができます。
また、「SoftBank 光」とソフトバンク、ワイモバイルのスマートフォンをセットで利用すると、対象プランの場合、「おうち割 光セット」もしくは「おうち割 光セット(A)」に加入することができ、加入すると毎月のスマートフォンの通信料が割引されるのでおトクです。契約プランによって割引額が異なるため、詳細については公式サイトまたは店舗などでご確認ください。
「SoftBank 光」なら、光回線をおトクに利用でき、超高速通信により動画やゲームなどを快適に楽しむことができます。光回線サービスの契約を考えている方は、「SoftBank 光」の検討をお勧めします。なお、SoftBank 光の利用には基本的に工事が必要です。
- ※1 最大10 Gbpsは技術規格上の最大値です。ご利用のパソコン等の機器やネットワーク機器の性能、その他利用環境、回線の混雑状況などにより大きく異なります。
光回線は基本的に工事が必要だが不要になる場合もある
光回線は固定回線導入のために基本的に工事が必要です。ただし、既に光ファイバーケーブルを住宅に引き込んでおり、光コンセントを設置しているなら不要になる場合があります。
光回線サービスでお勧めは「SoftBank 光」です。初期費用がおトクで、超高速通信により快適にインターネットを楽しむことができます。また、ソフトバンク/ワイモバイルを利用している家族みんなのスマートフォンや携帯電話の料金が割引になるので、通信費を節約したい方は検討してみてください。
住宅の事情で光回線の工事を行うことが難しい場合は、工事不要でインターネットにつながる「SoftBank Air」がお勧めです。コンセントに挿したらすぐ使えるホームルーターで、5G回線に対応しているので、自宅で高速通信を利用できます。
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