目次
インターネットが急に遅くなる原因は?
回線やWi-Fiルーター別の対策方法も詳しく解説
光回線
公開:2023年1月17日
インターネットを利用していると通信速度が急に遅くなることがあります。通信速度が遅くなったときの原因は幾つか考えられますが、大きく分けるとインターネット回線かWi-Fiルーターのどちらかに問題が起きています。
この記事ではインターネットが急に遅くなる原因や、遅くなったときの対策方法を解説します。インターネットが急に遅くなって困っている方は、参考にしてください。
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インターネットが急に遅くなるときはインターネット回線に原因がある場合と、Wi-Fiルーターに原因がある場合があります。それぞれ、どのような事象が発生しているのか、順番に解説します。
インターネット回線に原因がある
インターネットが急に遅くなった場合は、インターネット回線で次のようなトラブルが発生していないか確認しましょう。
- 速度制限がかかっている
- 回線やプロバイダーで通信障害が発生している
- アクセスが集中している
- 自動ダウンロードが発生している
- 端末自体に負荷がかかっている
- スマートフォンのテザリングを使用している
- 自動でフリーWi-Fiに接続されている
上記の原因を順番に解説します。
速度制限がかかっている
インターネット回線サービスによっては、データ通信容量の上限を超えると速度制限がかかります。例えば、ソフトバンクのデータ通信専用プランには、1ヵ月で利用できるデータ通信容量が3GBや50GBなど制限があり、超えると請求月末まで通信速度が低下しますが、データの追加購入も可能です。
通信速度が低下すると、動画を視聴したり、オンラインゲームをプレイしたりすることは難しくなります。そのため、データ通信容量の上限が設定されているインターネット回線サービスに加入している方は、使い過ぎに注意しましょう。
なお、「SoftBank 光」のような光回線サービスはデータ通信容量が無制限となっていることが多いです。
回線やプロバイダーで通信障害が発生している
インターネットはデータを送受信する回線を提供する回線事業者と、インターネットと回線をつなぐ接続事業者(プロバイダー)にお申し込みすることで利用できます。そのため、回線事業者やプロバイダーで通信障害が起きていると、インターネットが急に遅くなることはあります。
障害の規模や内容によっては通信速度の低下以外に、サービスが利用できなくなることもあります。インターネットが急に遅い、あるいはインターネットにつながらない場合は、スマートフォンで回線事業者とプロバイダーのWebサイトを確認しましょう。
アクセスが集中している
Webサイトを管理するサーバにアクセスが集中すると、通信速度の低下や、通信システムのダウンなどが発生します。特定のWebサイトやネットサービスでページが開きづらい場合や、特定のアプリケーションで通信が不安定な場合は、同じように接続している方が多いことが原因の可能性があります。
そのため、閲覧しているWebサイトやサービス以外のWebサイトやサービスへの通信速度は安定していることがあります。ほかのWebサイトを確認してみて問題なく閲覧できる場合はアクセス集中が原因の可能性があると考えられるため、時間を置いてもう一度アクセスしてみましょう。
また、インターネット回線サービス自体は利用者が多くなるほど、通信速度が低下する傾向があるため、利用者が多くなる夜間や通退勤時間帯などは混雑が原因の可能性があります。
自動ダウンロードが発生している
ゲームやアプリケーション、OS(オペレーティングシステム)などの自動ダウンロードが発生していると、通信速度に影響を与えます。
また、サイズが多いファイルをダウンロードすると、ダウンロードが完了するまでインターネットが遅くなる可能性があると覚えておきましょう。
端末自体に負荷がかかっている
スマートフォンやパソコンのメモリを圧迫していると、通信速度が低下することがあります。メモリはアプリケーションの読み込みやWebサイトの閲覧などを行うための作業スペースのことで、アプリケーションやソフトを多く起動していると、メモリの容量を圧迫します。
そのため、不要なアプリケーションを中断したり、Webサイトの情報を一時的に保存しているキャッシュを削除したりすると改善される可能性があります。ただし、古いスマートフォンやパソコンだとメモリを含めた性能が低くて改善されない可能性もあるので、古いスマートフォンやパソコンを使っている場合は買い替えも検討してみましょう。
スマートフォンのテザリングを使用している
テザリングはモバイル通信機能を持った端末を利用してインターネットに接続する機能です。例えば、スマートフォンのテザリング機能をオンにすると、Wi-Fiルーターのように別のスマートフォンやタブレット、ゲーム機などと接続でき、インターネットを利用できます。
ただし、テザリング機能を使用しているスマートフォンの性能や接続方法によって通信速度は変わります。特に、Bluetooth接続でつながるBluetoothテザリングを使用していると通信速度が遅くなりやすいです。
自動でフリーWi-Fiに接続されている
スマートフォンやパソコンの設定によっては、フリーWi-Fiが優先されていることがあり、自動で切り替わるケースがあります。
フリーWi-Fiは公共の場所やコンビニなどの店内で、誰でも利用できるWi-Fiスポットのことです。無料で利用できる場合もあるので、利用者数が多く、通信速度が遅いことがあります。自動でフリーWi-Fiに接続しないように、スマートフォンやパソコンの設定を変更することもできます。
Wi-Fiルーターに原因がある
インターネットが急に遅くなった場合は、Wi-Fiルーターで次のようなトラブルが発生しているか確認しましょう。
- 複数人で同時利用している
- Wi-Fiルーターの位置を変更した
- Wi-Fiルーター本体に不具合が起きている
上記の原因を順番に解説します。
複数人で同時利用している
Wi-Fiは複数人、あるいは複数台の端末とWi-Fiルーターが同時に接続してインターネットにつながる無線技術です。ただし、Wi-Fiルーターごとに接続台数が決まっており、同時に利用していると通信速度が落ちる傾向があります。
インターネットが急に遅くなった場合は、Wi-Fiルーターに接続しているスマートフォンやタブレット、パソコン、ゲーム機などの接続している台数や、利用している人数を見直してみるとよいでしょう。
Wi-Fiルーターの位置を変更した
Wi-Fiは無線通信なので、Wi-Fiルーターとスマートフォンやタブレット、パソコンなどの端末との距離が離れていると通信速度が遅くなる、あるいは不安定になることがあります。また、壁や扉などの障害物が多いと、電波が届きづらいです。
ほかにも、モバイル回線のWi-Fiルーターを電波の弱い場所に置いていると、通信速度が遅くなります。例えば、「SoftBank Air」のようなモバイル回線のWi-Fiルーターは無線通信によりインターネットとつながりますが、外からの電波が届きにくい場所に置くと、通信が不安定になりやすいです。
また、Wi-Fiルーターの周りに電波を発する家電製品があると、無線が邪魔され、通信速度に影響をおよぼします。そのため、Wi-Fiルーターの位置を変更したことで通信速度が落ちた場合は。Wi-Fiルーターを置く位置を戻す、あるいはスマートフォンやタブレットをルーターのそばで利用するなどを行うと改善されます。
Wi-Fiルーター本体に不具合が起きている
Wi-Fiルーターで次のような不具合が起きていると、通信速度が急に遅くなることがあります。
- ファームウェアが最新版ではない
- ドライバが正しく動作していない
- IPアドレスの自動割り当てが正常に機能していない
- セキュリティソフトが影響している
- 暗号化キーの更新の際に無線が途切れる
まずは、説明書に記載してある方法でWi-Fiルーターをリセットしてみます。リセットしても不具合が改善されない場合は、アップデートや無線ドライバの再インストールを試すなどしてみましょう。
インターネットが急に遅くなった場合の対策方法
インターネットが急に遅くなった原因が分からない場合は、下記の対策方法を試してみましょう。
- 通信速度が速い光回線に変更する
- 有線で接続する
- 利用時間をずらす
上記の対策方法を順番に解説します。
通信速度が速い光回線に変更する
モバイル回線は固定回線に比べて通信速度が安定しない、最大速度が遅いなどのデメリットあります。そのため、モバイル回線を利用していて通信速度が急に遅くなる方は、固定回線への切り替えを検討してみましょう。
固定回線のなかでお勧めのインターネット回線サービスは、光回線です。光回線とは、光ファイバーケーブルを利用してデータを送受信する固定回線のことで、光ファイバーケーブルは電磁波の影響を受けないため、モバイル回線に比べて通信速度が高速で、なおかつ安定しやすいです。
有線で接続する
Wi-Fiルーターとパソコンやゲーム機を無線接続でつなげている方は、LANケーブルによる有線接続に切り替えることを検討してみましょう。Wi-Fiによる無線接続は使用環境によって通信が不安定となりやすく、電波が届きにくい場所では通信速度が遅くなることがあります。
一方、LANケーブルはパソコンやゲーム機とWi-Fiルーターを直接つなげるので、使用環境に影響を受けにくく、無線接続に比べて通信速度が安定しやすいです。無線接続と有線接続の違いは以下のとおりです。
特徴 | |
---|---|
無線接続 | 端末を移動できる 配線が不要 複数の端末と接続できる |
有線接続 | 高速通信が可能 通信が安定しやすい |
Wi-FiルーターはLANケーブルを差し込むことができるので、パソコンやゲーム機でインターネットが急に遅くなる方は、有線接続を試してみましょう。
利用時間をずらす
インターネット回線は利用者が増えると混雑してしまい、通信速度が遅くなる傾向があります。そのため、夜間や通勤時間帯など、利用者が増えて通信速度が遅くなる時間から利用時間をずらしてみるのも手です。
高速かつ安定したインターネット回線なら「SoftBank 光」がお勧め
高速かつ安定してインターネットを使うならソフトバンクの「SoftBank 光」がお勧めです。「SoftBank 光」は回線工事費を含めた初期費用がおトクになる可能性があり、最大10Gbps(※1)の超高速通信によりインターネットを快適に楽しむことができます。
また、「SoftBank 光」とソフトバンク、ワイモバイルのスマートフォンをセットで利用すると、対象プランの場合、「おうち割 光セット」もしくは「おうち割 光セット(A)」に加入することができ、加入すると毎月のスマートフォンの通信料が割引されるのでおトクです。
「SoftBank 光」は回線事業者とプロバイダーがセットになっています。そのため、お申し込み手続きが一回で終わり、請求も一纏めにできるので管理しやすいです。高速通信でインターネットを快適に楽しみたい方にお勧めの光回線サービスです。
- ※1 最大10Gbpsとは技術規格上の最大値です。ご利用のパソコンなどの機器やネットワーク機器の性能、その他利用環境、回線の混雑状況などにより大きく異なります。
通信速度が急に遅くなったらインターネット回線かWi-Fiルーターを見直してみよう
インターネットの通信速度が急に遅くなったら、インターネット回線かWi-Fiルーターにトラブルが起きていないか、見直してみましょう。インターネット回線やWi-Fiルーターに問題が起きているなら、原因を解決すれば改善します。
この記事の対策方法を試しても通信速度が改善されない場合は、「SoftBank 光」への乗り換えを選択肢に入れてもよいでしょう。データ通信容量が無制限で、高速通信を利用できるので、動画視聴やオンラインゲームをストレスなく楽しむことができます。
- Wi-FiはWi-Fi Allianceの登録商標または商標です
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