私は大学2年生の頃にテレビで孫会長(当時社長)の特集を見て、「これほどの志と熱意をもって、ビジネスをやっている人がいるのか」と強烈な衝撃を受けました。また、「ソフトバンク 新30年ビジョン」にも強く共感し、「ここなら飽きずに楽しめそうだ」と思い、ソフトバンク一本に絞って就職活動を行いました。
一方で、入社後のキャリアについては、なんとなく営業が向いているかな?程度の考えはあったものの、配属先への強いこだわりはなく、最初はSBアットワークという人事関連子会社で新規サービスを企画する部署に配属されました。予想外の初期配属でしたが、そこでは人事労務全般に触れるとともに、サービス企画、運用、営業と幅広い業務に携わることができ、非常に良い経験になりました。
学生時代は、「人事」は未知の領域だったので、偶発的な配属が良いきっかけになったと思います。入社3年目には、より人事領域での専門性を深めたいという思いから、フリーエージェント制度を活用して、ソフトバンクの人事業務にチャレンジすることを決めました。
- 北川 太庸
- Taiyo Kitagawa
強い組織づくりに貢献する、
HRビジネスパートナーを目指して
- 北川 太庸 人事・総務 人事・総務
- [ 2015年度新卒入社 ]
- [ 2015年度新卒入社 ]
大学時代は農学部で牛の世話をしながら畜産の研究を行う。在学中にソフトバンクの「新30年ビジョン」を目にしたことがきっかけとなり、就職活動ではソフトバンクのみを志望。2015年の入社後は、グループ会社であるSBアットワークに3年間出向し、2018年にフリーエージェント制度を利用して組織人事に異動。現在はテクノロジーユニットの人事を担当している。
キャリアサマリー
- 1〜3年目
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ソフトバンクの子会社であるSBアットワークに出向
新卒で入社し、ソフトバンクの子会社であり、人事労務関連のサービスを提供するSBアットワークに出向。福利厚生事業における新サービスの企画に尽力し、在籍中に売上・サービスを大幅に成長させた。
- 4年目〜現在
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組織人事にてテクノロジーユニットを担当
SBアットワークでの経験を経て、人事領域でキャリアを高めていきたいと考えるようになり、フリーエージェント制度を利用してソフトバンクの人事部門に異動。テクノロジーユニットの新領域事業に関わる組織の人事業務を担当する。
強い組織づくりに貢献する、
HRビジネスパートナーを目指して
現在は、テクノロジーユニットにおいてAI・IoT・5Gなどの新事業に関わる技術企画・開発を行う組織の人事を担当しています。一般的に、人事は間接部門などとも呼ばれますが、私が目指すのは、人事という立場で組織の成長をリードする存在です。調整・管理役ではなく、組織を強くするための付加価値を提案する人事でありたいと考えています。そのために何を意識しているのか、評価制度を例に説明します。
ソフトバンクでは、継続的な事業成長の実現のため、「成果に正しく報いる」という人事ポリシーの下、評価制度を設計しています。この制度は評価者が主旨に沿った評価を行うことで、意味を成します。考えはシンプルですが、実際に人を評価し、人・組織を成長させ続けるというのは非常に難しいことです。
そのため、評価者を対象とした研修なども企画しながら、「どのような考え方で評価をすべきか」を伝えることを意識しています。答えのない難しいテーマですが、組織が少しでも強くなるような評価がなされるように心がけています。
ソフトバンクは従業員が約1万7千人もいる巨大な組織なので、事業運営においては組織間連携が不可欠です。私が担当している組織も同様ですが、新事業という特性上、事業戦略や組織ごとの役割が流動的なため、部門間の連携がうまく機能していない、という声をよく耳にしていました。
私自身もここに強い問題意識を持っていたため、統括役員に「課題を認識し、どのように改善していくかを議論する幹部合宿をやりませんか?」と提案しました。合宿では、本部長を中心に有意義なディスカッションを行うことができ、組織間の有機的な連携を生み出す良い契機になったと感じています。この取り組みは一つのきっかけに過ぎませんので、これからも新事業の成功のために人事ができるアプローチを考え続ける、というのが今の大きなテーマです。
組織開発という新たな試みであり、役員を含む幹部を巻き込んだチャレンジングな取り組みでしたが、若手の提案も受け入れてくれるソフトバンクの文化があってこそ、挑戦できたことだと思います。
1日の流れ
出社、メールチェック
人事施策の企画資料を作成し、担当部門に配布
来期の要員計画に関する情報の整理
ランチ
ベンダーと評価研修の企画についての打ち合わせ
担当部門のマネージャーと人事事案を調整
現場の社員とコミュニケーションを取り、人と組織の理解を深める
キャリア採用面接
退社
メッセージ
もちろん泥臭い仕事もありますし、取り組むべき問題もたくさんありますが、一つ一つ粘り強く乗り越えながら、まだ世間的には一般的ではないものをダイナミックに創造していく会社がソフトバンクだと思います。 私が感じているソフトバンクの魅力は2つで、1つ目は、進化に向けた動きが止まないところです。2つ目は、挑戦する意思さえあれば誰にでもチャンスを与えてくれる文化があるところです。会社の理念・カルチャーへの共感があれば、グループ会社を含めて活躍できるフィールドがとても広いので、私のようにきっとマッチする仕事や課題に出会えると思います。※2021年2月時点の情報です。