社員紹介
吉川 尚吾
Shogo Yoshikawa

転職したかのように、新しい世界と出会う 「財務」という経営の礎を自らの強みにする

吉川 尚吾 財務 財務
[ 2013年度新卒入社 ]
[ 2013年度新卒入社 ]

高校時代をアメリカで過ごし、日本の大学に進学。大学時代にはフリーペーパーの発刊に関わり、企画や営業などの幅広い経験を積んだ。海外で暮らした経験から、海外に視野を向けた日本企業で働きたいと考えていた。就職活動中に孫会長の講演を聴講し、ソフトバンクは他の企業とは成長やグローバル進出に対する本気度が違うと確信。商社やベンチャー企業も検討していたが、ソフトバンクへの入社を決意した。

キャリアサマリー

CAREER SUMMARY
1〜4年目

ソフトバンクテレコム(現ソフトバンク)に所属

主に法人向けモバイル/データ/ソリューションビジネスを展開するソフトバンクテレコム(2015年にソフトバンクモバイルが吸収合併。現ソフトバンクの法人事業に当たる)の財務統括 経営企画本部に所属。1〜2年スパンでジョブローテーションしながら、法人モバイル事業の予実管理や大型案件の収支確認を担当した。事業会社の合併における業務も経験。

5年目

人材交流の一環としてヤフー(現Zホールディングス)の財務企画部に出向

若手社員の人材交流を目的としたプログラムに「またとない機会」として挙手し、1年限定で当時兄弟会社であったヤフー(現Zホールディングス)の財務企画部に出向。全社の事業計画や財務計画の管理・分析に携わる。

6年目

ソフトバンクのIR室・上場準備室で株式上場を経験

ソフトバンクに戻り、新設された財務戦略本部のIR室・上場準備室に配属。並行してソフトバンクグループのIR室にも3カ月間出向し、IR業務を学びながら、ソフトバンクの上場を経験した。

8年目?現在

収益保証課で通信不正などに立ち向かう

「いろいろなものを見た方がいい」という上司の助言のもと、財務経理本部の収益管理部  収益保証課に異動。通信料金の回収率分析や経営層へのレポート、収益事故の管理、財務内プロジェクトなどに当たっている。

転職したかのように、新しい世界と出会う
「財務」という経営の礎を自らの強みにする

ヤフーへの出向や、株式上場に立ち会った経験も

入社以来、私は主に財務関連の業務を担当してきましたが、まるで転職でもしたかのように多種多様な環境で経験を積むことができています。
例えば、入社5年目には自ら希望してヤフーの財務企画部に出向しました。社風も会社の成り立ちや力学も、ソフトバンクとはまるで違う環境を経験することができました。そうした環境の中でいかに成果を出して自分の価値を発揮するのかや、自らの能力を再確認する良い機会になったと思っています。
また、ソフトバンクのIR室で株式上場に関わった時には、国内外の機関投資家へ会社説明を行う「ロードショー」にも同行させてもらいました。経営層が機関投資家に直接向き合い、ありとあらゆる角度からの質問に真摯に回答する、気迫ある場面に立ち会い、自らの目指したい方向と、足りない部分を痛感する非常に貴重な機会となりました。
私自身は「飽き性」だと自認しているのですが、短い期間のうちに次々と刺激ある経験を積むことができ、飽きることなく常に新鮮な気持ちで仕事に向き合えています。

データを分析し、通信不正を見逃さない

私の所属する収益保証課は、一般的な経理とは少し毛色が違い、支払いの処理や計上などを行っているわけではありません。
主な業務は、料金未払いのお客さまがどのくらいいて、請求に対してどの程度回収できているのかといった回収率の分析や、経営層へのレポーティングです。また、ビッグデータから必要となるデータを選別・抽出し、さまざまな角度から分析する中で検知した不正に対して、カスタマーセンターや地方のセンターと連携して対処します。
グローバルで見ても、通信不正はITサービスの不正(いわゆるフィッシング詐欺など)と絡み合うなどして高度化かつ複雑化しており、お客さまが安心して弊社のサービスをご利用いただけるよう、悪質な不正には規模に関わらず会社として然るべき対処を行わなければなりません。一般的に、通信事業者を標的とした大きな不正事案の場合、被害額は数億円に上る場合も多く、近年は事後検知による「守り」だけではなく、能動的に不正を検知していく「攻め」の姿勢やスピード感も求められてきています。
私自身は異動して間もないですが、すでに大型不正検知のきっかけを分析過程で掴んだことがあります。自分の分析した結果が事業の直接的なアクションに影響を及ぼすというダイナミズムや、不正に対してルールを改善していくことで事業を管理しているという実感の重みは、現在の業務ならではのものです。

ソフトバンクの強みである「財務」を吸収していく

ヤフーへの出向も含めてさまざまな環境を経験してきた私ですが、「ソフトバンクの財務は強い」と改めて思います。その背景には、すべてを数字できちんと整理して、意思決定するカルチャーがあります。特に現在は通信事業のビジネス環境が激動し、キャリア間の競争も易しくはないため、財務がフル稼働し、きちんと収益モデルを回して数字を管理していく必要があります。財務は「羅針盤」とも言われますが、まさしくソフトバンクが力強く成長を続けていくための礎であると思います。
また、ソフトバンクはCFO人材を100名輩出する「CFO100(※)」というプロジェクトにも取り組んでいますが、このことは会社が財務の重要性を理解している証明でもあります。正直なところ、学生時代の事業運営を通じて、私自身数字に対しての苦手意識が強かったのですが、その経験から財務的視点や判断力が会社経営の基盤であることを人一倍理解しているつもりです。
ソフトバンクは、「常に変革することで成長し続ける」という気概を持った会社です。そのため、財務統括に関わらず実践の場は今後ますます増え続けていくと思います。たとえ三振したとしても、諦めずに打席に立ち続けることで経営に必要な能力を身に付け、会社の成長に貢献できる人材になっていきたいです。
※CFO100:新規事業プロジェクトや新会社の設立が続くことで、財務や事業計画担当者が絶対的に足りなくなります。そこで、「社員がスキルを磨き、各プロジェクトにおける最高財務責任者を目指してほしい」という方針の下、始まったのが「CFO100」です。

1日の流れ

DAILY STREAM OF TIME

出社、回収率分析ための元データをシステムから抽出する作業に着手

収益事故対策ミーティングで各部門と顧客対応や対策について議論

ランチ

財務部門のプロジェクトのミーティング

元データ抽出作業の完了、Excelなどを利用してデータベースに落とし込み

マネジメント、経営層および経営会議向け報告資料の作成

退社

メッセージ

ソフトバンクはベンチャー精神を忘れない会社です。社長の宮内も変化への対応力を重視していますし、私自身も常に変化に対応することで成長し続けていきたいと考えています。会社の在り方自体がどんどん変わっていく環境なので、自分が変化しないでいる方が難しいくらいかもしれません。活躍の場を求めている人にとって、ソフトバンクはチャンスという「打席」に溢れた魅力的な会社だと思います。

※2020年12月時点の情報です。

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