慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス
自動運転バス実証実験 実施報告レポート

2018年6月1日〜10日
小田急電鉄株式会社
神奈川中央交通株式会社
慶應義塾大学
SBドライブ株式会社

SBドライブは2018年6月1~10日に、小田急電鉄株式会社、神奈川中央交通株式会社、慶應義塾大学が行った慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(神奈川県藤沢市、以下「SFC」)での自動運転バス実証実験に協力しました。 先進モビリティ株式会社が日野ポンチョをベースに改造した自動運転バスを使い、キャンパス敷地内を循環するルートを自動運転レベル3で走行しました。また、緊急時のためのドライバーとして、SBドライブの社員が乗車しました。この実験は最寄り駅とSFCのキャンパス間を結ぶバス路線の自動運転化を目指す実証実験の第一弾として行われました。

6月10日はSFCで実施された次世代モビリティフォーラムの一環として、一般試乗会が実施されました。先着100人程度の募集に対して希望者が殺到し、整理券の配布はすぐに終了するなど、自動運転バスに対する関心の高さがうかがえました。また試乗会中は雨天となりましたが、トラブルなどはなく、参加いただいた多くの方に好評でした。

(左)整理券配布待ちの行列、(右)雨の中試乗会に参加いただきました

また試乗会ではバス停に数センチメートルレベルで自動で寄せて停車する、「正着制御」を体験いただき、自動運転の精度の高さを体感いただきました。

バス停に正着制御している様子

駅と学校を結ぶバス路線は、通学時間帯の利用者が急増するため、輸送力が必要となります。今回実験を行った神奈川中央交通株式会社では、SFCと駅を結ぶバス路線に、連接バスを導入し、輸送力を強化する試みを実施しています。
SBドライブでは路線バスがより柔軟に輸送力を強化でき、誰もが快適に移動できるよう、自動運転バスの早期実現を目指していきます。

自動運転バスと神奈川中央交通の連接バス「ツインライナー」がすれ違う様子