公開日:2025年9月5日
今回も、炊飯器1台で主食とおかずが完成する同時調理レシピをご紹介します!
「本当におかずもごはんも一緒にできるの?」とか「味が薄くなりそう」、「逆に時間がかかってしまうのではないか?」などなど、不安に思う方もいらっしゃるかもしれませんが、意外と簡単で味も染み、ごはんもふっくら炊けるし、しっかりと仕上がるんです。
コンロを一切使わないので、料理の手間を減らしながら、光熱費の節約にもつながります。
毎日忙しく頑張るあなたのお役に立てれば幸いです。
1つめのレシピは、サバのみぞれ煮定食です。
炊飯器ひとつで、
・主食:梅ひじきごはん
・主菜 :サバのみぞれ煮
・副菜 :カニカマ入り蒸し玉子
・副菜 :かぼちゃのプロセスチーズマヨサラダ
の4品を調理します!
栄養バランスもよく、どれも優しい味付けなので、子どもでも食べやすいメニューになっています。
梅の風味がほんのり香るさっぱり仕立ての梅ひじきご飯は、主菜・副菜との相性も抜群です。
梅干しの塩分量で味付けが変わるので、お好みで調節してあげるとより美味しくお召し上がりいただけます。
1
乾燥ひじきは水に戻します。
2
お米は洗米し、●を入れてから水を入れます。
水気を切ったひじきと梅干しを入れて、セット完了です。
ポイント
梅干しは塩分20%のものを使用しています。
塩分が薄めのものを使う場合は、仕上がりに味を確認しながら塩を追加してください。
甘辛いたれとおろしのさっぱり感がサバの旨み引き立ててくれる優しい味付けのみぞれ煮も、炊飯器で全部一緒に入れて炊き込むだけでじわじわ火が通り、ふっくら柔らかな食感に仕上がります。
1
サバの切り身は半分にカットしペーパータオルで水分を拭き取ってから、熱湯をかけて臭みを取ります。
2
クッキングシートの両端をキャンディ状にひねって壁を作り、サバを入れます。
サバの上から大根おろしを乗せ、混ぜ合わせた■をかけます。
大根おろしは、水気を絞らずそのまま入れても大丈夫なのでお好みで調整してください。
炊飯器で蒸すだけなので、火加減も要らず、焦がす心配も不要。誰でも簡単にふわふわの蒸し玉子を作ることができる簡単時短レシピです。
1
クッキングシートの両端をキャンディ状にひねって壁を作り、卵とカニカマを裂いて入れます。
白だしと水を入れて全体に卵を溶きほぐします。
かぼちゃの甘みとプロセスチーズの食感がおいしいサラダです。
本来は茹でる行程が必要なかぼちゃも、一緒に炊飯器で炊き込むだけで、柔らかく仕上げることができます。
1
かぼちゃは一口大に切り、プロセスチーズは9等分に切ります。
下準備はこれだけですべて完了です。
2
それぞれの具材が入ったクッキングシートを炊飯器に入れ、隙間にかぼちゃを詰めて通常炊飯します。
炊き上がり後の工程①
炊き上がったら、かぼちゃは別容器に移し潰していきます。
ざっくりと潰してマヨネーズとプロセスチーズと和えれば完成です。
炊き上がり後の工程②
カニカマ入り蒸し玉子はクッキングシートから取り出し、食べやすい厚みに切って盛り付けるだけです。
炊き上がり後の工程③
サバのみぞれ煮は、そのままお皿に移し替えてください。
炊き上がり後の工程④
梅ひじきごはんは梅干しを潰しながら混ぜ合わせ、仕上げに白ごまを入れて混ぜます。
茶碗に盛り、刻みネギを散らせば完成です。
2つめのレシピは、BBQポーク煮定食です。
炊飯器ひとつで、
・主菜:BBQポーク煮
・副菜:切り干し大根
・副菜:ベーコンとコーンのバター醤油蒸し
の3品を調理します!
ボリュームたっぷりで食べ応えばっちりの定食レシピです。
特製のタレと一緒に炊き込むことで、お肉はしっとりと柔らかく、玉ねぎにもしっかり味が染みこみます。まるで時間をかけて煮込んだかのような味わいが、炊飯器ひとつで簡単に作れるレシピです。
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玉ねぎは薄切りにします。
クッキングシートの上に豚薄切り肉と●を入れてしっかりとタレに馴染ませてから、玉ねぎを加えて全体的に軽く混ぜ合わせます。
炊飯器に入れる前に、クッキングシートの両端をキャンディ状にひねって壁を作り、中身がこぼれないようにしておきます。
食材の水分を上手に活用すれば、切り干し大根も炊飯器で作ることができます。
和風だしが効いた、どこか懐かしい気持ちになる味付けに仕上がります。
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切り干し大根は軽く水洗いして水気を絞って、食べやすい長さにカットします。
にんじんは千切りにし、油揚げは縦半分に切って1cm幅に切っておきます。
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クッキングシートに具材を入れ、■を加えてしっかりと馴染ませます。
水分が多いので、包む際はこぼれないようにしっかりと閉じるようにしてください。
コーンとベーコンの上にバターを乗せて炊飯するだけで、バターと醤油の香ばしい風味が広がる副菜を簡単に作ることができます。
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ハーフベーコンは1cm幅に切ります。
クッキングシートの両端をキャンディ状にひねって壁を作り、スイートコーン・ハーフベーコンを入れ、その上にバターを乗せます。
2
すべての下準備が完了したら、洗米したお米の上にすべての具材を入れ通常炊飯します。
炊き上がり後の工程①
炊きあがったらクッキングシートを炊飯器から取り出します。
ベーコンとコーンのバター醤油蒸しは、醤油をかけて塩胡椒で味を整えれば完成です。
炊き上がり後の工程②
切り干し大根は箸でほぐして全体的に馴染ませれば完成です。
炊き上がり後の工程③
BBQポーク煮は箸でお肉同士をよくほぐし、皿に盛って刻みパセリを散らせば完成です。
3つめのレシピは、豚キムチチャーハンと麻婆ナス定食です。
炊飯器ひとつで、
・主食:豚キムチチャーハン
・主菜:麻婆ナス
・副菜:ツナじゃがピーマン
・副菜:中華風春雨サラダ
の4品を調理します!
お店のように賑やかな中華の美味しさをぎゅっと詰め込んだ献立になります。
ジューシーな豚肉とピリッと辛いキムチの旨味がご飯と一体となり、一口食べたら止まらない美味しさの豚キムチチャーハン。
炊飯器調理で豚肉の旨味とキムチの辛味がご飯にしみ込み、ふっくら炊き上がりながらもまるで炒めたような香ばしさが楽しめるのが魅力です。
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豚薄切り肉は細かく切り、玉ねぎは粗めのみじん切りにします。
白菜キムチは食べやすい大きさに切っておきます。
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お米は洗米し、●を入れてから水を2合のメモリまで入れます。
豚肉、玉ねぎ、白菜キムチを乗せたらチャーハンの下処理は完了です。
ひき肉の旨味が溶け込んだピリ辛のあんと、ジューシーなナスで、ご飯がいくらでも進む美味しさです。
炊飯器でじっくり火を通すことで、ナスは油を吸いすぎず、とろけるような絶妙な食感に仕上がるのがポイントです。
1
ナスはヘタを切り落とし、横半分に切って更に8等分にカットします。
クッキングシートの両端をキャンディ状にひねって壁を作り、豚ミンチと■を入れてしっかりと馴染ませたあとにナスを乗せます。
炊飯器で一緒に炊き込むのでじゃがいもも煮崩れなく均等に火が通り、いい感じのほくほく感に仕上がります。
ツナ缶の旨味がじっくりと染み込むので、奥深い味わいに仕上がります。
1
じゃがいもは皮をむいて一口大に切り、ピーマンは種を取り除いて乱切りにします。
クッキングシートの両端をキャンディ状にひねって壁を作り、じゃがいもとピーマンと▲をいれてください。
このとき、ツナ缶の油は切らずにそのまま一緒に入れることで旨味がグッと増します。
春雨がだし汁を吸って戻っていくので、しっかり味が染みこんでいます。
メイン料理との食感バランスも良く、つるりとしたのど越しがアクセントを加えてくれる一品です。
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きゅうりは千切りにしておきます。
クッキングシートの両端をキャンディ状にひねって壁を作り、春雨を半分にカットして★と一緒に入れます。
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すべての下準備が完了したので、それぞれの具材が入ったクッキングシートを内釜に入れて通常炊飯します。
炊き上がり後の工程①
炊き上がったら、春雨サラダはごま油と白ごまを入れて、よくかきまぜて馴染ませていきます。
粗熱が取れたらきゅうりと、カニカマを裂きながら入れて混ぜ合わせて完成です。
炊き上がり後の工程②
ツナじゃがピーマンは、すりごまを入れて和えるだけで完成です。
炊き上がり後の工程③
麻婆ナスは、水溶き片栗粉を回し入れます。
よくまぜながらとろみ付けし、仕上げにごま油を回しかければ完成です。
炊き上がり後の工程④
豚キムチチャーハンは、溶き卵を炊飯器に流し入れて、保温のまま蓋をして2分置きます。
2分後、卵と一緒におこげも全体的にいきわたるようによく混ぜ合わせたら完成です。
お好みでちぎった味海苔を乗せても美味しいですよ!
いかがでしたか?
今回のレシピの全体的なポイントとしては、香りや味の強い食材(今回なら魚)を使う場合、ごはんに匂いが移らないようしっかり包むのが大切です。
また炊き込みごはんとの同時調理は炊き上がりに影響が出るため、先に水分量を調整してから具材を入れて炊飯してください。
空いているからと具材を入れすぎてしまうと、うまく熱が伝わらず炊き上がりが固くなってしまうため、具材の入れすぎ・乗せすぎには注意してください。
これらはお使いの炊飯器のメーカーや型式によって仕上がりに差が出る部分ですので微調整をお願いします。