2年目からネットワークエンジニアとしてのキャリアがスタート。その矢先に新機種を導入する際の検証業務のリーダーに任命されました。
知識や経験が乏しい中で重要かつ大きなプロジェクトにアサインされたことに対して、身が引き締まる思いをしたことを今でも鮮明に覚えています。
新しい機器を既存のネットワークに組み込んで問題がないのか、さまざまな試験を行って検証する業務なのですが、装置を提供するベンダーと、パートナー企業のネットワークエンジニアに指示を出す立場だったので、まずはひたすら勉強しました。機器のマニュアルを読み込んだり、インターネットで通信技術について調べたり。約2カ月にわたって、知識の吸収と検証の作業に没頭しました。そうすることで、徐々にベンダーの発言の意図が理解できるようになり、社外のエンジニアとも議論ができるようになりました。社内では、3人でプロジェクトを進めていたのですが、連帯感が生まれて助け合いながら、検証業務を進めることができました。
ネットワークは1人ではなく、みんなで作っていくものだと、このときに実感しましたね。何とか期限通りに検証が終了して、実際にその機種が使われるようになったときは、大きな達成感を得ることができました。