公開日:2024年4月26日
桜やチューリップなどの花々が美しい春は、新玉ねぎや新じゃがいも、アスパラガスや春キャベツ、そら豆などの「春野菜」がおいしい季節です。
この季節にしか食べられない旬の春野菜をおいしく調理して、たくさん採りたいとお考えの方も多いことでしょう。
そこで今回は、簡単調理で美味しく、さらに光熱費の節約もできる、旬の春野菜レシピを3つご紹介いたします。
暖かい日も増えてきましたが、時折気温が下がって肌寒く感じる日もあります。
1つめのレシピは、そんな日にぴったりな体が温まる「ゴロゴロ春野菜のポトフ」をご紹介します。
このレシピのポイントは「野菜を大きく切り春野菜の旨味と食感を楽しむ」ということですが、大きな野菜に火を通すのは鍋で時間をかけてコトコト煮込まなければならず、ガス代や調理の手間が気になります。
そこで今回は、電気圧力鍋の自動調理を利用します。自動調理にすることで調理中に火加減を見る必要がなくなり、手間の節約につながり、火をかけっぱなしする必要もなくなるので、ガス代の節約にもなります。
電気圧力鍋を使うことで、新玉ねぎはとろとろに、新じゃがいもは皮ごとホクホク、春キャベツは芯まで柔らかく仕上がりますよ。
春野菜の旨味と食感をふんだんに味わえる優しい味わいのポトフになります。
1
春キャベツは芯ごとざく切りにし、新じゃがいもは皮をきれいに洗って半分にカットします。
新玉ねぎは4等分にして、にんじんは乱切りにしておきます。
アスパラは根元の固い部分を切り落とし、下5cmほどをピーラーで皮を剥いて斜め切りをして準備します。
2
電気圧力鍋にグリーンアスパラ以外の野菜をすべて入れ、★を入れたら準備完了です。
3
「圧力調理3分」にセットしてスイッチオン!
4
仕上がりの音が鳴ったら蓋を開けてバターとグリーンアスパラを入れます。
余熱でバターを溶かして、グリーンアスパラに火を通します。
最後に塩胡椒で味を整えて完成です。
新玉ねぎはとろとろに、春キャベツも芯までスプーンで切れるほど柔らかな仕上がりになりました。
ポイント
新玉ねぎや春キャベツは、バラバラにならないように芯の部分を残すように切りましょう。
新じゃがいもは皮を剥かずに召し上がっていただけます。
ウインナーの代わりにベーコンを使っていただいても美味しいです。
グリーンアスパラは煮込まず最後に入れることで、シャキッと食感が残ります。
2つめのレシピは、家族で食卓を囲んで楽しく食べられる「ホットプレートで作る新玉ねぎとそら豆の和風春パスタ」です。
春野菜が和風パスタに絡み、新玉ねぎの甘さをしっかりと引き立ててくれ、とってもおいしい仕上がりになります。
ただ、パスタは麺を茹でるのにたっぷりのお湯を沸かす必要があるのでガス代や調理の手間がかかります。そこで今回は「調理する数時間前にパスタを水に浸けておく」ことで、光熱費を節約し、調理の手間を減らします。
パスタを水に浸けるだけで、茹で時間がグッと短縮されて光熱費が節約されるだけでなく、麺もよりもちもちになり、ワンランクアップした食感に仕上がります。
1
パスタは容器に入れて、しっかりかぶるように水に浸けて2時間以上放置しておきます。
時間がたつとこのようになります。
2
新玉ねぎは薄切りにし、ベーコンは1cm幅の短冊切りにします。
そら豆はさやから実を取り出して薄皮を剥きます。
そら豆の薄皮は割れ目に爪を立てて上にめくります。
めくった逆の部分の下をギュッとつまんで押し出すとつるんとかんたんに取り出せます。
3
ホットプレートを230度に設定してオリーブオイルとにんにくチューブを入れて炒めていきます。
香りが出たらベーコン、新玉ねぎを加えてさらに炒めます。
4
新玉ねぎが半透明になったら★と、[1]のパスタの水気を切ってから加えて混ぜ合わせます。
5
煮立ったらそら豆を加えて、汁気がなくなるまで時々かき混ぜながら煮ていき、塩胡椒で味を整えます。
パスタはホットプレートに加えて混ぜるとすぐに色が変わります。
ポイント
水に浸けたパスタは冷凍保存も可能です。
冷凍保存する場合は、水気をよく切ってからチャック付きポリ袋やラップで隙間なく包み込んで保存してください。
使用するときは凍ったまま使用できますし、保存期限は1ヵ月程度なので、ストックしておけば食べたいときにすぐ調理できるのもありがたいですよね!
3つめのレシピは、春キャベツの甘味とレモンの酸味がさわやかな「春キャベツの塩レモン蒸し鶏」です。
しっとり柔らかな鶏むね肉に春キャベツの特有のシャキシャキ感とみずみずしさ、新玉ねぎの甘さを味わうことができます。
蒸し鶏を作る際は、鍋にたっぷりのお湯を沸かして、煮て…と時間も光熱費もかかってしまいますが、今回は電子レンジを活用することで調理時間を節約します。
また、加熱後は余熱を使ってじわじわと中まで火を通すようにすることで、よりしっとりした食感になるだけでなく、加熱時間も短縮し、電気代の節約につなげることができるレシピです。
1
鶏むね肉は皮を取りのぞき、フォークで数ヵ所プスプスと刺して穴をあける。
2
耐熱容器に入れて★を揉み込み、ふんわりとラップをしてレンジで600W5分加熱します。
レンジ加熱後は、そのままの状態で3分ほど放置して余熱で火を通します。
3
3分後、火傷に注意して鶏むね肉からでた出汁を小皿に分けておきます(合わせダレに使います)。
鶏むね肉は冷めるまでそのまま放置し、冷えてから食べやすい厚みにカットして皿に盛りつけます。
4
春キャベツと新玉ねぎはみじん切りにして★を混ぜ合わせ、[3]にかけて完成です。
鶏むね肉にたっぷり絡めて召し上がってください。
ポイント
レンジの加熱時間はお使いの型式やメーカーで調整してください。
鶏むね肉はレンジで加熱してからしっかり冷ますことによって余熱でじわじわと中まで火が通って、しっとりと柔らかい仕上がりになります。
合わせダレは、今回のレシピだけでなく幅広く活用していただけます。
冷奴やゆで卵、唐揚げなどにかけてもよく合う味付けになっています。
作り置きをする場合、冷蔵保存で3日以内に召し上がってください。新玉ねぎの辛さが気になる場合は、少し空気に晒すことで辛味が和らぎます。
春しか食べられない期間限定の野菜を使った光熱費節約レシピ、いかがでしたか?
旬の野菜が並ぶ食卓はとっても楽しいですよね。
節約しつつ、美味しく、かんたんに、春野菜を存分に楽しんでくださいね!