株式会社マイネット
技術統括部 エンジニアリンググループ
猪狩 拓也 氏
ソフトバンク株式会社
法人事業統括 クラウドエンジニアリング本部 PaaSエンジニアリング統括部 統括部長代行
Sarr El Hadji Bassirou
現在進行形で約30本のゲームタイトルを運営する株式会社マイネットでは、Microsoft AzureやAlibaba Cloudを含む計7社のクラウドを活用。複数のクラウドを組みあわせて最適な環境を構築するマルチクラウドモデルを実現しています。
「縦のマルチクラウド」として、ゲームタイトルの負荷傾向や要件にあわせて、最も高いパフォーマンスを発揮するクラウドを選定しサーバ移設しています。また、各クラウドの優れたプロダクトを組み込みシステム化した「横のマルチクラウド」も存在します。全タイトル共通で利用する機能を基盤として構築し、オフサイトバックアップ基盤はA社プロダクト、データ分析基盤はB社プロダクトというように使い分けています。
ソフトバンクではお客さまの目的にあわせて複数クラウドの導入、構築、運用を支援。お客さまのDXを支えるビジネス基盤をワンストップで提供していきます。
※記載内容は2022年7月時点のものです。
クラウド各社の競争力であるプロダクトやコストメリットを積極活用することでゲームタイトルごとに最適なクラウドを採用しています。また、サービス環境のマルチクラウド化により障害発生時の事業継続リスクを最小限に抑え、クラウドの動向が変化した際にすぐに対応できる柔軟さも確保できました。
「アクセス集中によるサーバ過負荷の解消」「対戦やチャットなど新機能を作りたい」「コストを圧縮してコンテンツに投資したい」といったタイトルの要件にマッチするクラウドを選定し、移設。タイトルの機能を拡充し長期運営を目指しながらコストを抑えることを可能にしました。
マルチクラウドの一環として6タイトルをAlibaba Cloudに移設。移設前後のサーバ費用は約48%、約750万円/月の削減に成功しました。タイトル単体ではECSを第7世代へアップグレードしたことで、負荷・コストともにパフォーマンスが改善したケースも。
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