前職の大手SIerでは、ある省庁に常駐して数十億円規模の行政管理システムを運用するのが主な役割でした。ヘルプデスクや障害対応を行いながら、リプレイスまで担当していました。
仕事自体に大きな不満はありませんでしたが、キャリアの変化や新技術へのスピード感という意味では少し物足りなさを感じていました。そんな時にソフトバンクに転職した後輩に声を掛けられたことが私の転職のきっかけとなります。
早くプロジェクトマネージャーとして大きなプロジェクトを回してみたかったことと、より新しい技術で開発したい思いが強い時期だったことから、どんどん転職への気持ちが強くなったのを覚えていますね。
- 井本 裕
- Yutaka Imoto
法人向けセキュリティソリューションの全てを担う。
その先にある、社会の変革を見据えて。
- 井本 裕 ICTエンジニア
- [ 2017年度中途入社 ]
- [ 2017年度中途入社 ]
前職は大手SIerで官公庁関連のプロジェクトを担当。2017年にソフトバンクへ転職。配属後は大手金融機関のプライベートネットワークの設計・構築プロジェクトを担当。入社3年目にはプロジェクトリーダーを務め、社内のイノベーション賞を受賞した。
現在はクラウド商材のエキスパートとして社内外でIaaS/PaaS・WVD/VDI事業のシェア拡大をけん引。お客さまに最適なソリューションを提供している。
キャリアサマリー
- 前職
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大手SIerにSEとして勤務
ソフトバンクに入社する前は、大手SIerでSEとして勤務していました。
主に官公庁の案件におけるプロジェクトリーダーとして、数十億円規模のシステムの運用業務や、情報漏えい対策を目的としたセキュリティ強化の機能の開発を担当していました。
- 入社1〜2年目
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大手金融機関プロジェクトを担当
前職の後輩がソフトバンクに転職しており、誘われたことが入社のきっかけです。2017年9月にジョインして最初に担当したのは、大手金融機関のイントラネットのプロジェクトでした。「Windows OS」のアップデートと、全社員のPCを仮想デスクトップへと移行する案件です。数百億円規模の大規模プロジェクトで、私はネットワーク関連の業務を主に担当しました。
- 入社3年目
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大手金融機関から受注したプロジェクトのマネージャー
入社3年目を迎えたところで、別の大手金融機関の案件においてプロジェクトマネージャーを担当しました。お客さまの要望を叶えるために、「Windows OS」のアップデートと、最先端のクラウドシステムとしてMicrosoft Azureを用いた仮想デスクトップを導入。その取り組みが評価されて、社内のイノベーション賞を受賞しました。
- 現在
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クラウド商材のエキスパートとしてMicrosoft製品の日本シェアの拡大に貢献
クラウド専門のエキスパートに任命され、Microsoft社「Windows Virtual Desktop」を中心としたAzure IaaS/PaaSや自社のクラウド運用サービスの導入促進を担当しています。日本市場における導入事例をMicrosoft社の本国のエンジニアに対してフィードバックし、機能追加を図る役割も担っています。
入社2年半でクラウド商材のエキスパートに。
逆境をチャンスに変え、さらなる進化へ。
しかしながら、当初は迷いもありました。ソフトバンクは同じ業界ではあるものの「営業がとにかく強い会社」というイメージが強く、エンジニアとして働く環境が見えにくかったのです。先にソフトバンクに転職した後輩から「年功序列がなく、新しいチャレンジが回ってくる機会がとにかく多い」という情報を取れたことが、背中を押してくれたように感じます。
ソフトバンクに入社した後は、大手金融機関のプライベートネットワークの設計・構築の案件を担当しました。働く環境や会社の風土そのものが変わり、最初は不安に感じることもありましたが、ソフトバンクの技術を吸収する早さと、チャンスが回ってくる環境の理由をすぐに理解できたことで、自分のキャリアアップに向けてどんどん挑戦する姿勢が強くなりました。
その一つが、研修制度です。我々が所属しているSE本部は、研修制度が非常に充実しており、常に最新の情報がアップデートされています。また、社員同士で教え合う仕組みが存在し、研修を受けることも、また社員でありながら講師として研修に登壇してスキルアップすることもできるという構造的なメリットがある環境です。必要な技術や情報があれば社員自らが学び、共有しています。私自身も、研修を受けるだけではなく、前職の経験と技術資格を生かし、さらに成長したいという思いから自ら手を挙げ、サーバー研修プログラムを立ち上げました。
また、チャンスが回ってくる機会をさらに増やすためには、研修を立ち上げて仕事をこなすだけでなく、今、自分がどういうプロセスを進めていて、それが全体にどんな影響を与えているのかを可視化できているかが重要だと思います。会社・組織に対して、自分の存在位置を正しく認知してもらう状態を保つことで、仕事の信頼を獲得できますし、自分の技術スキルレベルの度合いも周囲に広がります。結果的に、自分にとってプラスの情報が届き、仕事を任される幅、裁量範囲が増えていくサイクルができあがりました。
その結果、入社3年目には、入社前の念願が叶い、別の大手金融機関の案件を初めてプロジェクトマネージャーとして担当しますが、国内で導入事例が全くない難題案件を任されることになります。
初めてのプロジェクトマネージャーとしてのミッションは「Windows 7」から「Windows 10」への移行と「Microsoft Azure」を活用したVDIの導入です。このプロジェクトでは、お客さまの既存のID運用方法ではセキュリティ強化と安定性向上・維持ができず、国内での導入事例が全くなかったことにより、壁にぶつかりました。
そこで、課題と状況を可視化し、我々の作りあげたいプロダクトとMicrosoft社のエンジニアの技術と情報を掛け合わせ、さまざまなアクションを取れる体制を整えました。結果、メンバー一人一人が主体者となって試行錯誤を続け、既存のID運用でセキュリティと安定性を維持できる新たな運用手法ができあがりました。このプロジェクトはソフトバンク社内で大きく表彰され、次なるキャリアアップにつながっていきます。
2020年4月にはクラウド分野のエキスパートとして、Microsoft社の「Windows Virtual Desktop」の日本向けのプロダクト開発と、自社が開発した運用マネジメントサービスのパッケージ化をメインミッションにしています。日本のマーケットの要望を本国に直接フィードバックすることで、よりフィットしたプロダクトへの進化を目指すことが私の役割になります。
私たちはMicrosoft社から、Azure Expert MSPとAzure Networking MSPの認定を受けているので、「Microsoft Azure」をはじめ、関連するマネジメントサービス、ネットワーキングにおいて 一気通貫で高品質なサービスを提供できます。この2つの認定を受けているのは、国内では私たちソフトバンクのみです。
これらの独自のポジションを生かして、より進化したソリューションを引き続き世に提供していきたいですね。ひと昔前と比べるとリモートワークが拡大し、クラウドや仮想デスクトップ技術への期待感は確実に高まっています。私たちのお客さまは、それぞれの業界を代表する企業ばかりですので、社会の変革を共にリードできるはずです。このタイミングでソフトバンクで仕事をすること。その意味はとてつもなく大きいと感じています。
メッセージ
新しい事例をつくるためのトライアンドエラーをきちんと評価してくれることが、ソフトバンクの良いところだと思います。私が社内で表彰された理由も、結果はさることながら、そのプロセスに価値を感じてもらえたからです。物怖じせずにチャレンジできる方には向いている職場ですね。また、個人の技術開発にとどまらず、今ある技術を組み合わせて新たにパッケージ化することで、新しい提案を生み出すことができる環境でもあります。「深いチャレンジ」が「広いチャレンジ」に変わっていく。そのやりがいを感じたい人にも、多くのメリットを提供できる会社だと思います。ぜひ、一緒に社会を前に進めるために、大きなチャレンジをしましょう!