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公開日:2022年2月18日
更新日:2022年3月25日

節約

オイルヒーターは電気代がかかる?エアコンとの比較や節約術などを紹介!

オイルヒーターは電気代がかかる?エアコンとの比較や節約術などを紹介!
オイルヒーターは電気代がかかる?エアコンとの比較や節約術などを紹介!

毎月の電気代が高いと感じていても、家の中には多くの電化製品があるため、それぞれにどれくらいの電気代がかかっているか、というところまでは確認しない人が多いのではないでしょうか。
しかし、毎月の電気代を抑えるためには、各電化製品の電気代を知ることはとても大切です。
その金額を把握することで、どの電化製品をどれくらい節電すべきか考えることができるからです。
今回は、数ある電化製品の中でも、オイルヒーターにかかる電気代はどれくらいか、またオイルヒーターを節電する具体的な方法は何かについて紹介していきます。

オイルヒーターの電気代はエアコンより安い?

オイルヒーターの電気代はエアコンより安い?
オイルヒーターの電気代はエアコンより安い?

それでは実際に、オイルヒーターにはどれくらいの電気代がかかっているのでしょうか。
オイルヒーターにかかる電気代は

「消費電力(W)÷1,000×使用した時間(h)×料金単価(円/kWh)」

で求めることができます。
この式を使って、暖房器具として人気のあるエアコンと電気代を比較してみます。
ここでは、一般的な消費電力の例としてエアコンを450W(ワット)~1,100W、オイルヒーターを360W~1,500Wで計算しました。※1

  • ※1
    計算式はともに同じで、料金単価は電力料金の目安単価とされる27円/kWh(キロワットアワー) にしています。
消費電力(W) 1時間当たりの電気代(円)
エアコン 450~1,100 12.15~29.7
オイルヒーター 360~1,500 9.72~40.5

この表では、オイルヒーターの360Wが数値としていちばん少ないので、1時間当たりの電気代はエアコンよりも安い価格が算出されましたが、最大出力を見ると1,500Wで電気代も高額となっています。
また、オイルヒーターはエアコンと違って部屋全体が暖まるまでに時間がかかる仕組みであるため、基本的に長時間の使用となることも想定する必要があります。
消費電力は使う器具のメーカー、タイプによっても異なるものの、使い方によってはエアコンよりもオイルヒーターの方が電気代が高くなりがちなので、以下にご紹介する節約方法なども参考にしてみてください。

オイルヒーターのメリット

オイルヒーターのメリット
オイルヒーターのメリット

オイルヒーターにかかる電気代はエアコンよりも高いことが分かりましたが、それではなぜオイルヒーターを使用するのでしょうか。
実は、オイルヒーターには電気代が高くても利用するメリットが複数あります。
ここではオイルヒーターを使うメリットを紹介しますので、参考にしてみてください。

空気が乾燥しにくい

冬場にエアコンの暖房モードを使っていると、肌の乾燥が気になったり、喉を傷めたりする人も多いのではないでしょうか。また、エアコンから出る温風が当たって気になる、という人も少なくありません。
オイルヒーターは、空気や風を排出して部屋の温度を上げる暖房器具ではありません。
電気によって本体にあるオイルを温め、それをパネルに循環させて放熱することで部屋を暖める器具です。
このため、エアコンやファンヒーターのように空気を乾燥させにくい、というメリットがあります。

安全性が高い

オイルヒーターでは火を使わずに電気の熱によって部屋を暖めるため、安全性が高い暖房器具であると言えます。
冬場の暖房器具の中には、触れると火傷をしてしまう恐れのあるストーブなど、小さなお子さまがいる家では心配でなかなか目が離せない、と考えている人も多いのではないでしょうか。
一方、オイルヒーターは使用中であっても表面の温度は電気ストーブほど高くならないので、触れても火傷をする恐れがあまりありません。
しかし、ずっと同じ箇所を触っていたり、オイルヒーター本体が転倒したりすると火傷などの怪我・事故につながるため、注意が必要です。

自然に部屋を暖めることができる

空気や風を出すことなく、電気で温めたオイルの熱を放出することで部屋を暖めるオイルヒーターは、エアコンなどと違い自然な暖かさを感じることができます。
エアコンから出る独特の温風が苦手な人や、ストーブの周辺が特に高温になってしまうことが気になる人には、オイルヒーターがおすすめです。

お手入れがかんたん

オイルヒーターは機器本体の中に密閉されたオイルを電気で温めて放熱しますが、温められるオイルはずっと使えます。そのため、基本的には燃料などの交換・補充は必要ない暖房器具であると考えてよいでしょう。
暖房器具の中には定期的な燃料交換やメンテナンスが必須のものもあるので、そのまま使い続けることができる点はメリットであると言えます。
ただ、パネルの部分にはほこりが溜まりやすく、それを放っておくと火事や不具合につながることがあります。適度に最低限の掃除だけは行うようにしましょう。

空気が汚れにくい

エアコンやファンヒーターでは部屋にある空気を吸って稼動しているため、どうしてもフィルター部分に汚れが溜まりやすくなります。 また、その汚れが溜まったフィルターから風が送られると部屋全体にほこりやハウスダストを含んだ空気が広がってしまいます。
こまめに掃除をしていても、エアコンやファンヒーターを使っている場合は、部屋の空気が汚れやすいものです。
一方、オイルヒーターでは空気や風を部屋に送り込むことはありません。
パネルが汚れることはあっても、そこから空気が吐き出されているわけではないため、部屋の空気を汚すことなく暖めることができます。
火も使っていないので一酸化炭素中毒などを気にして頻繁な換気をする必要はなく、新鮮な空気と交換するための適度な換気で問題ありません。

オイルヒーターのデメリット

オイルヒーターのデメリット
オイルヒーターのデメリット

ここまでオイルヒーターのメリットについて紹介してきましたが、オイルヒーターにはデメリットも存在します。
ここではオイルヒーターのデメリットについて見ていきましょう。

電気代が高くなりがち

一般的なオイルヒーターは消費電力が360~1,500Wという機種が多く、3段階の出力モードのうち中程度(600~1,000W前後)で運転する頻度が高いため、どうしても電気代が高くなってしまう傾向があります。

暖まるまでに時間がかかる

オイルヒーターはオイルを電気で温めて、それをもとに部屋全体に熱を伝えるため、部屋が暖まるまでに少し時間を要します。
その分、自然な暖かさを感じることができる点はメリットですが、すぐに暖まりたい場合にはデメリットであると言えるでしょう。
特に、忙しい朝や、寒い外から帰ってきて早く暖まりたいときにはほかの暖房器具の助けを借りるのも1つの方法です。
中にはタイマーモードが付いているオイルヒーターもあるため、部屋を暖めておきたい時間が分かっている場合にはタイマーを活用するのもおすすめです。

捨てるのに手間がかかる

オイルヒーターが古くなったり、ほかの暖房器具に買い替えたいと思ったりして、オイルヒーターの処分を考えた場合、捨てるのに手間がかかることもあります。
まず、オイルヒーターの本体はある程度重くて体積も大きいことが多いため、運ぶ際も大変であるということが挙げられます。 多くの場合は粗大ごみとして出すことができますが、まれに自治体によっては本体のオイルを抜いてからでないと処分できない場合もあるため、注意が必要です。

置く場所の確保が必要

オイルヒーターはエアコンと違い、室内の床に直接設置する暖房器具です。
メーカーやタイプにもよりますが、どのオイルヒーターであってもある程度は置く場所を確保する必要があります。購入前にはオイルヒーターのサイズをしっかり確認して、十分なスペースを確保するようにしましょう。
特に、1人暮らしや2人暮らしの場合は暖房器具などの電化製品を置くスペースが狭いこともあるため、サイズ感も気にしながら選ぶことをおすすめします。
また、オイルヒーターは置く場所によっても部屋を暖める効率が変化するため、スペースがあればどこに置いてもよいという訳にはいかず、注意が必要です。
できれば窓を背にして設置し、暖めた空気を窓際で冷やさないようにしましょう。

部屋の換気をしにくい

先述したように、オイルヒーターはその性質上、部屋が暖まるまでに時間がかかります。
このため、一度換気をしてしまうと部屋の温度が下がってしまい、再び暖かい状態にするためにある程度の時間がかかってしまうのです。
それが理由で、換気をしにくいと考える人が多いこともデメリットであると言えます。
オイルヒーターはほかの暖房器具と比べて空気が汚れることも少なく、火を使わないため一酸化炭素中毒などの心配も必要ありません。頻繁に行わなくても問題はありませんが、適度な換気は行いましょう。

運転モードを使って電気代を節約する方法

運転モードを使って電気代を節約する方法
運転モードを使って電気代を節約する方法

ここでは、オイルヒーターの運転モードを使って電気代を節約する方法を紹介します。
どれもかんたんに実践できるものばかりなので、参考にしてみてください。

エコ運転モードがあるものを選ぶ

オイルヒーターの中には消費する電力を抑えることができるエコ運転モードが搭載されているものがあります。
この運転モードを積極的に使用することによって自動で電力を抑えることができ、節電につなげることが可能です。
最近の家電に搭載されているエコ運転モードは、消費電力を抑えながらも高いパフォーマンスを発揮してくれるものが多いため、この運転モードがついているオイルヒーターを使っている場合は活用してみるとよいでしょう。

タイマーモードを使う

オイルヒーターの中には、タイマーモードがついているものがあります。
このタイマーモードをうまく使うことで、オイルヒーターにかかる電気代は抑えることが可能です。
部屋を暖めておきたい時間帯にタイマーをセットしておけば、無駄に設定温度を上げることなく部屋を暖められて、電力消費量も抑えることができるでしょう。

運転モード以外で電気代を節約する方法

運転モード以外で電気代を節約する方法
運転モード以外で電気代を節約する方法

オイルヒーターの運転モードを使ってオイルヒーターの電気代を節約する方法を紹介してきました。
ここでは、運転モード以外で電気代を節約する方法を紹介します。

電源を切るタイミングに気を付ける

オイルヒーターの場合、部屋が暖まるまでには一定の時間がかかりますが、一度暖まってからはその暖かさが持続します。
エアコンなどは、一度電源を切ってしまうと部屋の温度が下がるまでの時間が短いのですが、オイルヒーターでは温められたオイルの熱がすぐには冷めないので、部屋の中に残った熱がしばらく部屋を暖め続けてくれるのです。
従って、外出や就寝の直前に電源を切るのではなく、少し前の段階で電源を切っても、しばらくは快適な温度で過ごすことができます。
電源を切るタイミングを見計らって、少し早めに切ることでオイルヒーターの使用時間を減らすことができ、結果的に節電につながります。

なるべく密閉した空間で使う

オイルヒーターはそもそも、部屋の密閉性と断熱性が高いヨーロッパの建造物に向けて作られた暖房器具です。
ヨーロッパの建造物は日本と違って石やレンガでできているため、熱が逃げにくくオイルヒーターの活用に適しています。
一般的に断熱性が低いとされている日本の建物でオイルヒーターを使う際には、なるべく密閉された空間で使うことでより暖かさを実感できるでしょう。

カーテンを利用する

オイルヒーターを効率よく使うために必要なのは、部屋の中の暖まった空気をなるべく逃がさないということですが、カーテンを利用することで部屋の断熱性を上げることができます。
冷気は窓から入ってきやすいため、オイルヒーターを使っているときはなるべくカーテンは閉めるようにしましょう。

部屋の空気を循環させる

オイルヒーターは空気を出さずに部屋を暖める暖房器具ですが、効率的に稼動させるためには部屋の中の空気を循環させることも大切です。
オイルヒーターを扉や窓の付近に設置することで、自然に空気の流れを作ることができるため、ヒーターの設置場所にも気を使うようにしましょう。

換気のタイミングを工夫する

オイルヒーターは部屋全体の温度を上げるまでの時間がほかの暖房器具と比べて長くかかるため、換気を頻繁に行うとその分多くの消費電力がかかります。
オイルヒーターの使用では空気が汚れることはあまりないので、換気は電源を切るタイミングなどで、工夫して行いましょう。

オイルヒーター以外の暖房器具も使用する

オイルヒーターだけでなく、ほかの暖房器具も併用することで節約になります。早く暖まりたい場合はファンヒーターを使ったり、子供がいない場合はストーブを使ったりと、ときと場合に応じてオイルヒーターと併用することで電気代も抑えられます。

料金プランを見直す

電気代を抑えたいと考えている人は、一度自分が現在契約している料金プランを見直してみることをおすすめします。
同じ電力会社の中にも、電気料金のプランにはさまざまなものがあり、人それぞれの生活スタイルに合わせたプランが用意されています。
自分が普段使う電気の量や時間帯によって、プランを変更した方がおトクに電気を使用することができることもあるため、電力会社に相談してみるのもよいでしょう。

電力会社を選ぶ

料金プランを変更することで電気代の節約につながる、ということは先述の通りですが、電力会社を変えることでも電気代の節約につなげることができます。
電力会社によってそれぞれ用意している料金プランは異なるため、複数の会社で比較してみることをおすすめします。
会社ごとにおトクな特典がついてくることもあり、自分に合った電力会社を選ぶことが大切です。

まとめ

ここまでオイルヒーターについて、器具の特徴とともに電気代の計算方法や節電のためのヒントなどを紹介してきました。
家の中にある電化製品の電気代を知ることは、自分の電気の使い方を見直すきっかけにもなります。オイルヒーターの暖房器具としてのメリットや注意点を知り、さらに賢く節約しながら使うことで、今まで以上に快適な時間を過ごしてください。

プロフィール写真 プロフィール写真

監修:
節約・家電製品・消費生活アドバイザー
和田 由貴(わだ ゆうき)

暮らしや家事の専門家として講演、執筆、テレビ出演など多方面で活躍。
2007年には「容器包装廃棄物排出抑制推進員(3R推進マイスター)」に委嘱されるなど、環境問題にも精通している。
「節約は、無理をしないで楽しく!」をモットーに、暮らしや家事の専門家として快適と節約を両立する賢い節約生活を提案している。

和田由貴オフィシャルホームページ

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