本が好きだった私は高校卒業後、本の卸会社へ就職しました。本当は手話の勉強がしたく、専門学校に行きたかったのですが、進学は断念しました。それでも手話への思いは消えず、趣味の範囲で手話サークルに通い、聴覚障がい者の方と手話で会話をする中で、思いが伝わる喜びや、話せる楽しさを実感して、次第に「手話を使った仕事に就きたい」という気持ちが強くなっていきました。そんな時、ソフトバンク渋谷手話カウンターのクルーを募集していることを知り応募しました。私の技術では受からないだろうと受けてみたらなんと合格。本当に嬉しかったです。それからは、趣味ではなく仕事として手話に向き合うことになり、学ぶ姿勢もより一層前向きになっていき、先輩方にもたくさんご指導いただきました。業務を覚えながら手話の勉強もして、となかなかハードに思えますが、手話での接客が楽しく、苦に感じることはありませんでした。手話は語学であり、学びに終わりはありません。今でも毎日、手話について考えながら過ごしています。