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テレワークの普及などを背景に、業務の効率化・デジタル化の重要性が増していますが、順調に対応できている企業ばかりではありません。ネックになっているのは紙を扱う業務です。郵便で発注書や請求書のやり取りを行うなど、紙の書類が業務の重要な位置を占めている企業は少なくなく、注文や決裁などの処理が集中する月初や月末には従業員の大きな負担となっています。
本ブログでは紙に関連する業務の中でも、特に従業員の負担が大きい「書類の内容をPCに入力する作業」の自動化ツールについて、サービスの特長や活用場面とともにご紹介します。
働き方改革関連法の施行(2019年4月)により、残業時間の削減やテレワークなど働く環境の見直しが進められています。それに関連して業務の効率化やデジタル化も求められていますが、請求書の提出や契約書捺印など紙媒体でのアナログな業務も依然として存在し、そのために出社しているなど非効率な点を抱えた職場も多くあります。
そんな中、2022年1月に施行された電子帳簿保存法の改正により、一定の要件を満たせば国税書類を電子データで保存できるようになるなど、従来紙で行っていた業務をデジタル化しやすくなりました。こうした状況を踏まえて、「デジタル技術の活用による書類業務効率化」が企業関係者の関心を集め、紙書類のPC入力を自動化する「OCR(Optical Character Recognition)」や、より高度な機能を持つ「AI-OCR」というツールが注目されています。
従来、紙書類のPC入力は手作業で行われることが主流でしたが、大量の書類を正確に入力することは従業員にとって大きな負担でした。それに対し、OCRは書類内容をスキャナやカメラで取り込むことで、PCへの入力が行えるツールです。特に、AIを組みあわせることでより高精度な文字認識機能を持たせたAI-OCRは、多くの形式の書類に対応し正確なデータ入力を可能にしています。
AI-OCRの最大のメリットは書類入力の正確化です。通常のOCRでは読み取りが難しいかすれた手書き文字や癖字、行や枠と接している字及び細かい表などもAI-OCRであれば自動的に、かつ高い精度でテキストデータに変換できます。
また、様式が異なるフォーマットに対応できる点もAI-OCRのメリットです。通常のOCRは事前に読み取る項目や位置の詳細な定義が必要ですが、AI-OCRは事前設定なしでもさまざまな種類の書類をテキストデータに変換することができます。そのため、企業や種類によってレイアウトがバラバラな契約書などの書類や、フリーフォーマットで作成された履歴書などの書類も読み取ることが可能です。
AI-OCRは以下のような定期的かつ大量に扱う書類のPC入力業務で、特に大きな導入効果を得ることができます。
・FAXで送られてくる発注書類や売上表
・手書きの請求書や納品書、各種伝票
・各種申込書、アンケート用紙、問診票、テストの答案、通関書類、身分証、請求書、領収書、名刺などの定型の帳票
・レイアウトが定まらない契約書、図面、履歴書、レシートといった非定型の帳票
PCへの入力業務を自動化したいと思っても「導入が大変」や「コストが気になる」といった懸念をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。
その点、AI-OCRはクラウドベースのツールも多く、PCやスマートフォン、そのほか標準的なOA機器(複合機など)があれば簡単に導入することができます。またコストについても、利用方法に合わせたプランの選択などで費用を抑えることが可能なものもあります。下記に具体的なサービスの情報をご紹介するリンクがありますので、この機会にぜひご覧ください。
LINE WORKS OCRは、紙面・画像に記載された文字・文章をテキストデータへ変換するサービスです。伝票や領収書の登録、身分証明証のモバイルアプリ上の情報入力など、煩雑な手入力作業の時間を大幅に削減します。
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