Google Cloud認定資格制覇への道筋

2024年12月14日掲載

Google Cloud認定資格制覇への道筋

ソフトバンク アドベントカレンダー2024 14日目の記事です。

こんにちは!ソフトバンク アドベントカレンダー2024 14日目を担当する神田です。
普段は、システム企画、新技術調査、検証などを行っています。

本記事では、Google Cloud認定資格11種類全てを獲得した私の経験をお伝えしようと思います。

Google Cloud認定資格取得をお考えの皆様のお役に立てて、モチベーション向上につながれば幸いです。

目次

Google Cloud認定資格とは

2024年12月10日現在、11種類のGoogle Cloud認定資格が提供されています。Google Cloudの様々なサービスについて基礎レベルからプロフェッショナルレベルまで幅広い知識と経験が必要となります。

レベル

資格種類

提供言語

基礎レベル

Cloud Digital Leader

英語、日本語、スペイン語、ポルトガル語、フランス語

Associate

Associate Cloud Engineer

英語、日本語、スペイン語、ポルトガル語

Professional

Professional Cloud Architect

英語、日本語

Professional Data Engineer

英語、日本語

Professional Cloud Security Engineer

英語、日本語

Professional Google Workspace Administrator

英語、日本語

Professional Cloud DevOps Engineer

英語、日本語

Professional Cloud Developer

英語、日本語

Professional Cloud Network Engineer

英語、日本語

Professional Cloud Database Engineer

英語(2024年12月10日現在)

Professional Machine Learning Engineer


英語(2024年12月10日現在)

Google Cloud認定資格取得のきっかけとモチベーション

Google Cloudを利用したシステム開発プロジェクトに参画し、システム理解、開発効率化のために資格取得を目指したことが私の認定資格受験のきっかけでした。

2022年2月にCloud Digital LeaderとAssociate Cloud Engineerの認定資格を取得しましたが、その時点ではプロフェッショナル資格取得は特に考えていませんでした。

2023年6月ごろ、同じ部署の後輩君が「プロフェッショナルアーキテクトを取得しました!」という報告を聞いたことで「私も負けてられない」と思いプロフェッショナルレベルの認定資格取得に向けて取り組みはじめました。最終的に、2024年5月に全ての認定資格を取得することができました。

私の資格取得履歴は以下の通りです。

取得日

資格種類

2022年2月2日

Cloud Digital Leader

2022年2月5日

Associate Cloud Engineer

2023年8月30日

Professional Cloud Architect

2023年9月18日

Professional Data Engineer

2023年9月18日

Professional Cloud Security Engineer

2023年12月9日

Professional Google Workspace Administrator

2024年2月12日

Professional Cloud DevOps Engineer

2024年2月18日

Professional Cloud Developer

2024年4月7日

Professional Cloud Network Engineer

2024年4月30日

Professional Cloud Database Engineer

2024年5月6日

Professional Machine Learning Engineer

試験対策と試験後の対応

受験するからには1回で合格したい!そのために、私は以下のような対応を実施しました。

1. Google Cloudを知る

Google Cloudを何も知らなければ手も足も出ません。なので、Google Cloudにはどのようなサービスがあるのかを実際に触って理解していきました。幸運なことに、Google Cloudを利用した業務システム開発に携わっていたおかげでGoogle Cloudに関する簡単な事項については理解できていましたし、業務で関わっていない範囲についてもすんなり理解をすることができました。

もし業務で触れる環境がない場合でも、Google Cloudでは無料使用期間があります。まだGoogle Cloudを一度も使ったことがないのであれば、是非ともこの機会に触れてみましょう!

2. 試験に向けて勉強をする

各種試験で出題される範囲、サービスについては、Google Cloud認定資格のページに掲載されています。試験範囲となっているサービスを実際に使用たり、ドキュメントや解説を見たりして理解を深めました。認定資格合格に向けて体系的な知識を習得したい方は、Google Cloud Skills Boostの各種認定資格コースが良いです。認定資格分野の知識を動画、ドキュメント、ハンズオンで学ぶことができます。知識が身についてきたと思ったら、Google Cloud公式の模擬試験を利用して現在の習熟度と試験対策を実施しましょう。模擬試験は各認定資格の詳細ページにリンクがあります。よりしっかりと試験対策したい方はUdemyやExamTopicsで提供されている模擬問題に挑戦してみる、YoutubeやCourseraなどで解説動画を見るなどをお勧めします。

ここで、私がプロフェッショナル資格の勉強で特に苦労した内容をピックアップして共有します。

Professional Cloud Architect

初めて受験するプロフェッショナル資格だったためかなり力を入れて対策しました。Professional Cloud Architectは他のプロフェッショナル認定資格と異なりケーススタディが出題されるため、ケーススタディに対する最適なソリューションは何かを理解するのに苦労しました。試験で出題される可能性のある4つのケーススタディはProfessional Cloud Architectの詳細ページに掲載されているので、すべてのケースを理解しておくことが重要です。

Professional Google Workspace Administrator

Google Workspaceに関する試験のため、Google Cloudだけでは操作できない内容が出題される場合があります。Google Workspaceの管理機能の操作ができない場合は、Google Cloud Skills Boostや他の模擬問題集などで知識を補いましょう。

Professional Cloud Database Engineer, Professional Machine Learning Engineer

この2つの試験は現在英語版のみの提供となっております。私が受験した経験上そこまで難しい単語は出題されませんでしたが、データベースや機械学習分野の専門用語の英単語が問題文に出題される場合があります。試験中に慌てないように、その分野でよく見る英単語は事前に覚えておいたほうが無難です。

3. 試験の予約と受験

試験日程はCertMetricsからWebassessorにアクセスして予約します。CertMetricsでは試験の予約、履歴の確認、取得している認定資格の一覧を閲覧できます。CertMetricsの「ACCESS WEBASSESSOR」リンクからWebassessorにアクセスして試験の予約を行いましょう。

受験方法は自宅で受験できる遠隔監視、もしくはテストセンターで受験するオンサイト試験の2種類の方法があります。私は自宅に受験に適した環境がなく、テストセンターも自宅から近い場所にあったため、ほとんどの試験をテストセンターで受験しました。個人的には、テストセンターの方が試験に集中できる環境が整っているためお勧めです。

認定試験範囲のサービスや試験対策をしっかりと行っていれば、時間に余裕をもって試験を終了することができます。

4. 受験終了後

試験終了後、登録されたメールアドレス宛に結果が通知されます。もし合格していたら資格認定の連絡と、Credlyからデジタルバッチ発行の連絡が来るので忘れずにチェックしましょう。デジタルバッチをソーシャルメディアなどで公開することで自分の持っている資格、実績をアピールすることができます。

また、プロフェッショナル資格合格者にはGoogle Cloudの記念品を手に入れることができる引換券が提供されます。日常で使用できる様々な記念品があるため、是非ゲットしてみてください。(※記念品の交換については2024年12月10日時点の情報です。)

まとめ

今回はGoogle Cloud認定資格を全種制覇した体験をご紹介しました。全ての認定資格を取得するためには幅広い技術知識やGoogl Cloudのサービスに対する理解が必要となるためとても大変でした。特にProfessional Cloud Architectのケーススタディの理解、英語のみの試験の対策には苦労しました。その分、資格取得に向けた勉強を通してGoogle Cloudについてより理解でき、業務に役立てることができたと感じています。
また、Google Cloudの認定資格を取得したからと言ってすべての機能を理解できたわけではないため、新サービスや新機能のキャッチアップ、核となっている技術要素の習得も引き続き実施していきたいと考えています。

余談ですが、2022年に取得したCloud Digital Leader、Associate Cloud Engineerの有効期限が近くなってきました。Google Cloudは常に新しいサービスが提供されているため、サービスの進化に取り残されないためにも再認定に向けて勉強をしている最中です。

まずは気になる認定資格1つから、是非ともチャレンジしてみてください。

皆様の挑戦を応援しています!

それでは、ソフトバンクアドベントカレンダー2024 、15日目にバトンを渡します!

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