【合格体験記】Oracle Cloud Infrastructure Multicloud Architect Professional に挑戦してみました

2026年2月5日掲載

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ご覧いただきありがとうございます。ソフトバンクの蒋です。

今回は、Oracle Cloud Infrastructure (OCI) の「Multicloud Architect Professional」資格に合格したので、その試験内容と私の体験談を紹介します!

この資格、実は OCI の Professional レベルの中でも公式学習動画の量が最も少ないんです。効率的にサクッと OCI Professional 資格を取りたい方には、かなりおすすめの選択肢になると思いますよ!

この記事が、皆さんの次の挑戦への一歩になったら嬉しいです。

目次

OCI Multicloud Architect Professionalってどんな資格?

この認定資格は、OCI を用いたマルチクラウドソリューションの設計および実装に関する個人の専門知識を評価するために設計されています。この認定資格は、複数のクラウドサービスを組み合わせてマルチクラウド環境を構築する能力を測ることを目的としています。

つまり、「OCIを核に、複雑なマルチクラウド環境を構築・設計できる能力がありますよ!」というお墨付きがもらえるわけですね。

公式ページに記載されている試験概要は以下の通りです。

項目

詳細

試験形式

多肢選択式(Multiple Choice)

出題数

50 問

試験時間

90 分

合格ライン

68%

受験料

$245

各カテゴリが試験に占める割合は、下記の通りです。

カテゴリ

%

マルチクラウドの概要

10%

コアOCIサービスの概要

20%

マルチクラウド接続オプションの構成

20%

Oracle Database@Azureの実装

30%

Oracle Database@Google Cloudの実装

20%

マルチクラウドの概要 

  • マルチクラウドとそのメリットの説明
  • OCIでの一般的なマルチクラウドのユースケースとその実装の説明

コアOCIサービスの概要        

  • アイデンティティ・プロバイダを使用したOCIアイデンティティ・ドメインのフェデレーションの説明および実装
  • VCNコンポーネントの実装と管理
  • ベース・データベース、Autonomous Databases、HeatWaveなどのOCIデータベース・サービスの管理

マルチクラウド接続オプションの構成        

  • サイト間VPNやFastConnectなどのOCIマルチクラウド接続オプションの構成
  • Oracle Interconnect for Azureの実装
  • Oracle Interconnect for Google Cloudの実装

Oracle Database@Azureの実装        

  • Oracle Database@Azureのアーキテクチャとオンボーディングの説明
  • Oracle Database@Azureのプロビジョニング
  • Oracle Database@Azureの高可用性およびディザスタ・リカバリの構成

Oracle Database@Google Cloudの実装        

  • Oracle Database@Google Cloudとそのアーキテクチャの詳細
  • Oracle Database@Google Cloudのオンボードと構成
  • Oracle Database@Google Cloudでのリソースのプロビジョニングと管理

私が実践した効率的な勉強法

OCI資格の勉強といえば、やはり「公式のラーニングパス」が最強だと感じました。単にプロダクト紹介として知識を詰め込むのではなく、なぜその設計になるのか、実際の利用でどう操作するのかまで含めて説明されているため、理解の深さがまったく違います。

このラーニングパスを修了すると、次のことに対する理解を深められます。

  • マルチクラウドアーキテクチャを採用する主な要因と利点を分析する
  • Oracle Cloud Infrastructure のツールとサービスを用いて、安全かつ効率的なマルチクラウドソリューションを設計する
  • VPN、FastConnect、相互接続などの高度なネットワーク設定を構成し、クラウド間の接続性を最適化する
  • マルチクラウドのユースケースを評価し、ワークロードの分散やパフォーマンス最適化に最も効果的な戦略を特定する
  • マルチクラウド間での冗長性、高可用性、災害復旧ソリューションを実装して、システムの信頼性を確保する
  • Oracle Cloud Infrastructure と Azure、Google Cloud など他の主要クラウドとの連携を行い、シームレスな相互運用性を実現する
  • マルチクラウド環境での接続や設定のトラブルシューティングを行い、円滑な運用と中断の最小化を図る
  • コスト管理、法令遵守、データセキュリティに関するベストプラクティスを適用する

試験範囲に沿って体系的に構成されているので、特に初学者の方でも全体像を掴みやすいのが大きなメリットです。

私は他のクラウドに関する知識は持っていますが、OCIは初めてで、マルチクラウドについても初心者です。

約7時間半の動画をスキップせずに2回視聴し、見る際に以下のポイントを実行しました。

・基本の理解を徹底

まずは、コンピュート、ネットワーク、IAMといった基本サービスの概要を、動画とドキュメントで一通り確認しました。

ただ暗記するのではなく、「どんな場面で使うのか(ユースケース)」「他クラウドとの考え方の違いは何か」を常に意識しながら学習したことで、理解度がぐっと深まりました。

・ハンズオンで定着させる

ラーニングパス内のハンズオンデモを積極的に活用!実際にOCIコンソールを触ってみると、用語や設定項目が具体的なイメージとして頭に残り、本番の試験問題でも迷いが少なくなりました。

・公式ドキュメントで補完

仕上げにラーニングパスの内容を振り返り、少しでも理解が曖昧な部分は公式ドキュメントで補足。結果として、公式ラーニングパスを軸にすることで、非常に効率よく、無駄なく試験対策ができたと実感しています。

提供されるラーニングパスには、レクチャー動画以外に、詳細な解説付きの例題動画、そして30問の模擬試験が含まれています。本試験は50問ですが、この例題や模擬試験で出題された問題と同一の内容が本番試験でも複数出題される傾向にあると感じました。したがって、これらの教材を徹底的に活用することが、合格への最も確実な方法と言えるでしょう。

受験当日の流れと注意点

OCI Multicloud Architect Professional 試験をオンライン形式で受験しました。

受験方法

  • 予約: 15分刻みで提供される空き枠から選択し、その場で確定できます。

  • 試験当日:

    • まず「安全な試験プロクター」というChrome拡張機能のインストールが必要です。この拡張機能がPC環境をチェックし、問題があれば解消しないと次に進めません。

    • 環境チェックをクリアすると、画面は全画面に固定され、試験終了まで退出できなくなります。

    • 予約時間の30分前からチェックイン可能で、チェックイン後、試験時間を待たずにすぐ開始できます。

受験時の状況

  • 試験官: 私の場合は試験官はおらず、画面の指示に従って操作しました。

  • 本人確認: 試験開始前に、身分証明書を手で持って写真撮影をするなど、厳格な本人確認が求められました。

  • カメラ: 無料の Foundation 試験とは異なり、この Professional 資格では試験開始から終了までカメラを常時ONにする必要がありました。資格のレベルによって必要な環境が変わるようです。

感想

試験時間はほぼ90分使い切りました。Foundation 試験のような余裕はありませんでしたが、公式ラーニングパスの内容をしっかり押さえていれば対応できると感じました。

そして、無事に合格できました!

まとめ:挑戦してみて感じたこと

OCI Multicloud Architect Professional は、「OCIは初めて」「マルチクラウドはこれから学びたい」という方でも、公式ラーニングパスをしっかり活用すれば十分に合格を狙える資格だと感じました。

特に、Oracle Database@Azure / Oracle Database@Google Cloud を含めた実践的なマルチクラウド構成を体系的に学べる点は、試験対策にとどまらず、実務にもそのまま活かせる内容です。

公式動画のボリュームが比較的コンパクトなのも、忙しい中で効率よく Professional 資格に挑戦したい方には大きなメリットだと思います。

これからマルチクラウド領域に踏み出したい方、OCI を軸にクラウドの引き出しを増やしたい方には、非常におすすめできる資格です。

この記事が、皆さんの次のチャレンジを後押しできれば幸いです。

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