新卒社員が研修中にJava Silver取ってみた【合格体験記】

2024年12月10日掲載

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こんにちは、システムエンジニアの油上です。
本記事では、新卒社員としてJavaの知識が全くなかった私が、研修を受講しながらJava Silverを取得するためにどのような勉強をしたかを紹介します。

目次

なぜ受けたのか?

今後業務でも利用する可能性があったからです。自分は大学でPythonを3年間利用していて、社内の研修でJavaを勉強しました。Javaは知識も使用経験もなく、勉強すると思っている以上に難しく苦労しました。復習を行っていた所、先輩社員からの紹介で本資格を知り、チャレンジしてみようと思いました。

どんな試験か?

Java Silver(正式名称:Oracle Certified Java Programmer,  Silver SE 11)とは、Oracle社が提供するJavaプログラミング言語の技術認定資格です。

詳しい試験情報や受験方法は、自分に本資格を紹介してくれた先輩社員の記事【はじめてのJava Silver】試験概要や申込方法について解説があるので、参照していただければと思います。

私は、特に受験予約をするのに苦労しました。予約サイトは主に英語なため、翻訳をかけると変な日本語になってしまい、「これで良いの?」ってなる場面が多くあったからです。受験料が高いこともあり、不安要素になるので、様々な方の記事を参照する事をお勧めします。

どんな勉強をしたか?

使用した参考書から紹介します。

勉強の過程ではなぜその選択肢が不正解なのか説明できるようにする事を意識しました。
今後業務で使用する可能性が高く、折角時間を割いているのに浅い理解のまま取得するのはもったいないと感じたからです。研修外でほぼ毎日1~2時間インプットしつつ、研修中のJavaに触れる機会をアウトプットの場として活用しました。勉強は2か月半ほど続けて、累計時間は約120時間だったと記憶してます。

試験当日は180分の試験時間のうち90分で解き終えたので、勉強すれば余裕をもって解き終えられる試験だと思います。

オススメすること

受験場所は2つの理由からテストセンターでの受験を強くお勧めします。

1つ目は、オンライン受験は思っている以上に準備が大変だからです。他の資格をオンライン受験で取得した時は、数日前に実際に試験する場所で互換性チェックを行ったり、当日も部屋全体を映して、「その電源コードは抜いて」や「ドアが常に映るようにして」など、細かく指示されて面倒さを感じました。その点、テストセンターは事前準備がないので楽だと思います。

2つ目は、移動によって頭がすっきりした状態で受験できるからです。軽い運動は集中力を高める効果があるらしく、移動までの時間はかかりますが、いつもより良いパフォーマンスが出せると考えればお勧めだと思います。

まとめ

今回はJava Silver取得までの体験記を紹介しました。

  • 申込サイトがわかりにくいなど、受験前のハードは高め。十分な事前準備を。
  • 参考書・問題集で勉強すれば十分に合格可能
  • なぜその選択肢が不正解なのか説明できるようにすることが大切
  • 受験場所はテストセンターでの受験がおすすめ

また、Pythonを勉強した人間からすると、Javaの言語としてのルールの厳格さが目立つなと感じました。

例を挙げると…

  • とにかく型に悩まされました。計算の時に変換に優先順位が存在する事に注意していると、そもそも左辺と右辺の型があってない事を見逃してしまったり…といった感じでした。

  • Pythonでは人間が書いたコードをそのまま実行できますが、Javaでは人間が書いたコードをコンピュータが実行可能なコードに変換する「コンパイル」を行ってから実行する必要があります。試験では「コンパイル時にエラーが起こる」か「実行時にエラーが起こる」か、まで考える必要がありました。

  • Javaではアクセス修飾子を使って変数単位で詳細なアクセス管理ができます。ただ、修飾子によってアクセス可能な範囲が異なる事や、クラス継承が絡んだ時にルールがあり、それらへの理解に苦労しました。

一方で、こうした厳格なルールが読みやすいコードを作る事を可能にし、保守性やパフォーマンスに貢献している事が評価されて、広く利用されているんだなと勉強になりました。

Java Silverには上位資格であるJava Goldがあるので、全てを理解するにはまだまだ先が長そうです。頑張ります。

皆さんも取得を目指してみてはいかがでしょうか?

本記事が参考になれば幸いです。

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