フォーム読み込み中
こんにちは!
ビジネスシステム開発本部の小野です。
この記事では、私が2023年5月に取得したJava Silver(Oracle Certified Java Programmer, Silver SE 11 )の試験概要と申込方法について紹介していきます。
特にJava Silverは申込方法が複雑なので、丁寧に解説できればと思います!
Java Silverとは、Oracle認定試験の1つで、正式名称を「Oracle Certified Java Programmer, Silver SE 11 」といいます。実はJava Silverは正式名称ではなく、Bronze・Silver・Goldといった試験の難易度に基づいた通り名です。
Java Silverでは、Javaアプリケーション開発に必要なプログラミング知識・さまざまな状況への対応能力を証明できます。
この資格では受験する際に実務経験や前提資格は無いので、はじめてJava資格を取得する人におすすめできる資格といえるでしょう。
それではJava Silverの試験概要について端的に表でまとめてみました。
項目 | 詳細 |
---|---|
資格名 | Oracle Certified Java Programmer, Silver SE 11 |
試験名 | Java SE 11 Programmer I 試験 |
試験番号 | 1Z0-815-JPN |
試験日 | 随時受付・随時実施 |
試験時間 | 180分(退出可能) |
出題数 | 80問 |
合格ライン | 63% |
受験要件(実務経験・前提資格) | なし |
主な出題内容 | ・Javaテクノロジと開発環境についての理解 ・簡単なJavaプログラムの作成 ・Javaの基本データ型と文字列の操作 ・演算子と制御機能 ・配列の操作 ・クラスの宣言とインスタンスの使用 ・メソッドの作成と使用 ・カプセル化の適用 ・継承による実装の再利用 ・インタフェースによる抽象化 ・例外処理 ・モジュール・システム |
受験料(税込) | 37,730円 |
先ほどお話しした通り、Oracle社が提供するJava試験にはJava Silverだけでなく、Java BronzeやJava Goldが存在します。せっかくですので、これらも軽く説明します!
まずJava Bronzeですが、Java Silverの下位資格となる入門編の資格になります。こちらはオブジェクト指向などの基礎を理解できているかどうかを確認するレベルの初心者用の資格です。試験範囲の半分以上がJava Silverと同じであることや、実はJava Bronzeが日本独自の資格でグローバルな資格ではないことからも、素直にJava Silverから受験することをお勧めします!
次にJava Goldですが、Java Silverの上位資格となる応用・発展編の資格になります。この資格では、設計意図を正確に理解した上で、独力で機能実装が行えることを証明できます。Java GoldはJava Silverの取得が受験要件になってますので、Java Silverから着実にステップアップしましょう!
おすすめの参考書はもちろん、通称黒本と呼ばれる、徹底攻略Java SE 11 Silver問題集です!表紙が黒いから黒本と呼ばれてます。
この黒本の「第12章 総仕上げ問題(1)」と「第13章 総仕上げ問題(2)」は特に重要だと思います。そのまま答えを覚えるのではなく、なぜその回答になるのかをしっかり理解するように取り組んでみてください!
黒本がどうしても理解できないという方は、同じ黒本のBronze版、徹底攻略Java SE 11 Bronze問題集で勉強されるのがおすすめです。この資格における合格への鍵は徹底攻略Java SE 11 Silver問題集が握っているため、Bronzeを受験するわけではないですが、同じような系統の書籍であり、試験範囲の半分以上が被っていることから基礎から土台を作りやすくなります。
それでもわからないという方は、Udemyや他の解説がわかりやすい書籍等から始められるといいと思います。
Java Silverの申し込み方法が複雑なのは、資格の認定機関であるOracle・資格情報を管理するCertview・試験を主催しているピアソンVUEといった3つのサイトを経由して申し込む必要があるからです。
ここまで経由してようやく試験エントリーできる資格はなかなかないのではないでしょうか?
ちなみに同じOracleの試験でもピアソンVUE社が主催していない試験は申込方法が別なので注意してください。
それでは、本記事ではおそらく一番ベーシックな方法をご説明いたします。
まずOracleのアカウントを作成します。
このアカウントがあることでCertviewにログインすることができるようになりますので、すでに持っている人は次のステップに進んでください。
では早速、Oracleプロファイルの作成をしましょう!
Oracleプロファイルの作成では、必要事項を記入して登録を完了してください!作成の際の注意事項を以下にまとめました。
作成の際の注意事項
Oracle.comのアカウントが登録できたら、早速CertViewにログインしましょう!
CertViewページ内の「Login to CertView(CertViewへのログイン)」をクリックします。
Certviewは標準言語が英語ですが、右上の「-- Select Language --」から日本語に変更できるので、試験管理システムのCertviewを適切に使用するためにも言語変更を推奨します。
ログイン後も日本語にできますが、ログイン前に日本語にすると以下のようになります!
Certviewへのログインをクリックすると、Oracleアカウントでのログインが求められます。
ここで先ほど作成したOracleアカウントを使ってログインします。
ログインしたら、以下の画像のようにピアソンVUEのアカウントを持っているか聞かれます。(初回しか表示されないので、今回は公式のログインに関するPDF資料からの引用になりますが、実際の画面デザインはアップデートなどにより少し異なると思います。)
ここでアカウントのコネクトをしても構いませんが、CertViewからシングルサインオンでピアソンVUEにアクセスできるようになってますので、その必要はありません。重要なのはアカウントがあってもなくても変わりません。
CertViewにログインしたら、CertViewアカウントに氏名や住所の登録が必要です。Oracleアカウントからある程度情報が接続されていますが、個人情報が異なると受験に問題が生じる可能性があるので、再度確認しながら登録してください!
画面の表示を日本語表示にしている場合も、一部の項目では英数字での入力が必要です。エラーメッセージに従って入力してください。
登録が完了すると、以下のようにCertViewが使えるようになります。
(画像は右上から言語を日本語にした状態です。)
CertViewが使えるようになったら画面左側の「Manage Exam at Pearson|VUE(ピアソンVUEサイト)」をクリックします。
クリックしたら、以下の画面のように自動的にピアソンVUEサイトが開きますのでお待ちください。
真ん中にある「試験の表示」をクリックすると試験の検索画面になります。
「試験の検索」では、Java Silverの試験名である「1Z0-815-JPN」を検索してください。そうすると、下に表示される「Java SE 11 Programmer I」をクリックします。
試験が選択できたら、あとは試験会場と日時を選択し、お支払いを完了させれば申込完了です!
今回はJava Silverの試験概要と申込方法について、紹介いたしました。
Java Silverの受験自体はピアソンVueのサイトからエントリーできるのですが、試験結果の確認はどちらにせよCertViewのサイトで行うため、今回紹介したOracleのアカウントでCertViewのサイトに入り、ピアソンVueのサイトにシングルサインオンでアクセスするが現時点における最適解のように思います。
Java SilverはJava資格の中で人気の資格ですので、これからJavaを勉強するけど目標が特にないという方やJavaの資格が欲しいという方はぜひ、Java Silverの勉強をされてみてはいかがでしょうか。
本記事がそのような方々の参考になれば幸いです。
条件に該当するページがございません