【Google x GenAI】Gemini Enterprise のアクション機能で OneDrive を操作してみた

2026年2月26日掲載

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本記事では、Gemini Enterprise の OneDrive コネクタが提供するアクション機能を実際に触って検証してみました。フォルダ作成・ファイルのコピー・ファイルのアップロード・ファイルのダウンロードの4つを順に試しながら、どんな操作ができて、どんな挙動をするのかを紹介します。

目次

Gemini Enterprise とは

Gemini Enterprise は、Google Cloud が提供する企業向けの AI エージェントプラットフォームです。企業全体の情報を一元化して横断的に検索できるだけでなく、各種コネクタを通じてメール送信やカレンダー作成といったアクション機能を実行できることが特徴です。本記事ではこのアクション機能にフォーカスし、OneDrive コネクタでどんなことができるのかを実際に試していきます。

Gemini Enterprise で出来ることについては以下の記事も併せて参照してください。
Gemini Enterprise とは? Gemini Enterprise 機能紹介

OneDrive とは

OneDrive は Microsoft が提供するクラウド ストレージ サービスです。ファイルをクラウドに保存して、複数のデバイスからアクセスしたり、共有したり、同期したりすることが可能です。

今回の検証内容

目的

Gemini Enterprise の OneDrive コネクタが提供する「アクション」機能を使い、OneDrive 上で次の 4 操作を一通り実行できることを確認します。

  • フォルダ作成:指定したフォルダ配下に、新規フォルダを作成する
  • ファイルのコピー:コピー元ファイルとコピー先フォルダを指定して複製する
  • ファイルのアップロード:チャットに添付したファイルを、指定フォルダにアップロードする
  • ファイルのダウンロード:指定ファイルのダウンロードリンクを出力する

前提条件

Gemini Enterprise の準備
今回は「Gemini Enterprise で OneDrive を扱える状態」までできている前提で進めます。

  • Gemini Enterprise が利用可能で、アプリケーションを作成していること
  • OneDrive コネクタ(データストア)が作成済みで、作成したアプリケーションに接続できていること
Gemini Enterprise アプリケーションに OneDrive が接続済み
  • OneDrive コネクタでアクション機能が有効化されていること
アクション機能が有効化されている

Gemini Enterprise と OneDrive の接続については、以下の記事や Google の公式ドキュメントをご参照ください。

OneDrive の準備
検証用に、ファイルを置く場所と材料を用意しておきます。

  • 検証用に、作業フォルダを 1 つ用意しておく(例:/OneDrive_test)
  • コピー元にするテンプレートファイルを 1 つ用意しておく(例:/OneDrive_test/Template.pdf )
作業フォルダとテンプレートファイルを用意

ローカル環境の準備

  • アップロード用の添付ファイルを用意しておく(例:Upload.pdf)
アップロード用のファイルを用意

アクションの検証

では、ここから OneDrive コネクタの各アクション機能を、一連の流れの中で試していきます。今回は「/OneDrive_test」フォルダを作業フォルダとし、フォルダを作成、ファイルのコピー、ファイルのアップロード、ファイルのダウンロード、の順に実行します。

フォルダの作成

それでは、まずフォルダを作成しましょう。「/OneDrive_test」の中に、「テスト」フォルダを作成するように、依頼してみます。

フォルダの作成を依頼

確認のダイアログが表示されるので、作成先の親フォルダ名(Parent Folder Name)と作成するフォルダ名(Folder Name)があっていることを確認し、チェックマークをクリックします。

フォルダが作成された旨のメッセージ
フォルダが作成されている

指定したフォルダ内に、正しく「テスト」フォルダが作成されました。

ファイルのコピー

続いて、先ほど作成した「テスト」フォルダに、「OneDrive_test」フォルダにある「Template.pdf」をコピーしてみましょう。

ファイルのコピーを依頼

確認のダイアログが表示されるので、親フォルダの名前(Parent Folder Name)とコピー対象のファイルの名前(Resource Name)があっていることを確認し、チェックマークをクリックします。

ファイルがコピーされた旨のメッセージ
ファイルがコピーされている

先ほど作成したフォルダ内に、正しくファイルがコピーされました。

ファイルのアップロード

今度は、ファイルを添付して OneDrive 上にアップロードをしてみます。「Upload.pdf」を添付し、「OneDrive_test/テスト」フォルダにアップロードするように依頼してみます。

ファイルのアップロードを依頼

アップロード先でのファイル名(File Name)と、添付したファイルのファイル名(Input File Name)が表示されるので、合っていることを確認してチェックマークをクリックします。ここで一番上の「File Name」を変更すると、アップロード先でのファイル名を変更することが可能ですが、「Input File Name」を添付したファイルと異なるファイル名に変更するとエラーになってしまうのでご注意ください。

ファイルがアップロードされた旨のメッセージ
ファイルがアップロードされている

指定したフォルダに「Upload.pdf」が正しくアップロードされました。

ファイルのダウンロード

最後に、ファイルのダウンロードをしてみます。先ほどアップロードした「Upload.pdf」をダウンロードするように依頼してみます。

ファイルのダウンロードリンクが表示されている

すると今回は確認ダイアログは出ず、ダウンロードリンクが表示されました。ダウンロードリンクをクリックしてみます。

データの漏洩リスクに関するポップアップ

ダウンロードリンクをクリックすると、データの漏洩リスクに関するポップアップが表示されました。OneDrive 内のデータが外部に出てしまうため、ファイルをダウンロードしたい場合にはリスクを理解したうえで実施する必要があります。こちらで「ダウンロードする」をクリックすると、ファイルをダウンロードすることができました。

まとめ

今回は OneDrive コネクタのアクション機能を一通り試してみました。どの操作も想定通りに動き、OneDrive 側でも反映されていることを確認できました。

 

使ってみて分かったポイントは2つです。1つ目は、フォルダの作成/ファイルのコピー/ファイルのアップロードは確認ダイアログが出るので、操作ミスを抑えやすいこと。2つ目は、ファイルのダウンロードはリンクが直接出る分、漏洩リスクの注意も含めてデータの取り扱いに関するルール作りが大事になることです。ファイルのアップロードの際に「Input File Name」を変えるとエラーになってしまうという点も含め、まずは検証用フォルダで挙動を掴んでから業務利用に広げていくのが良さそうです。

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