MSS(Managed Security Service、マネージドセキュリティサービス)は、組織が自社でセキュリティインフラを構築および運用管理する代わりに、専門のサービスプロバイダに委託するサービスです。MSSは、セキュリティ監視、ログ管理、脅威インテリジェンス、セキュリティポリシーの管理などの幅広いセキュリティ業務を、専門知識をもった担当者が行います。また、MSSは24時間体制で運営され、リアルタイムでのセキュリティインシデント対応を提供することが特徴です。
MSSが求められる背景としては、大きく分けて2つあります。
①年々高度化するサイバー攻撃への対応
サイバー攻撃は日々進化しており、巧妙な手口で組織のセキュリティ対策をすり抜けようと試みています。自社のセキュリティ人材がこれらの攻撃に対処するには、日々の情報収集や膨大な知識と経験に基づく高度なスキルが必要となっています。しかし、IT人材不足が叫ばれる昨今、全ての企業でそのような人材を確保するのは非常に困難です。
MSSの活用により、専門的なスキルをもった人材確保を担保することができ、組織のセキュリティレベルを保つことができます。
②夜間・休日対応の業務負荷軽減
サイバー攻撃は、平日の業務時間中に起こるとは限りません。セキュリティ担当者は、常にセキュリティアラートやインシデント対応のプレッシャーを抱えていると言っても過言ではないでしょう。
24時間365日対応のMSSであれば、社員の業務過負荷を防ぎ、適切な初動対応が可能です。
組織はMSSを導入することで、セキュリティ専門知識やリソースを効率的に活用し、セキュリティリスクを軽減することができます。
高度なサイバー攻撃を常に気にしなければならないセキュリティ担当者の負担は増すばかり。セキュリティ担当者の運用負担を軽減し、セキュリティのプロが常時監視と対応を行う「マネージドセキュリティサービス」(MSS)をご紹介します。
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