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AppSheet で始めるDX:Gemini 連携で業務効率を飛躍的に向上!
「もっと効率的に働きたい」「日々のルーティンワークから解放されたい」と感じていませんか?
AppSheet とGemini の連携が、まるで魔法のようにあなたの救世主になるかもしれません。AIのパワーを活用することで、面倒な作業から解放され、本当に重要な仕事に集中できる未来が、すぐそこに待っています!
この記事では、AppSheet とGemini の連携について、初心者の方にも分かりやすく徹底解説します。具体的な活用事例や設定方法、導入のメリット・デメリットまで、気になる情報を余すことなくお届けします。
この記事を読めば、あなたもAppSheet とGemini で、業務効率化の波に乗れること間違いなし!
この記事のポイント
こんな方にオススメ
本記事は執筆時時点の情報をもとにしており、現在の仕様とは異なる場合がございます。
ご注意ください
本稿で紹介する機能(AI in automations)は、現在プレビューリリース版です。プレビュー版のサービスは、テスト環境でのみご利用いただくことを前提とされており、本番環境のアプリでの利用は推奨されません。
なお、本機能を利用するには、AppSheet Enterprise Plus ライセンスが必要です。Google Workspace に標準で付帯されているAppSheet CoreではAI Task(AI機能)がグレーアウトしてしまい有効にすることができません。
さらに詳細を知りたい場合は 自動化における AI の概要 をご確認ください。
まず、今回の主役である「AppSheet 」と「Gemini 」について、簡単に説明します。
AppSheet : Googleが提供するノーコード開発(プログラミングの知識がなくても、視覚的な操作でアプリを開発できる手法)プラットフォームです。スプレッドシートなどのデータソースを使って、モバイルアプリやWebアプリを簡単に作成できます。「業務アプリをサクッと作りたい!」「もっと手軽にアプリ開発したい!」そんな願いを叶えてくれる便利なツールです。
Gemini :Gemini は、Googleが開発した、非常に高度なAIモデルです。テキスト、画像、音声など、様々な情報を理解し、まるで人間のように自然なやり取りをすることができます。「AIに色々な作業を任せられたら、どれだけ楽になるだろう…」そんなあなたの夢を現実にする可能性を秘めています。
今回、紹介するのは、AppSheet とGemini がタッグを組むことで実現する「AIによるタスク自動化機能」です。この機能を使うと、複雑なビジネスロジックを記述することなく、AIに様々なタスクを自動化させることができます。「今まで人間がやっていた作業を、AppSheet で作ったアプリ上で、Gemini (AI)が代わりにやってくれる」と考えると、イメージしやすいかもしれません。
AppSheet のAI機能について
AppSheet のAI機能は、主に以下の2つがあります。
この記事では、2つ目の「Gemini in AppSheet Solutions」に焦点を当て、AppSheet のAIによるタスク自動化機能について詳しく解説していきます。
AIによるタスク自動化機能を使うと、複雑なビジネスロジックを記述することなく、AIに様々なタスクを自動化させることができます。「今まで人間がやっていた作業を、AIが代わりにうまいことやってくれる」と考えると、イメージしやすいかもしれません。
現時点では以下の機能が利用可能となっています。
AI | 説明 | 例 |
---|---|---|
|
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例えば、現時点では以下のようなタスクを自動化することができます。
これにより、写真整理、データ入力、レポート作成などの作業を大幅に効率化することが可能です。
AppSheet × Gemini で広がる可能性:具体的な活用アイデア
AppSheet × Gemini のAIタスク自動化機能は、様々なビジネスシーンで活用できそうです。
これらはほんの一例です。あなたのアイデア次第で、AppSheet × Gemini の可能性は無限に広がります。
AIによるタスク自動化機能を使うと、以下のようなメリットがあります。
Gemini 連携の注意点:導入前に知っておきたいこと
一方で、AIによるタスク自動化機能を使う際には、以下の点に注意する必要があります。
実際に、AppSheet のAIタスク自動化機能を試してみました!
アプリの概要
という処理をしてもらいます。
これをAppSheet で表現すると以下の通りとなります。
前準備
AI機能を使うには、アプリの設定 > General > 「Preview new features」をONにする必要があります。
カテゴリの設定
AIによる自動分類のためのカテゴリを設定します。今回は5つ(人、風景、動物、食べ物、その他(物体))と指定しました。
処理1(Extract from Photo : 写真からのデータ抽出)
「AI Task」から「Extract(抽出)」を選択します。Output欄で、抽出結果を格納するフィールドを指定します。
今回は、タイトル、カテゴリ名、写真の説明、読み取り文字を出力するように設定しました。処理2で使用する自動分類用のカテゴリ項目も設けていますが、何もしなかったらAIはどう分類するのか?を見てみたかったので、AIが自由に記述するフリーテキスト欄を追加しています。
処理2(Categolized Photo : 写真をAIが指定したカテゴリに自動分類)
アップロードされた写真を「カテゴリの設定」で指定したカテゴリのうち近いものにAIが自動分類します。
以上で入力した写真から、写真分析、保存情報の生成、カテゴリ分類をAIが自動でやってくれるという処理機能を作ることができました。
気になる検証結果はこちらです!各画像の左側が入力した写真、右側がAppSheet のAIが抽出・分類した結果です。
先日ラスベガスで開催されたGoogle Cloud Next 2025に参加した際、現地で朝ラン中に撮影した写真を使っています。
私が操作したのは、写真を撮影してアップロードしただけ。あとは全てAIにお任せです。
特にAIが入力された写真をどのように理解して分類したのかに注目しながら見ていただきたいです!
こちらで指定した分類に応じてLandspace、Food、Objects、Animalと指定したカテゴリを理解して見事に分類してくれています!さらに圧巻なのは赤枠のフリーテキストの方で、より的確にカテゴリを設定してくれています。両方を見ながらカテゴリを見直すなんてこともできるかもしれません。
3枚目のガチョウの写真では、場所を特定できるような情報は全く渡していないにも関わらず背景から場所まで特定しています…いったいどうやってるんでしょう!AI、凄すぎませんか?
この看板なんとなく見たことがあるという方もいらっしゃるのではないでしょうか? 私は現地に行くまで知らなかったのですが、これ実は有名な観光スポットで休日は行列ができるほどの撮影スポットだそうです。Descriptionは写真全体を正しく捉えた説明となっています。分類も指定したものでは「Landspace」となっており、Gemini自身が考えた分類でも「観光地」とより適切な分類名を与えていました。看板に記載されている文字列もきちんと読み取れておりGeminiのマルチモーダルの実力を十分に発揮しています!
事前設定の分類では該当するものがなかったため「Objects」と判定しています。Titleや説明からもこれが何かということをきちんと理解しています。
Animal(動物)かつガチョウ(Goose)と識別しているだけではなく、場所も特定しています!どこかにラスベガスであるということがわかるヒントがあるのでしょうか??さらにGeminiがつけてくれたタイトルと説明文にも注目していただきたいです。「Goose on the ledge (=手すりに立つガチョウ)」と状況を正しく捉えているところが印象的です。
パンケーキとコーヒーに加え、パンケーキに挟まっているものが卵とわかっているのがすごいと思いました。さらに少し目視でも見にくい奥の看板の文字「EGG SHOP」も読み取れています。小さな文字は難しかったようですが多少画質が悪くても人が識別できるレベルであれば読み取ってくれそうです。
例えば会社から貸与されたスマホを落として画面が割れてしまった!、でも対応方法がわからない。
そのような時に状態の写真をアップロードしたら、Gemini が障害の分類やように対処したら良いか?という初動のアドバイスをしする。もしモバイル端末の障害ならモバイル担当へ、PCの障害ならPCの担当へと障害の分類に応じて担当部門のスペースへ自動通知、その後に担当部門から連絡するというような仕組みを作ることもできそうです。
AppSheetの場合、そのままモバイルアプリとして動作させることができるので写真を撮って何かをするというような業務は特に相性が良さそうと感じました。
青枠:ユーザーが入力 赤枠:Gemini が自動生成
申請されたらカテゴリに応じて自動で担当部門のスペースに通知が届くようにもできる!
AppSheet × Gemini のAI自動化機能を実際に試してみました。写真解析においては、指定したカテゴリに応じた分類や説明文の生成が可能で、その精度の高さに驚かされました。特に、フリーテキストでのカテゴリ付与では、AIが写真の内容を深く理解し、的確な分類を行っていることが確認できました。プレビュー版ながらも非常に大きな可能性を感じます。
一方で、キャラクター認識はやや苦手な場合があるようです。また、日米で呼び方が異なるものを認識させる場合、アメリカナイズされた名称で認識される傾向が見られました。しかし、花や風景認識は非常に得意としており詳細な説明文も生成できることから、国や地域に依存しないようなものを対象とした業務で使用するのであれば非常に強力なツールとなりそうな可能性を感じました。
現時点では、指示は英語で行う必要がありますが、結果は日本語で出力できるため、日本語環境での利用も問題ありません。カメラとの相性も良く、その場で撮影して何か処理をさせたいという業務だったり、写真を扱う業種であれば管理や業務遂行の効率化に大きく貢献することが期待できます。
AppSheet Enterprise Plus ライセンスをお持ちであれば、このAI自動化機能をすぐに試すことができます。プレビュー版ではありますが、その可能性は無限大であり今後のアップデートが非常に楽しみであり期待が高まります。
今回は写真の保存だけで終了していますが、これらの処理はAppSheet Automationという機能の中で動いています。写真(やPDF)がアップロードされたら分類してスペースに通知をするというような処理などAppSheet Automationに含まれる様々な機能を使って処理内容を拡張できるので様々な活用ができると思います。
写真解析以外にも様々な使い方が考えられるため、ぜひ一度お試しいただき、業務効率化に役立ててみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!少しでも「使ってみたいかも!」と思ったら、お気軽にお問い合わせください。
参考リンク
Google Workspace は、あらゆる業務に合わせて、すべてのビジネス機能をそろえた統合ワークスペースです。お客さまのご利用に合わせたサポートとオプションをご用意しています。あらゆる働き方に対応する業務効率化を実現します。
IDaas(Identity as a Service)サービスであり、企業向けデバイス管理(EMM)サービスです。Cloud Identity を利用することで、管理者は Google 管理コンソールからユーザ、アプリケーション、デバイスを一元管理することができます。
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