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2025年3月13日掲載
議事録作成、面倒ですよね…。
録音や音声入力、AIによる文字起こしなど、様々な方法を試したけれど、どれも満足できるものに出会えていないと感じている方もいるのではないでしょうか?そんなあなたに朗報です!Google Meetの自動メモ作成機能(自動議事録作成機能)がついに日本語に対応しました!
以前、「この世の中から議事録作成作業をなくしたい!NotebookLM で爆速化!」という記事で、NotebookLM を使用した議事録作成業務の負担軽減について紹介しました。公開以来多くの方から好評をいただいている記事で、実務においても議事録に対する期待と関心の高さを感じています。
今回はボタンをポチッと押すだけとNotebookLMよりもさらに操作が簡単で、よりスムーズに議事録を作成することができるようになりました!まさに議事録界の真打ち登場!と言えるでしょう。
自動メモ作成機能の精度は非常に高く、ほとんどの議事録は自動メモにお任せできるのではないかと感じるほどです。私もやっと議事録作成を卒業できそうで本当に嬉しいです!ありがとうGoogle!
この記事では、日本語対応したGoogle Meetの自動メモ機能とは何か?という基本的なことから、使い方、メリット、活用シーンまで、分かりやすく解説していきます。
※本記事は検証時点での情報に基づいており最新の動作とは異なる場合があります。
Google Meet の自動メモ作成機能を使えば、議事録作成の負担から解放され会議に集中できるようになります。 AIがあなたの代わりに、会話した内容を記録して整理してくれます。
これまでも、様々な議事録作成ツールなどが登場してきましたが、ツールの導入などにハードルが有りました。Google Meetの機能を使えば新たに導入するものもなくすぐに利用できます。
「自動メモ作成」機能は、AI を活用した Google Meet の新機能です。 会議中や会議後、いろんな場面で活躍してくれるんです。
会議中にできること
会議終了後にできること
自動メモ作成機能は、Google Meetで簡単に利用できます。録画をする必要はありません。詳しい利用方法は Google Meet の「自動メモ生成」をご覧ください。
※ 自動メモ機能は、Business Starterでは利用できません。
自動メモ機能を使うには、Google Meet で会議を開始する際に、「メモの作成を開始」ボタンをオンにするだけです。
「会議の文字起こしも行う」にチェックを入れる(外さない)ことを推奨します。オフの場合、文字起こしが作成されず、メモだけが残るようになってしまいます。
メモの作成が開始します。まれに日本語以外となっていることがあるので、画面中に表示されている注意書きが「メモは会議の使用言語の日本語で作成されています」となっているかどうかを確認しておくことがおすすめです。
会議の状況にもよりますが数分経過すると、これまでの概要が出力されるようになります。以後、会議の進行状況に応じて内容が更新されていきます。会議終了時はメモの停止ボタンを押す必要はなく、通常通り Meet を切断していただいて問題ございません。後から入ってきた方もここに概要が表示されるので、どのようなことが話し合われたかすぐに把握することができます。
会議が終わってしばらくすると、会議のメモが添付されたメールが届きます。会議の長さにもよりますが、若干時間がかかることがあります。
ファイルの中には 自動生成されたメモと会議の文字起こしが含まれています
メモに記載されているタイムスタンプが 文字起こしとリンクしており、対象の時間をクリックすると文字起こし部分に移動できるので根拠となった会話を確認することができます。
自動メモ機能で作成されたメモはGoogleドキュメントなので、当然Googleドキュメントで開けばサイドパネルに表示される「このコンテンツの概要」が動作してメモと同様にスッキリ整理してくれますし、サイドパネルを使えば気になる内容をQAしたりすることができます。文字起こしに詳細が残っているので、サイドパネルを使って好みの切り口でまとめ直してもらうことも可能です。
私自身の操作への習熟不足という理由で実際に使っている中で戸惑ったことをまとめました。
近年、働き方の多様化に伴い、会議室での対面参加とリモート参加を組み合わせた「ハイブリッド会議」が増えています。しかし、便利な一方で、同室の話者の特定ができなかったりハウリングなど特有の課題も生じがちです。
「誰が話しているか分からない...」会議室での"あるある"
会議室に設置されたスピーカーを全員で共有している場合、議事録には発言者が特定されずに記録されてしまいます。リアルタイムや録画であれば声で違いを識別できますが文字になってしまうと本当に誰だかわからなくなってしまい、その結果「結局、あの意見は誰が言ったんだっけ?」となってしまいます。発言者が誰か特定できないことは、特に発言者を重要視する会議において深刻な問題です。その回避策は同じ部屋にいながら全員がMeetに参加することです。
話者特定は勇気を持って全員がマイクをON!ハウリング、もう怖くない!Google Meetのアダプティブ オーディオが解決
「会議室で複数人が同時にオンライン接続すると、ハウリングが怖い...」といった心配も、実はアダプティブ オーディオがあれば解消できます。同じ会議室からの複数接続でも、ハウリングを心配する必要はもうありません。この機能は、自動で同じ会議室内の話者を識別し、効果的にハウリングを抑制します。
この機能は、例えばAさんとBさんが会議室で参加、別の場所からCさんが参加していると言う会議の場合、アダプティブ オーディオがAさんとBさんが同じ場所にいると言うことを認識し、両者のマイクを仮想的に一つにまとめることで、ハウリングを防ぎます。しかも話をしている時はきちんとAさんとBさんを区別します。
一見すると地味な機能ですが、その背後には高度なAI技術が活用されており、会議をより快適で効率的なものにするための工夫が凝らされています。Google Meetには、他にも様々な場面でAIが活用され、ユーザーの会議をより良くするための機能が多く搭載されています。
※アダプティブ オーディオの詳細は後述のリンク先をご参照ください
今回紹介した自動メモ機能の他にも、Google MeetではさまざまなAI機能が提供されています。
執筆時点現在、各エディションごとで使用できる機能の詳細および展開状況を以下の表にまとめたので、ぜひ他の機能も使ってみてください。
Business Starter | Business Standard | Business Plus / Enterprise Standard / Enterprise Plus | |
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利用不可 | ✔ | ✔ | |
✔ | ✔ | ||
近日提供予定 | 近日提供予定 | ||
| ✔ | ||
✔ | ✔ | ||
✔ | ✔ | ||
✔ | ✔ |
最新の状況は Google Workspace の各エディションの比較 を参照してください。
この記事では、Google Meet の自動メモ機能について、その機能概要から使い方、メリット、注意点を解説しました。
自動メモ機能は、議事録作成の手間を大幅に削減し、会議に集中できる画期的な機能です。日本語にも対応したことで、さらに多くのユーザーが恩恵を受けることができるようになりました。文字起こしの精度など気になるところはあるものの、まとめは生成AIがうまく補完してくれていて現時点においても十分使える状態になっています。今後の発展に大いに期待できる機能と言えるでしょう。ぜひ、この記事を参考に、Google Meet の自動メモ機能を活用してみて欲しいです。
Google Workspace には他にも、さまざまな AI 機能が標準機能として搭載されており、今後も続々と新しい機能が追加される予定です。これらの機能を活用することで日々の業務を効率化し、より創造的な仕事に集中できるようになるでしょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
注意点:
Google Workspace は、あらゆる業務に合わせて、すべてのビジネス機能をそろえた統合ワークスペースです。お客さまのご利用に合わせたサポートとオプションをご用意しています。あらゆる働き方に対応する業務効率化を実現します。
IDaas(Identity as a Service)サービスであり、企業向けデバイス管理(EMM)サービスです。Cloud Identity を利用することで、管理者は Google 管理コンソールからユーザ、アプリケーション、デバイスを一元管理することができます。
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