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新入社員を迎えて

4月1日にソフトバンクグループ入社式が行なわれ、代表取締役社長 孫 正義、ならびに取締役 宮内 謙がグループを代表して訓辞を贈りました。本年度の新入社員169名は、「皆さんが今から10年後、20年後、ソフトバンクグループの中心的な役割を担う人間となることを自覚されて、志を高くもって下さい」というメッセージに、真剣な面持ちで耳を傾けました。

ソフトバンク株式会社 代表取締役社長 孫 正義からのメッセージ

ソフトバンクの創業以来、私は「デジタル情報社会」をより豊かに、より楽しくすることを考えてきました。ソフトバンクグループのDNAは、人々に幸せを提供するということです。

新入社員のみなさんがこうした思いを共有してくださることを願っています。そうすれば、このDNAはどんどん広がっていくことでしょう。

デジタル情報化社会のなかで、ソフトバンクグループは、世界で最も進んだインフラを構築しています。そのインフラを活用して、グループ各社は、様々なコンテンツやサービスを提供していきます。さらに、このネットワークに、グループの会社だけではなくて、さまざまな会社が参画してくるようになります。

日本だけではなく、世界中でわれわれのグループが活躍しています。日本のソフトバンクグループはその中核であり、私たちがその方向性を決めます。

今ここに集まっている皆さんが今から10年後、20年後その中心的存在、役割を担う人間となることを自覚されて、志を高くもってください。

今日の仕事も明日の仕事も大事ですが、もっと大事なのは、人生を通じて持ちつづける志であることを忘れないでください。

同 取締役 宮内 謙からのメッセージ

ちょうど昨日で、Yahoo! BBの加入者数が400万人を突破しました※1。商用サービスを開始してから31ヶ月、これだけ短期間のうちに400万人というユーザーを獲得したサービスは、たぶん世界中のどこにもないでしょう。

この31ヶ月間、ソフトバンクグループは一丸となって、より良いサービスをユーザーの皆様にご提供するためにブロードバンド革命を推進してきました。これからは、そのブロードバンドを通じて人類と社会に貢献する、まさにその最高のタイミングで、皆さんは入社されたのだと思います。

社会人が評価される指標は、ビジネスで成果を上げることです。これには相当な情熱と、スピード、実行力が必要です。グループの一員となった皆さんに求められているのは、実行するパワーなのです。

そして仕事では、いつも仮説と検証を繰り返すようにしてほしい。その過程で皆さんの持っている能力がさらに磨かれ、仕事でスピーディに結果を出すことができるようになります。それが、引いては企業全体のパワーになっていきます。

ダーウィンは、著書「種の起源」の中で、「最も強いものが生き残るのではなく、最も賢いものが生き延びるわけでもない。唯一、変化できるものが生き残るのである」と述べています。ソフトバンクグループは、情報化社会の進化するスピードや変化に耐えうる、強い企業です。皆さんの持つ若いパワーで、もっともっと強い会社に成長させてください。

新入社員の答辞より

本日は私たち新入社員のために、激励をこめた祝辞をいただき、この上ない感謝の気持ちでいっぱいです。また、本日からソフトバンクグループの一員になることを大変嬉しく、誇りに思います。

私たちは今、憧れの会社に入社できた喜びと責任を感じています。創業以来、諸先輩方の築いてきた向上心とチャレンジ精神を、社会人として生きていく指針にしていきます。

この情報化社会で仕事をするということは、難しく、高い能力が要求されます。その中で私たち新入社員一同は、この社会を引っ張っていくという自負と責任を持ち、業務に邁進していく所存です。ソフトバンクは世の中を変えることができる会社です。私たち新入社員ひとりひとりがこのソフトバンクの企業精神を自覚し、社会全体に貢献していくことを誓います。

本年度に入社した、ソフトバンクBB株式会社125名、ソフトバンク・テクノロジー株式会社10名、ソフトバンク・メディア・アンド・マーケティング株式会社6名、ソフトバンク・ブロードメディア株式会社7名、カービュー株式会社5名、ソフトバンク・ヒューマンキャピタル株式会社12名、ディーコープ株式会社1名、アットワーク株式会社3名の計169名の新入社員は、集合研修等を経て各部署に配属されます。

  • ※1
    2004年3月末現在

(掲載日:2004年5月1日)