事業内容を教えてください
デジタル広告業界におけるアドフラウド(広告不正)対策に特化したサイバーセキュリティ事業をしています。
「Spider AF」は、AI技術を活用して広告クリックや転換の不正を検知・ブロックするツールです。「Building a Safer and Happier future with Automation」というビジョンのもと、広告主の投資を保護し、デジタル広告業界の信頼性向上に貢献しています。
東京を本拠地とし、ポルトガル、アメリカにも拠点を持つグローバル企業として、世界中の顧客にサービスを提供しています。現在グローバルを中心に事業拡大中です。
アカデミアに応募しようと思ったきっかけを教えてください
多くの人と同様に、孫校長への憧れが大きなきっかけでした。スタートアップの世界では多くの人が0から1、1から10を目指す中、孫校長は1,000を語り実現している。その圧倒的なスケールに魅力を感じていたので、孫校長の話を直接聞ける機会は貴重だと思い、応募しました。
自分で会社を創業した経験から、どんなビジネスでもゼロから始めるのは常にチャレンジングだと実感しています。ネルソン・マンデラの言葉「It always seems impossible until it's done.」にもあるように、始めるときは不可能に見えることでも、孫校長がソフトバンクをひとりで築き上げたように、それを実現できる人がいる。そのパワフルなエネルギーに引かれました。周囲から「無理だ」と言われることにチャレンジし、自らコンフォートゾーンを出る。そんな孫校長の姿勢に共感し、学びたいと思いました。
アカデミアの魅力、コミュニティで得られたことを教えてください
孫校長のスピーチを拝見して、そのメッセージの一貫性と情熱に圧倒されました。全てがアドリブなのに、パッションを持って人を動かすスピーチができる。私自身は、準備なしで人を動かすメッセージ性のあるパッションあふれるスピーチをすることは苦手なので、そこが孫校長のすごさだと感じました。
また、孫校長から「日本人はコンサバすぎる」という指摘があり、それは私自身も海外で同様の指摘を受けた経験と重なりました。正確さにこだわりすぎて伝わらないよりも、多少誇張してでも相手に伝わることが大切だと学びました。どんなに素晴らしいサービスでも、伝わらなかったら意味がないからです。
孫校長だからこそ見せてくれる世界があり、それはクレイジーで大風呂敷かもしれませんが、実現する可能性を信じさせてくれる。そんな経験ができるのがアカデミアの魅力だと思います。
大月さんの志を教えてください
日本から外貨を稼げる会社を作ることです。日本のスタートアップは内需に偏りがちですが、私は創業以来、海外でのビジネスに挑戦し続けています。
日本に経済発展をもたらす循環を創れる会社になりたい。そして、若いスタートアップが続き、後続の日本のスタートアップが増える事で、エコシステムを作っていきたい。
日本は、食事はおいしいし、人々は礼儀正しく、空気もきれいで、大好きです。
だからこそ、日本の良さを生かしながら、グローバルに展開できる企業を育て、日本経済に還元したいと考えています。
アカデミアに興味を持っていただいた方へのメッセージをお願いします
アカデミアの価値は、特にアーリーステージなど、ゼロイチの段階で周りが見えない暗中模索をしている人にとって、孫校長の言葉が灯台のように心に響くことだと思います。
正直に言えば、最初は仕事にもつながればいいなと思って参加しましたが、実際には視座を高めることができました。
0から1を生み出そうとする人たちを肯定してくれる場所、そしてそういう志を持つ人たちが集まっている場所。それがアカデミアの本質だと思います。チャレンジを恐れず、大きな夢を持つ人には、きっと価値ある経験になるはずです。
求む!後継者。
ソフトバンクアカデミア
ソフトバンクグループの 未来を担う人材を、 グループ内外問わず、 広く募集しています。共に成長し、限りない可能性を秘めた未来の扉を開く志高いメンバーをお待ちしています。
(取材日:2024年11月)
文:ソフトバンクアカデミア事務局