事業内容を教えてください
創業メンバーとしてリブコンサルティングを立ち上げ、現在は常務取締役COOを務めています。現在13年目で、グループ全体で350名のメンバーが在籍しています。キャリアとしては、新卒から20年以上コンサルティング業界に従事しています。
コンサルティングで経験を積む過程で、日本の未来をつくる会社をサポートしたいという思いが大きくなり、ベンチャーとしてリブコンサルティングを起業しました。「100年後の世界を良くする会社を増やす」というミッションを掲げて、スタートアップや中小企業をターゲットドメインに支援してきました。今は、エンタープライズの新規事業の支援も増えてきており、これからを担っていく経営者や事業リーダーを支え、次世代を創っていくことを推進しています。
アカデミアに応募しようと思ったきっかけを教えてください
孫校長との出会いは、コンサル会社の執行役員として再建に明け暮れていた28歳の時に、「志高く」という本を読んだことでした。その本に影響を受けて、会社が少し落ち着いたタイミングで、孫校長を追うようにUCバークレーのディプロマプログラムに1年間通いました。留学中には、東日本大震災で被災した地域の学生を対象にソフトバンクがバークレーへの短期留学を支援する「TOMODACHIプロジェクト」の現地ボランティアとして活動するなど、思い返せば、孫校長の背中を見ながら過ごしていたとも言えます。
アメリカ滞在中にリブコンサルティングの創業に参画し、ある程度スケールしたタイミングで、「アカデミアで孫校長に非常に感銘を受けた」と尊敬する経営者が話しているインタビューを読み、アカデミアの存在を知りました。ちょうど、普通ではない学び=自分自身にとって「規格外」で多大な影響をもたらす学びを求めていたタイミングと重なり、エントリーしました。
アカデミアの魅力、コミュニティで得られたことを教えてください
想定外だったことで言うと、アカデミアは教育プログラムがあって、学びが与えられる場所だと思っていました。入校後、知識も乏しい中でプレゼンプログラム開催の案内が届き、参加するとひたすらアカデミア生のプレゼンとフィードバックのシャワーを浴びることになり、大変驚きました。しかし、何かを得たいという覚悟を持って入ったので、サバイバル能力を試されているのかな、という感じでさまざまな経験と学びを自分なりに吸収することができました。このようなスタートを経験して、アカデミアは塾でもMBAでもなく、何かを体系的に教える・教わる場所ではないこと、自らの目的意識や自分で学ぼうという姿勢がないと成り立たないコミュニティだと実感しています。
アカデミアの学びとして最も大きいものは、年に1・2回開催されるプレゼンプログラムです。少なくとも年のうち数回は孫校長が捉えている壮大なスコープを自身に憑依(ひょうい)させてテーマについて考え抜かなければいけないというのが自分にとってとても良い経験です。たとえば孫校長目線で考えると、最低でも数兆円以上の売上規模の話でないと俎上(そじょう)に載りません。普段の経営ですと、大体2〜3桁億円の売上規模のことを考えているので、そもそもそのスケールで考えることがありません。
テーマが出されてから本番まで、忙しい中においても、頭のどこかに常にテーマがあるんです。歩いている時や風呂に入っている時も、脳内で孫校長のスコープと闘っているんです。それが自分自身にとってとても良い経験になっていて、自社経営にも生きていると感じます。つまり、誰かからありがたい教えを請うのではなく、孫校長からの壮大な問いに向き合い続けることで自らを高めていくのがアカデミアなのだと思います。
アカデミアでの学びで、最も印象に残っている経験を教えてください
孫校長は「私はまだ何も成していない。まだ何者でもない」という表現をよく使うのですが、初めてその言葉を聞いた時のインパクトはすさまじかったです。
アカデミア生の中には、急成長企業の経営者や大企業でも活躍している方たちが集まっていますが、孫校長からその言葉をもらうと自然と謙虚にならざるを得ません。孫校長がまだ何も成していないならば、自分たちはもっともっと学び続けないといけないという前提をみんなで共有しているコミュニティだと感じますし、忌憚(きたん)のないフィードバックを言い合える関係性もこの前提があってこそなのかなと思います。
経営者にとって圧倒的な存在である孫さんから、良い意味でいつもリセットしてもらえることで自然とグロースマインドセットにギアを入れられる貴重な場です。
権田さんの志を教えてください
「100年後の世界を良くする会社を増やす」というミッションを実現することです。世界で活躍できるインパクトカンパニーやそのリーダーたちを日本からどんどん作っていく、その発信源となり続けることを人生をかけてやっていきます。もちろんリブもその1社になろうと思っています。現在の達成度は自己評価で1%くらいですが、少しずつでも100%に近づけていこうと思っています。それが私のミッションです。
アカデミアに興味を持っていただいた方へのメッセージをお願いします
新進気鋭の経営者から大企業の出世頭まで多様な人が集まってきて、フラットな関係性の中で学び続けているコミュニティです。待っていたら何も得られないですが、自らそれを求め、主体的に変化をつけにいくのならば、アカデミアは最高の環境になると思います。
テクニカルな学びというより、頭を一生懸命動かすことはもちろん、悔しさやもどかしさといった心の揺さぶりを通じて、リフレクションする機会になります。自分を見つめ直し、スタンスを磨くという「心を介在させた学び」を得られる貴重な場所です。
最近成長曲線が落ちてきているなという人や、所属組織の中でもがいている経営者や会社員にとって、「共に成長しチャレンジする同志」による安心感と上昇気流の中で、非連続成長を実現する場となるはずです。一緒に高みを目指し続ける間柄になりたいなと思いますので、ぜひチャレンジしてみてください!
求む!後継者。
ソフトバンクアカデミア
ソフトバンクグループの 未来を担う人材を、 グループ内外問わず、 広く募集しています。共に成長し、限りない可能性を秘めた未来の扉を開く志高いメンバーをお待ちしています。
(取材日:2024年11月)
文:ソフトバンクアカデミア事務局