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他社に真似できないような未来を創る。 ー ソフトバンク株式会社 2020年3月期 第1四半期 決算説明会レポート

2019年8月5日、ソフトバンク株式会社は2020年3月期 第1四半期 決算説明会を開催。代表取締役 社長執行役員 兼 CEOの宮内謙は、 2019年6月27日に連結子会社化したヤフー株式会社の影響も含んだ業績ハイライトについて説明しました。

収益源の多様化、格付けの高評価を取得

宮内は業績ハイライトとして、2020年3月期 第1四半期の売上高は、前年同期比で6%増加して1兆1,649億円、営業利益は前年同期比4%増の2,689億円、純利益は前年同期比2%増の1,648億円と説明。モバイル、ブロードバンドが大きく貢献し、コンシューマー、法人、流通の各事業全てで売り上げが順調に推移するとともに、ヤフーの子会社化により収益源が多様化したとしました。また、信用格付機関からの評価を初めて取得し、R&Iより「A+」、JCRより「AA-」の高評価を得たことによる高い信用度をアピールしました。

  • JCR:株式会社 日本格付研究所、R&I:株式会社 格付投資情報センター

この結果に宮内は、「成長戦略を『Beyond Carrier』に転換して2年。ようやく結果がついてきた」と、確かな手ごたえの実感を述べました。

テクノロジーで日本の社会課題を解決。けん引役は法人事業

次に宮内は、7月に開催した法人イベント「SoftBank World 2019」について、来場者数に加えて各種講演のオンライン視聴が非常に好調であったとし、法人事業が手掛けるソリューションが注目されていることを説明。現在進行中の複数のプロジェクトについては2020年度での収益化が見込めるとし、今後も法人事業においてソリューションを中心に、利益倍増を目指すとしました。

世の中を根本的に変える5G。ビックデータカンパニーのヤフー、そしてAI企業群と共に「他社に真似できないような未来を創る」

2020年にサービス化を予定している次世代通信規格「5G」については、すでにイベントでプレサービスを実施し、いち早く参加者にその特性を体感してもらっていること、また、今秋に予定しているKDDIとの基地局資産の相互利用の取り組みについて説明。「5Gの登場は世の中を根本的に変える破壊力がある。日本全国で5Gが利用できる環境作りに積極的に取り組み、ネットワークの力ですべての社会問題を解決したい」と今後の抱負を語りました。

最後に、ヤフーが保有するビッグデータやソフトバンクの5Gネットワーク、ソフトバンクグループが投資するAI企業群とのシナジーにより、さらなる産業界のデジタル化に取り組むことで「他社に真似できないような未来を創る」と意気込みを語りました。

資料

(掲載日:2019年8月5日、更新日:2019年8月6日)
文:ソフトバンクニュース編集部