異なる国々の間で行われる、オンラインでの販売や購入などの取引
消費者は自国にいながら手軽に海外の商品を購入可能。事業者は低コストで店舗運営を実現
インターネットを通じて、海外の人々に商品やサービスを提供する越境EC（Eコマース）では、企業が国内の市場だけでなく、世界中の市場に実店舗よりも低コストで展開ができる一方、消費者もさまざまな国の商品やサービスを自国にいながらオンラインで購入できる利点があります。
「消費者が居住している国以外にある（位置している）販売者または提供者からの購買」を越境ECと呼ぶ場合や、「自国内に所在する販売者からの外国製品の購入も広義の越境 EC」とする場合まで、範囲もさまざまです。
経済産業省の報告書※1によると、2019 年の世界の越境EC市場規模は7,800億USドル（約113兆円※2）と推計、 2026年には4兆8,200億 USドル（約699兆円※2）にまで拡大すると予想されています。市場規模の大幅な拡大が予測される背景として、物流レベル向上や越境ECそのものの認知度の上昇、自国にはない商品への取得欲求、自国よりも安価に入手できるものがあること、商品やメーカーに対する信頼性などが挙げられています。
- ※1
経済産業省「令和3年度電子商取引に関する市場調査報告書」
- ※2
1USドル＝145円で算出
（掲載日：2024年1月12日）
文：ソフトバンクニュース編集部
