

小さな変化や動きが蓄積した結果、ある時点を境に、急激かつ不可逆的に拡大・定着する転換点のこと
もう後戻りできない。小さな変化が、ティッピングポイントを境に劇的に変化
「ティッピングポイント(Tipping Point)」は、ある現象が小さな変化を続けて蓄積していた状態から、ある閾値(いきち・しきいち)を超えた瞬間に、急激な変化を起こす転換点のことを指し、臨界点とも呼ばれます。もともとは社会学や疫学などの分野で使われていた用語で、ごく少数の人や出来事が大きな社会的変化を引き起こす瞬間を意味します。現在は、社会現象やビジネス、政策など幅広い領域で使用されています。
この変化は不可逆的であり、一度変化が起こると元の状態に戻ることが難しいのも特徴です。例えば、スマートフォンの普及やSNSのバズ(情報の爆発的拡散)のような事象は、一度広がってしまうと広がる前には戻れません。また近年では、地球温暖化による永久凍土の融解や温室効果ガスの排出による地球規模での異常気象、生態系破壊の急速な進行など、環境面の文脈でも使われています。
似たような意味を持つ用語に「ターニングポイント」がありますが、物事が大きく変化する時点や、その変化を促す要因を指す言葉です。物事や状況が大きく変化し、新たな方向へ進むきっかけとなる節目(方向転換点)を表すもので、ティッピングポイントより広い意味で使用されます。
(掲載日:2026年1月7日)
文:ソフトバンクニュース編集部




