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SKテレコム、CSES、ソフトバンクの3者が社会的価値の測定に関する基本合意書を締結

SKテレコム、CSES、ソフトバンクの3者が社会的価値の測定に関する基本合意書を締結

韓国の大手移動通信事業者 SK Telecom Co., Ltd.(以下、SKテレコム)、韓国の社会的価値分野の研究機関CSES(Center for Social value Enhancement Studies)、ソフトバンクの3者は、社会的価値の測定および3者が共同運営するプロジェクトの相互協力のための基本合意書(MOU:Memorandum Of Understanding)の締結式を、2024年4月23日に韓国ソウルのSKグループ本社で行いました。SKテレコムとソフトバンクは2022年12月に「ESGやSDGsの分野における協力」に関するMOUを締結しており、今回で2つ目となります。

社会的価値の測定により、持続可能な社会貢献への成果を可視化

社会的価値(ソーシャルバリュー)は、企業の価値の向上だけでなく、事業を通して持続可能な社会の構築に貢献することで社会全体が享受できる価値のことです。SDGsやESGへの取り組みを表明する企業が増えている中、近年はその社会的価値を求められるようになってきています。この価値を定性的・定量的に測定して可視化することにより、企業の活動の意義を示すことができたり、目標の設定や進捗(しんちょく)管理をより確実に行うことが可能になります。また、社会的価値の測定の取り組みを社内外へ情報発信したり、ステークホルダーと共有することで企業のブランド価値の向上にもつながります。投資家による企業への投資結果に対する成果としても、社会的価値の可視化は必要と言えます。

SKテレコムは、企業活動における社会的価値の測定と成果を積極的に開示しており、その社会的価値の測定は、多面的な指標や透明性、包括性などの観点から先進性があると高く評価されています。ソフトバンクはこれまでに、スマホ教室と携帯リサイクルの取り組みによる社会に与える影響の金額を公表するなど、企業活動や社会貢献活動の取り組みについて社会的価値の測定を行ってきました。今回の3者による締結により、SKテレコムやCSESが持つ社会的価値の測定の知見を生かしながら、より高度で、より広い範囲での社会的価値の測定を今後行っていきます。

締結式で、SKテレコム 副社長 兼 ESG担当のオム・ジョンファン氏は、「今回の締結は、社会的価値測定のグローバルでの拡大という側面で大きな意味がある」と語りました。CSES 代表取締役のナ・ソクグォン氏は、「ソフトバンクがESGの重要性について認識し、私たちの社会的価値の測定手法を共有しながら今後、価値の測定に一緒に取り組んでいけることをうれしく思う」とコメント。ソフトバンク CSR本部 本部長 兼 ESG推進室 室長の池田昌人は、「ソフトバンクは2020年よりESG経営を掲げていますが、10年以上前から社会的価値を経営指標にしているSKテレコムから学べることが多くあります。今回の締結を通じて、切磋琢磨(せっさたくま)しあえるような存在になりたい」と今後の展望を語りました。SKテレコム、CSES、ソフトバンクの3者は企業の社会的価値の測定を通じて持続可能な社会の構築に貢献していきます。

(掲載日:2024年5月16日)
文:ソフトバンクニュース編集部