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【パーソナルヘルスレコード】~1分で分かるキーワード #275

【パーソナルヘルスレコード】~1分で分かるキーワード #275

個人の健康・医療データを一元化し記録・管理・活用する仕組み

医療DX推進や健康志向の高まりを背景に整備が進む

パーソナルヘルスレコード(PHR)は、個人が自分自身の健康・医療データを一元管理し、必要に応じて活用・共有できる仕組みです。健康診断結果や診療記録、服薬情報に加えて、スマートフォンやウェアラブルデバイスで記録される歩数・体重・血圧・食事などのデータもまとめて管理できるため、健康状態の可視化が可能になります。これにより、予防医療や生活習慣改善につなげることが期待されています。

少子高齢化に伴う医療費の増加や、生活習慣病の予防・早期発見など健康への関心が高まっていることに加え、医療DXによる電子カルテなど医療情報のデジタル化が進む中、個人が自ら健康データを管理・活用するパーソナルヘルスレコードの役割が重要視されるようになっています。

さらに、マイナンバーカードへの健康保険証機能の搭載などによって、医療機関や健診機関に散在するデータを個人単位で集約できる「PHRプラットフォーム」の整備も進んでいます。また健康増進アプリやオンライン診療サービスとの連携により、個人が自身の健康状態を把握し、生活習慣の見直しや早期受診を促すセルフケアの取り組みも広がっています。こうした仕組みが、医療機関と個人のスムーズな情報共有を可能にして、慢性疾患の予防や診療の効率化、医療費の抑制の実現にもつながることが期待されています。

ソフトバンクは、テクノロジーを活用し人々の健康増進や医療資源の最適化に貢献することを目的に、ヘルスケアプラットフォームの開発や企業・自治体向けソリューションサービスの提供など医療DXの推進支援に取り組んでいます。

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(掲載日:2025年3月17日)
文:ソフトバンクニュース編集部