

5Gを軽量化し、ウエアラブル端末などのIoT機器に最適化した通信規格
IoT機器に必要十分な5Gで低コスト・省電力を実現
「Reduced Capability(機能を削減した・能力を抑えた)」の略語となる「RedCap(レッドキャップ)」。「5G RedCap」とも呼ばれますが、国際標準化団体「3GPP(3rd Generation Partnership Project)」の標準仕様上は「NR RedCap」と定義されています。5Gの無線通信方式である「NR(New Radio)」の軽量版にあたる通信規格となり、NRと比べ、通信速度や端末のアンテナ数を抑えることで低コストと省電力を実現し、IoT機器に最適化されています。
具体的には、センサーやウエアラブル端末、監視カメラ、物流管理用のタグなど、大容量通信を必要としないIoT機器での利用が想定されます。これにより、工場での稼働状況の送信や物流分野における位置追跡、日常生活での健康データ収集など、多様な場面での活用が期待されています。現在は日本や米国などで商用化が始まっており、その他の地域においても導入に向けた検討や実証実験が行われています。
ソフトバンクは、5G RedCapのネットワーク対応と商用サービスの提供を開始するなど、最新技術を活用した通信サービスの提供で業界をリードするとともに、お客さまの満足度向上に向けた取り組みを進めています。
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(掲載日:2025年10月10日)
文:ソフトバンクニュース編集部




