警察官やパイロット、アイスクリームショップの店員、モデル、科学者…。子どもの頃に一度はなってみたいと思った職業ってありますよね。そんな子どもたちの憧れのお仕事を体験できる「Kandu(以下、カンドゥー)」というテーマパークをご存じですか? さまざまなお仕事が集まるカンドゥーの街の一角に、ソフトバンクの「NEO TEC LAB(ネオテックラボ)」がオープン。最新技術を活用した仕事体験ができるとのことで、早速行ってきました。
あこがれの職業人に変身! 子どもたちが社会の仕組みを学べる街に未来のお仕事が登場
カンドゥーの世界観がギュッとつまったエントランスの先には、別世界のような街並みが。ここにはカフェ店員や消防士、エンジニアなど30種類以上のお仕事が用意されていて、その中から好きなものを選んでチャレンジできるんです。企業が手がけるお仕事も多く、体験する内容や使われる機材もとてもリアル。働いた後にはカンドゥー内限定の疑似通貨で給料が支払われ、買い物やワークショップ体験の支払いや、銀行に預けることができます。社会の仕組みやお金の流れを楽しく学べるんですね。
街の様子を見ていると、さまざまなコスチュームに身を包み、いきいきと働く子どもたちの姿が。童心に返った気持ちでみると、どの仕事体験をしようか、ワクワクして目移りしちゃいます!
そんなカンドゥーの街の奥に進むと、近未来的な入り口が見えてきました。ソフトバンクの「NEO TEC LAB」です! その名の通り、最先端のテクノロジーを活用する仕事内容になっているようです。
舞台は月面! クルーになりきり未来の仕事体験をしてみよう
“時代は2050年。テクノロジーの進化に伴い、人々は気軽に月面旅行へ行ける時代となった…”
「NEO TEC LAB」の前でナビゲーターさんの説明を聞き、入り口のロールカーテンが上がると、一気に約25年後の世界へ! 手前に2人用のコックピットがあり、その前には月面の様子を再現したジオラマと、月から見える地球が浮かんでいます。初めて目にした参加者からは、「わぁっ」という声が。
ここでどんな体験ができるんでしょうか。クルー1、2のどちらになるか決めてコックピットにスタンバイしたら、早速お仕事スタートです!
宇宙ミッションを達成せよ! 遠隔操作で月面にホテルを建設
“月面旅行をする際にホテルが必要だ。地球にあるコックピット操縦席から「遠隔操縦技術」を活用しさまざまな重機やクレーンを遠隔操作する”
地球にあるコックピットから、遠隔操作で月面にある重機やクレーンを操作し、ホテルを建設するのが今回の「MOON BASE Construction(ムーンベースコンストラクション)」のミッション。
2人で息を合わせて赤いレバーを下げ、機器を作動! いよいよ、クルーによる遠隔操作が始まりました。
操作に不慣れな人でも実行できるようにするため、ソフトバンクとイオングループで共同開発を行った「最新技術を活用した遠隔操作ナビゲーション」がサポート。それぞれに割り振られた作業をクリアするべく、コックピットのスイッチやレバーを操作して進めていきます。
ついに完成! 自分で建設した月面ホテルの様子を眺めていると、ライトアップされたステキな光景が。ぜひミッションを達成して、見てみてくださいね!
カンドゥーのお仕事の一部は大人も参加でき、「ムーンベースコンストラクション」も、予約の状況次第では大人もミッションに参加可能。いざやってみると精巧なジオラマやリアルな操作感覚のおかげか、まるで本当に月面の機器を操作しているような感覚に。大人も夢中になること間違いなしです!
子どもたちにテクノロジーの楽しさを伝えたい。最先端技術を扱うソフトバンクが目指した職業体験プログラム
ところで…、「なぜソフトバンクが宇宙のお仕事を?」と疑問に思った方もいるのではないでしょうか。「NEO TEC LAB」を企画したソフトバンク株式会社 法人統括 第1営業部の上鶴利文に、狙いを聞きました。
「ソフトバンクは常に新しいテクノロジーを世の中に提供し、社会課題の解決に取り組んでいます。社長の宮川は『未来を担う子どもたちにテクノロジーの楽しさをもっと伝えていきたい』という思いを常々抱いており、カンドゥーのお仕事体験はそれを実現する1つの場としてふさわしい機会だと考えました。
今の子どもたちが大きくなる頃の世界を思い描き、そこにソフトバンクが扱う最先端の技術を組み合わせること。テクノロジーによって、もっとワクワクし、もっと美しく優しい世界になるんだよというのが、『NEO TEC LAB』の大事なメッセージなんです」
「ムーンベースコンストラクション」の仕事を支える主なテクノロジーは遠隔操作と生成AI。今回の「NEO TEC LAB」制作に参画しているパートナー企業の株式会社カナモトは、2021年からソフトバンクとともに建設機器の遠隔操作の実証実験を進めており、その技術がベースになっています。
また将来、誰でもコックピットの難解な操作ができるよう、ナビゲーションに生成AIが活用されることを想定しています。コックピットや操作機器、ジオラマまでリアル感が追求された設備により、最先端のテクノロジーによって実現できるより良い未来を、リアリティーをもって体験してもらえる内容を目指したそうです。
上鶴は、「ムーンベースコンストラクション」を体験した子どもたちの様子を振り返り、自信をもってこのお仕事をおススメしたいと言います。
「ドキドキしていたり、何ができるんだろうと期待していたり、お子さんによって表情はさまざまでしたが、目の前のジオラマの世界や、自らが遠隔操作する重機の動きを真剣に見ているのが印象的でした。プレオープンして1組目のご兄弟や、カンドゥー常連のお子さんが『とても楽しかった!』と気に入ってリピートしてくれたのがとてもうれしいですね。ぜひ、お子さんたちの未来を想像しながら、最先端テクノロジーをテーマにしたリアルな仕事体験を味わってください」
仕事体験テーマパーク「カンドゥー幕張」
子どもたちが憧れのお仕事にチャレンジすることができる体験型テーマパーク。警察官やキャビンアテンダント、モデルなど30種類以上の仕事体験を用意しており、お仕事の楽しさやお金の流れを学ぶことができます。
営業時間や入場料などの詳しい情報はカンドゥー幕張の公式サイトでご確認ください。
(掲載日:2024年8月28日)
文:ソフトバンクニュース編集部
ソフトバンクの最先端テクノロジーで仕事体験できるカンドゥーの「NEO TEC LAB」
カンドゥー幕張に新オープンした「NEO TEC LAB」では、専用コスチュームに着替えて「ムーンベースコンストラクター」となった子供たちが、地球にあるコックピット(操縦席)から月面の重機やクレーンを遠隔操作し、安全で効率的な建設作業を体験します。