災害などに備えて、消費しながら一定量の食料を備蓄する方法
非常時に備えて食料を備蓄しながら日常生活で消費する
ローリングストックは、食料備蓄方法の一つで、災害などの非常時に備えて食料を一定量蓄えつつ、日常生活で消費していく方法です。具体的には、長期保存ができる食品(缶詰やレトルト食品、乾麺など)の他に、日常でよく食べる食品を購入し、普段から消費しながら、新しいものを購入するサイクルを繰り返していくことです。食べた分を新しく補充することで、賞味期限が切れることを防ぎ、常に新しい食料を備蓄しておくことができます。
災害が発生した際にも慌てることなく、すぐに食べられるものが近くにある点がローリングストックのメリットです。台風や地震、豪雨が発生すると、物流が滞ったり、スーパーマーケットが閉店あるいは品薄になるなど、食料が手に入りにくくなることがあります。そうした事態に備え、家族全員が数日間生活できる分の食料を、日常生活の中で常に備蓄しておくことが重要です。災害時は電気・水道・ガスなどのライフラインが止まるケースに備え、火や電子レンジを使わず水やお湯だけで簡単に調理できるものや、そのままでも食べられるような食品を入れておくのもコツです。また、ローリングストックは、賞味期限が切れる前に食べて新しいものに入れ替えるため、食品の廃棄が減らせるだけでなく、経済的にも効率的です。
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(掲載日:2024年9月19日)
文:ソフトバンクニュース編集部