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5GとVRで新しいスポーツ観戦を! リニューアルしたヤフオクドームに行ってきた


5G(ファイブジー)とVRが新しいスポーツ観戦を作る!? リニューアルしたヤフオクドームに行ってきた

5G(第5世代移動通信システム)を活用した商用サービスが2020年に開始すると言われている中で、福岡 ヤフオク!ドーム(以下「ヤフオクドーム」)で5Gを活用したマルチアングルVR試合観戦の実証実験が行われ、5GとVRを使った新しいスポーツ観戦が体験できるということで取材に行ってきました。

圧巻! スーパーボックスの様子をVR空間でリアルに再現

実証実験の会場は、ヤフオクドームの6階からグラウンドを一望できる「スーパーボックス」。VRではスーパーボックス内の様子や、ホームベース後方フェンス内など特別な場所に設置した高画質VRカメラで撮影した試合の模様をライブ映像として見ることができるんです。

ちなみに部屋の中も忠実に再現していて、このように比較しても同じ!

実際に撮影

VR映像で再現された部屋

観戦者どうしがアバターでコミュニケーション

VR空間では、隣を見るとほかの観戦者が「アバター」として登場!

アバターは観戦者同士の顔の向きや口の動きが再現されていて、VRヘッドセットを介して自由にコミュニケーションをとることができるんです。実証実験では隣の席に座っているのでちょっと違和感がありますが、将来はこれを離れた場所にいる家族や友人がVR空間に集まって一緒に試合を見るなんてことができるそう。

試合の途中、いつでも視点を切り替えできる

VRライブ映像はスーパーボックスからの視点ではなく、ヤフオクドームのホームベース後方フェンス内など、通常は入れないような特別な場所に設置したカメラの映像を見ることができます。

視点はコントローラを使って自由に切り替えることができます。特にグラウンドからの視点はすごい迫力ですよ! 実証実験で実際の映像を収録したので、ぜひ見てみてくださいね。

5Gはこんなところで活躍しています

今回の実証実験では3.7GHz帯および28GHz帯で構築した5G ネットワークを通してVRヘッドセットに映像を伝送。高画質な3Dパノラマ映像は、通常の2D映像の容量と比較すると約5倍あるんだそう。

それに加え、アバターと視聴者をリアルタイムに連動させる機能を盛り込んだVRコンテンツは「超高速」「大容量」という5Gの特長をフルに活用することで実現できるものなんです。

2020年の5Gの商用サービス開始まであともう少し。遠隔地にいる友人とアバターを介して一緒にVR空間で野球観戦するなんてことができるようになるかもしれないですね。

次世代の通信システム 5G

5Gは、現在規格の検討が進められている次世代の通信システムです。2020年代にはあらゆるモノがネットワークにつながる時代が来ると言われています。
「超高速」「大容量」「低遅延」「多接続」「高信頼」などの特長を持つ「5G」が、AI、IoT、コネクティドカー、ロボット、VRなどの新しいビジネス領域を切り開いていくと予測されています。

過去にインターネットが普及したとき以上の変革が起きるとも予想されており、その新たな社会を実現させるために必要不可欠な通信技術として5Gへの期待が高まっています。

ヤフオクドーム内に設置された5Gの基地局

実証実験の取材が終わった後、ヤフオクドームがここ最近進化しているという情報を聞きつけ、さらに探検してきました。

現金いらず!? キャッシュレスでスマートに野球観戦を楽しもう

ヤフオクドームでは、実は現金が不要な「キャッシュレス化」が進んでいます。例えば、ドーム内でよく目にするのがスマホ決済アプリ「PayPay(ペイペイ)」のロゴ。

飲食やグッズのショップだけでなく、売り子による販売、ワゴン販売、スーパーボックス、チケット売り場など、ドーム内のあらゆるところでスマホ決済に対応しているんです。

特にスタンド内では、観戦中に財布から現金を出して、お釣りをしまって… などの面倒なやりとりがなくなるため、集中して野球観戦できますね!

さらに2019年3月29日(金)から始まる2019年ヤフオクドーム開催のプロ野球公式戦では「PayPay」を使うとお得になるキャンペーンを実施予定なのでドームに行かれる方はチェックしてみてくださいね。

ホークス観戦はPayPayでバリ得!キャンペーン

見どころはまだまだ! 福岡移転30周年記念でリニューアルされたヤフオクドーム

そしてヤフオクドームは福岡移転30周年をきっかけとして、2019年3月にリニューアルされたばかり。

球場に入るなり目を引くのが、リニューアルで拡大された巨大ビジョン! これは外野席上の5枚のパネルで構成され、5面の合計面積は1,923.1㎡になるのだそう。また、観客席には音が響きやすい3Dデジタル立体音響システムの最先端スピーカーを導入しているため、クリアな音声と大迫力の映像を両方味わえます。

ちなみに、ヤフオクドームがある福岡県の名物は、皆さんご存じの「めんたいこ」。

ということで、こんなかわいいシートも新しく登場しました!

ジャジャーーーン!!!

めんたいこモチーフの「やまや めんたいこBOX」シート! 壁には巨大なめんたいこのオブジェが貼りついています。(笑)

そのほかに外野席も拡張されて4万人超えの収容人数になりました。

さらに、ファン待望の会員専用ラウンジFAN’S SQUAREを新設、コンコースのデザインも一新され、公式グッズショップも「HAWKS STORE」として新装オープンしました。

FAN’S SQUARE

HAWKS STORE

コンコース

コンコース

ヤフオクドームに来るだけでもワクワクしますね!

大規模リニューアルや新しいサービスの導入でさらに便利になったスタジアムは、野球観戦以外にも見どころ満載なので、ぜひ足を運んでみてくださいね。

(掲載日:2019年3月27日)
文:ソフトバンクニュース編集部
撮影:アマナ