7月18日、19日の2日間にわたって開催されたソフトバンク最大のビジネスイベント「SoftBank World 2019」。多数開催された講演・セミナーはもちろんのこと、展示ブースも必見なんです。「Digital JAPAN ~今、テクノロジーで日本を変える」をテーマに展示されたソフトバンクブースを中心にご紹介します。
2日間の来場者数は約1万人、展示会場も大盛況!
SoftBank World 2019の展示会場にはソフトバンクブースだけではなく、協賛パートナーの展示ブースも設置されています。展示ブースの数は全部で86。最先端テクノロジーが一堂に会する光景は圧巻の一言です。今年は2日間で約1万人が来場され、各ブースにはたくさんの人が立ち寄って展示内容を見ていました。
ソフトバンク本社の移転予定地 竹芝エリアのジオラマやテクノロジーを展示!
2020年度中にソフトバンクは竹芝に本社を移転予定。現在、都市開発のフロントライナーである東急不動産株式会社と共創し、「スマートシティ」の実現に向けた取り組みを進めています。竹芝スマートシティでは、街の開発はデベロッパーである東急不動産が担い、IoTプラットフォームなどテクノロジー分野をソフトバンクがサポート。会場には竹芝スマートシティに関連した展示ブースが設置され、来場者の注目を集めていました。
竹芝スマートシティではIoTなどを活用して街全体の情報をリアルタイムで集約・分析を行い、スマホのアプリなどに通知して情報を見える化して人の行動を支援する仕組みを導入します。電車などの交通機関が遅れた場合に別の移動手段を提案したり、周辺にあるレストランの混雑度などがリアルタイムで分かるようになるほか、過去のデータから未来の混雑度を予測したり、人が多く集まるイベントなどが開催された場合はその要件も踏まえて状況確認ができるようになる予定のようです。
建設現場などで活用が期待されている5Gの展示も!
第5世代移動通信システム、通称「5G」。SoftBank World 2019では「SoftBank 5G」の先進テクノロジーが展示されていました。
「5G×力触覚付き遠隔操作」は遠隔でロボットアームを操作するテクノロジー。建設現場には4Kカメラを複数台置き、映像をリアルタイムに配信することで、操縦者はモニターを見て現場にいるかのような感覚でロボットアームを操ることができます。
高度な操縦技術を持った人が建設現場に行かなくても良いため、工事の効率化や災害時の安全な復旧作業などにつながると期待されているそう。高精細な動画データの送信には「大容量」、リアルタイムの操作には「低遅延」と5Gの持つ特長が生かされています。
この他、ソフトバンクブースではソフトバンク株式会社と株式会社村田製作所が共同開発した、ソフトバンクのIoTプラットフォームに対応した世界最小クラスの通信モジュールも初展示。生活で役立つIoTサービス・グッズを紹介するコーナーも併設され、協賛企業のブースと同様、多くの来場者でにぎわっていました。
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(掲載日:2019年7月23日)
文:ライトアップ