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日本旅館の魅力とテクノロジーの融合による旅館経営改善へ。新ブランド「OYO Ryokan」がスタート

パートナーシップを結んだ旅館内には、OYO Ryokanの開発したオリジナルの家具や旅館施設用品などが提供される

日本でホテル事業を展開するOYO Hotels Japanが、2020年3月18日、“おもてなし” をコンセプトにした新ブランド「OYO Ryokan」を発表しました。旅館の伝統やホスピタリティーを生かした新しい旅館事業の狙いをレポートします。

OYO Hotels Japanとは

インドで設立された世界的なホテルチェーンOYOとソフトバンク株式会社およびソフトバンク・ビジョン・ファンドとの合弁会社として2019年に設立。OYOの革新的なビジネスモデルとテクノロジーを活用した、ホテル経営者向けの機能や価値の提供を通じてビジネス拡大を支援しています。

日本旅館の良さ ✕ テクノロジーで収益の効率化を図る

今回発表された「OYO Ryokan」は、日本の旅館に特化した独自ブランドです。

OYO Ryokan の立ち上げにあたり、スタッフが全国の旅館をリサーチ。50以上の旅館に実際に宿泊して日本のおもてなしを体験する中で気づいたアイデアをもとに、新たな発想で宿泊客に現代的な快適さを提供する独自の商品開発を実行しました。

例えば、外国人旅行者向けにたたむとソファになる布団や、足を10センチ高くすることで座りやすくしたお風呂用の椅子など。現代的で人間工学的な快適さを追及したものにすることで、日本旅館の良さを存分に堪能しながら、より快適に滞在できるようなアイデアをOYOブランドで用意します。

長い歴史を持つ旅館の良さを最大限に生かしながら、内装のリフォームやOYOブランドの商品の提供など、宿泊客が日本の伝統的な暮らしを楽しめる空間づくりをOYO Hotels Japanがサポートし、OYOの予約・宿泊管理システムを活用した誘客支援により旅館の収益の最大化と効率化を図ります。

日本の伝統色「梅鼠(うめねずみ)」を使ったOYO Ryokanのロゴを披露する経営陣(左から3番目がOYO Hotels Japan 八木寛人氏)

OYO Ryokan 事業のディレクター 八木寛人氏は「旅行業界が変化する中で、古い歴史を持つ旅館の伝統をどう引き継ぐかなど旅館経営はさまざまな課題がある。 OYOは人員不足や後継者不足など、改革が求められている旅館をサポートしていきたい」と今後の事業への意欲を述べました。

(掲載日:2020年3月23日)
文、撮影:ソフトバンクニュース編集部