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信じてくれるファンのために、責任を持って面白いことをやる。 ー人気動画クリエイター「水溜りボンド」に学ぶ、オンラインエンタメの心得

「自分たちが面白いと思うことに責任を持つ」 人気動画クリエイター 水溜りボンドが大切にする心得

AR(拡張現実)・VR(仮想現実)などのテクノロジーを使った表現手法の多様化や、第5世代移動通信システム(5G)の商用化による通信インフラの高速化により、オンラインのエンタメ発信が今後も加速しそうです。

ただ、全世界の人に見てもらえるメリットがある反面、誰がいつ見るかわからない環境だからこそ、ちょっとしたことで相手に誤解を与えてしまうことも……。

そこで今回は、人気動画クリエイターの「水溜りボンド」さんにオンラインでエンタメ発信を行う際の心得や今後求められることなどを伺いました。

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動画クリエイター 水溜りボンド

「自分たちが面白いと思うことに責任を持つ」 人気動画クリエイター 水溜りボンドが大切にする心得

カンタとトミーによる2人組動画クリエイター。視聴者の皆さんに楽しんでもらえるように、2015年1月1日の活動開始以来、1日も欠かさず、ドッキリ、実験、検証、都市伝説、料理などをネタにした動画を毎日投稿している。視聴者とのコミュニケーションを大事にし、ジャンルにこだわらず、限界を定めず、自然体でつくりあげていくスタイルの2人から、さまざまな"波形"が日々生まれている。

「可能性しか感じなかったオンライン。無理なく楽しめるモノをやり続ける」

オンラインでコンテンツを発信するようになったきっかけを教えてください。

水溜りボンド トミー

「僕らは元々学校のお笑いサークルで、お笑いのまね事みたいなことをやっていました。そのままお笑いが仕事になればいいなと思ってたんですけど、ライブハウスでネタをやっていても、お客さんが少ない! 考えてみれば、わざわざ電車に乗って見に来てくれているわけで、僕らのネタを見るためのハードルが非常に高かった。そんなときに、家に居ながらにして見ることができる『オンライン(YouTube)』に出会いました。オンラインはいつでも見ることができて、一番の特等席が用意されている。非常に大きな可能性を感じて、オンラインで表現することを選んだんです」

水溜りボンド カンタ

「学生時代に映像関連の学部に入っていて、映像とお笑い両方やりたいなと。ちょうどオンラインがはやってきたので、僕らもやり始めたんです。ネットの面白さを全て知っていたワケではないけど、やればやるほど可能性しか感じませんでした。オンラインは、浸透力のスピードや高さなどがすべて想定外で、すごい速度で若い人が熱狂してくれたのは強く覚えてますね」

自身のブランディングを継続させながら情報発信を行う上で、心掛けていることはありますか?

水溜りボンド トミー

「根底にあるのは、2人でそのとき興味関心があり、楽しみながら作れるかどうか。それからセルフプロモーション・ブランディングと言われる領域で、自分たちがどう見られているか、どう見られるといいのか、どういう人たちにエンタメを届けていくべきなのか、それを日々考えながら活動しています。2人組のちょうどいい立ち位置を保ちながらエンタメを発信するには、相方の良さをどうプレゼンしていくか、という点が企画にも重要だと思います」

水溜りボンド カンタ

「ブランディングを考えることはありますが、無理して世の中が求めている像に合わせようとし過ぎると、自分の本質と違うことになり、ボロが出ちゃう。どんなに面白い企画でも、水溜りボンドにハマらないモノはやらないようにしてますね」

プロとして、自分自身で守っているルールを教えてください。

水溜りボンド トミー

「手を抜かずに自分たちができる、最大限の努力をする。そして、継続できる環境を整えること」

水溜りボンド カンタ

「ある程度の知名度があるからこそ、一つ一つの言動をいろいろな人が見るという意識を持つ。ただ、飾りすぎると面白くないので、素直に発信するというバランスは大切にしています」

「コンテンツを自由に選べる時代だからこそ、情報発信する側の責任が増している」

今までで失敗したことや、そこから得られたことはありますか?

水溜りボンド トミー

「失敗を認めることは大切だけど、中長期で見て失敗を失敗と捉えるか、そうではないと判断するかは、その人の失敗への向き合い方によるものだと思います。僕らも毎日動画をアップする中で失敗することもありますが、長い目で見て、その失敗自体を成功に導くように日々考えて動いています」

水溜りボンド カンタ

「トライアンドエラーという言葉があるけど、成功と失敗という単純な二択であまり見てないですね。どっちに転んでも得るものがあるという意識を持ち、トライをしてエラーになれば、次どうするか考える改善のヒントになるので」

今年の春は新型コロナウイルスによる外出自粛という特殊な状況でした。いま改めて発信者として感じていることは?

水溜りボンド トミー

「『今、この番組は見るべき!』のような、国民的に絶対見なきゃいけないコンテンツが不明瞭なので、見るコンテンツを誰もが取捨選択して自由に選べる時代になっています。HIKAKINさんがYouTubeでコロナの情報を発信する方がテレビより届けられる層もいると思います。その人が信じるコンテンツを見るようになったということは、情報発信する側の責任が増していることでもあり、僕らのYouTubeチャンネルを選んでくれている人が何を求めているかをきちんと考えて、時代の変化に対応してコンテンツを制作していくべきだと思いました」

水溜りボンド カンタ

「外出自粛期間で、ネットの普及が数年分早まったように思います。今まで若者中心に浸透していたけど、今回のことで年齢が上の人に、ネットのいいところが伝わった。逆に言えば、不正確な情報が出ることも含めて、伝わっている。それも踏まえて、ネットとどう向き合っていくのか考えるのが楽しみですね」

5Gという通信インフラの高速化や、AR・VRなどのテクノロジーでオンラインの表現手法の多様化が予測されます。その可能性についてどう思いますか?

水溜りボンド トミー

「シンプルに楽しみ! テクノロジーが進歩すれば、できることや表現の幅が広がるし。あとは、今の状況だからできない企画を実現できるような手法が出てくると非常にうれしいですね」

水溜りボンド カンタ

「5Gで何が変わるか、明確にわかっているわけではないんですが、すごく面白い技術だと思います。YouTuberである僕らがアンテナを張って、世の中に発信し、少しずつ根付かせていくことで、きっと新しい何かが生まれてくる。そこに携わっていきたいですね」

世の中の”家ナカ“をもっと楽しんでほしい、という想いから生まれた「#家ナカARSQUAREコンテスト」

今回、AR技術を使って、好きなタレントやキャラクターなどと一緒に撮影ができるソフトバンクのサービス「AR SQUARE」が、水溜りボンドさんとタッグを組んでTwitter投稿コンテストを実施することに。その意気込みやコンテストに参加する上でのポイントを聞きました。

#家ナカARSQUAREコンテスト

#家ナカARSQUAREコンテスト

水溜りボンドさんと「AR SQUARE」がタッグを組み、Twitter投稿コンテスト「#家ナカARSQUAREコンテスト」を5月24日(日)から6月2日(火)までの10日間実施します。

「家ナカAR」の企画の感想を教えてください。

水溜りボンド トミー

「ARは、新しくて今後どんどん普及していきそうな技術。そういった可能性を秘めたものを広める力がある人、として選んでいただいたのは素直に嬉しいです」

水溜りボンド カンタ

「昔、ARを初めて見たときに『ウソでしょ』と思ったのは覚えていて、今回アプリをやってみたときに、スマホでここまできてるんだと驚きました。さまざまなキャラクターが、まるでその場にいるかのように一瞬で映像になる技術は、今後どうなっていくのかということも含め、すごい面白いと思いました」

本コンテストに参加する上で抑えた方がいいポイントはありますか?

水溜りボンド トミー

「これもシンプルで、楽しむこと。今回の企画は、本来存在しないものをその場に存在させると面白いというもの。逆にいうと、自由にいろんな場所に、例えば旅行先で使えば面白い写真を撮れるかもしれない。頭の片隅に入れておいて、何かをするときにアプリを自分の頭の中でくみ取って使うとクリエイティブが生まれると思います」

撮影時に気をつけたほうがいいポイントがあれば教えてください。

水溜りボンド トミー

「もちろん面白さは必要なんだけど、マイナスな感情にさせないようにすることが大切。傷つく人がいない環境で面白くすることを意識した方が良いと思います」

水溜りボンド カンタ

「新しいものは、よくない使い方も目立ってしまう。そこが足を引っ張ってしまい発展しないこともあるので、モラルを持って使ってほしいと思いました」

水溜りボンドさんが企画したコンテンツの特長を教えていただけますか?

水溜りボンド トミー

「カンタが考えた企画だから、カンタが答えろよ(笑)」

水溜りボンド カンタ

「トミーが嫌がることをしたい(笑)。あとは、家で撮ろうという前提があり、撮影時間もかなり短かったので、その限られた条件の中でクオリティーの高い映像にしたいと思って撮影しました」

ありがとうございました!

#家ナカARSQUAREコンテスト でおうち時間を楽しもう!

家ナカでARを使って、みんなのTwitter投稿から一番面白い投稿を決める、「#家ナカARSQUAREコンテスト」。入選者には豪華プレゼントも! ぜひ、参加してみてくださいね!

#家ナカARSQUAREコンテストに参加する

(掲載日:2020年5月29日)
文:ソフトバンクニュース編集部

「AR SQUARE」で、家ナカ遊びを楽しもう!

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アイドルやキャラクターなどを、拡大・縮小・回転して自由に鑑賞したり、スマホのカメラを通して、好きなアイドルやキャラクターを出現させ、現実の背景や人物と一緒に写真や動画を撮影したりすることができます。撮影した写真や動画をSNSに投稿することも!

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