6月17日に、ドイツの老舗カメラメーカー・ライカ(Leica)が全面監修し、ソフトバンクから独占発売されるスマホ「Leitz Phone 1(ライツフォン ワン)」を発表。ライカの世界観や「Leitz Phone 1」を体験できるコーナーや、発表会の模様を取材してきました。
ライカ(Leica)
100年以上の歴史を持つカメラメーカー。高級カメラの代名詞ともなっており、数多くの写真家が愛用している。「Leitz Phone 1」は、ライカとソフトバンクの間で企画が立ち上がり、シャープが製造で参画。ライカが全面監修し、ソフトバンクから独占発売される。
ライカの世界観を堪能できるパネルコーナーへ。伝統と革新が融合した「Leitz Phone 1」も手にとってみました
都内某所で行われた発表会。
まずは、「Leitz Phone 1」の魅力や特長を体験できる「タッチ&トライ」コーナーへ足を運びました。
エントランスには「Leitz Phone 1」のパネルがどどんっ!
中に入ると、「Leitz Phone 1」のアンバサダーでもある、写真家の安珠(あんじゅ)氏の作品がギャラリー風に装飾・展示されていました。
人物から風景まで、優れた描写力とモノクロの美しさは目を見張るものがあります。
続いて、実機を体験。
エレガントなデザインやシンプルで使いやすい操作性は、ドイツのミュンヘンにあるライカのデザインスタジオが制作しました。マットブラックの背面は強化ガラスで仕上がっていて、ライカならではの機能美と手に取ったときの感触の良さも追求。歴史と革新の融合を感じました。
目玉ともいえるカメラには、スマホとしては最大級※となる1インチの高性能イメージセンサーが搭載。暗所でも明るく、速い動きにも強く、自然な色味での写真が撮影可能です。また、「Leitz Looks」モードを使うと、ライカらしい美しいモノクロ写真を撮影することができます。
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シャープ調べ
「10年前の1瞬の記憶が鮮明に甦ってくる」。ライカ愛や「Leitz Phone 1」の魅力を語るクロストーク
オンラインで行われた発表会では、ソフトバンクが独占販売にいたった背景や「Leitz Phone 1」の魅力について語られました。
ライカカメラジャパン代表取締役社長 福家一哲氏は、スマホ投入の経緯やソフトバンクから独占販売する理由などを説明。
福家「日常のどのような小さなストーリーであっても、それぞれの人々が見たこと、経験したことを画像で切り取りシェアすることは、人間の本質的な行動です。世の中を揺るがすような出来事でも、極身近な小さなストーリーでもその尊さに違いはありません。二度と出会うことのない、貴重な目撃の記録、美しい記録を、写真に残してしておくことは尊い行動で、ライカはそのような人々を応援しています」
続いて、ソフトバンク 常務執行役員 菅野圭吾から、初のライカ監修のスマホにを採用した背景やソフトバンクの独占販売に関する詳細などを説明しました。
菅野「ライカのカメラとしてもさらに進化してチャレンジしていきたいという思いから、議論を重ねて『Leitz Phone 1』の開発にいたりました。これは、ライカの歴史と進化を感じるスマホになっています。使っているときはスマホで、使っていないときはケースやアクセサリーで、ライカの世界観を楽しみつくせます」
最後に行われたクロストークでは、福家氏、菅野に加えて、写真家の安珠氏を呼び込み、安珠氏のライカ愛から始まり、安珠氏が撮影したパネルを見ながら「Leitz Phone 1」の使用感や撮影テクニックなどが語られました。
安珠「ライカならではの心地よいシャッター音や描写力、ダイナミックなレンズが魅力的ですね。撮ったときの息遣いまで甦らせてくれ、一瞬のことですが、きっと10年経っても今を思い起こす感覚があると思います。また、ライカはハイブランドのカメラメーカーで男性が好むようなイメージがありましたが、『Leitz Phone 1』の外観やフォルム、柔らかい黒は女性を美しく見せるので、女性からも人気が高まりそうですね」
(掲載日:2021年7月6日)
文:ソフトバンクニュース編集部