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「社会を、まるごと良くしていこう」-宮川社長が語るソフトバンクのこれから(後編)

「社会を、まるごと良くしていこう」-宮川新社長が語るソフトバンクのこれから(後編)

宮川新体制下で初めて行われたソフトバンク株式会社の株主総会では、宮川が「もはやただの通信会社ではない」と発言。

「デジタルがあらゆる市場を塗り替えていく中、サービス・産業を支えるデジタル基盤を提供する会社、つまりデジタルを社会実装する会社になっていきたい」

と、ソフトバンクの成長戦略「Beyond Carrier」を加速し、日本全体を市場に見据えてさらなる成長を目指していくと語りました。

- 宮川社長が語るソフトバンクのこれから(前編)を読む

ソフトバンクのCTO(Chief Technology Officer)として、長年にわたって通信インフラとテクノロジー全般を統括してきた宮川が語った成長戦略では、ソフトバンクがテクノロジー志向の会社にさらに大きくシフトすることが明らかになりました。

産業のイノベーションを推進する「デジタルツイン」

産業のイノベーションを推進する「デジタルツイン」

日本全体のデジタル化を加速させる目標を掲げたソフトバンク。その実現には、「さまざまな社会課題を解決していく」ことが、今後の成長につながる重要なファクターになります。

現在、日本が抱える大きな社会課題である少子高齢化。これから10年後には3人に1人は高齢者という状況になると推測されており、そこにはさまざまな課題があります。例えば交通の問題。交通事故で亡くなる人の55%が65歳以上という現実があり、移動に不便さを感じている人は4割という調査結果もあります。

産業のイノベーションを推進する「デジタルツイン」

そのような中、社会課題の解決に役立つ技術として、幅広い分野での活用が期待される「デジタルツイン」という技術にソフトバンクは注力していきます。

産業のイノベーションを推進する「デジタルツイン」

「デジタルツイン」とは、リアル(物理)空間にある情報をIoTなどで集め、送信されたデータを元にバーチャル(仮想)空間でリアル空間を再現する技術。現実世界の環境を仮想空間にコピーする鏡の中の世界のようなイメージであり、「デジタルの双子」の意味を込めて「デジタルツイン」と呼ばれています。宮川はその「デジタルツイン」を、ソフトバンクの成長戦略を握る重要な技術と位置づけています。

「これからの『デジタルツイン』は、社会全体を最適化していきます。今後十数年は、自動運転車と手動運転車が共存する時代になると思っています。その中で、安全な交通を作り上げるには、信号機のデータや、人流や道路のデータを連携し、交通全体を最適化することが必要となっていきます。このようなことに今後取り組んでいきたいと思っています」

世界の人々に最も必要とされる企業を目指して

世界の人々に最も必要とされる企業を目指して

ソフトバンク以外に、先進的なモビリティーを推進する企業や、HAPS事業を展開する企業のトップも務め、経営者として常に最先端のテクノロジーに触れられる環境に身を置いている宮川。これからのソフトバンクのかじ取りを担っていくにあたり、「テクノロジーを羅針盤にして新たな常識を作る」をモットーとしています。

「われわれは 『デジタルツイン』だけでなく、さまざまなデジタルテクノロジーを最適な形で社会に提供していく企業になっていきたいと思っています」

そして、高齢化先進国である日本の社会課題は、今後世界の国々が直面する課題でもあります。ソフトバンクは「Beyond Japan」として、日本で成功したビジネスモデルやサービスを世界に展開し、さらなる成長を追求していくと述べました。通信インフラとプラットフォームを熟知している「総合プラットフォーマー」として、世界の人々に最も必要とされる企業を目指していくのが、宮川が描くソフトバンクの成長ビジョンです。

「デジタルツイン」をテーマに、ソフトバンクが表現する未来の姿ー「社会を、まるごと良くしていこう。」

成長戦略のプレゼンテーションの最後に、ソフトバンクの新しい「ブランドムービー」が紹介されました。タイトルは、「社会を、まるごと良くしていこう。」

「デジタルツイン」をテーマに、ソフトバンクが表現する未来の姿ー「社会を、まるごと良くしていこう。」

「デジタルツイン」を鍵とする新しい社会基盤をベースに、ソフトバンクの技術力と大胆な実行力で、デジタルの力による理想の社会づくりを実現する。宮川体制下のソフトバンクが目指すビジョンがこのムービーに凝縮されています。

通信会社という領域を超え日本全体のデジタル化を目標に、「デジタルツイン」などの最先端のテクノロジーで社会課題を解決していく。さらに、世界の人々から最も必要とされる企業という高みを目指してまい進して行く。

「テクノロジーを羅針盤にして新たな常識を作る」をモットーにする宮川。初めて臨んだ株主総会は、挑戦と進化を繰り返しながら世の中に新たな常識を作っていくという、ソフトバンクの固い決意を示した場となりました。

  • ブランドムービーの制作者にインタビューしています。

「社会を、まるごと良くしていこう。」ソフトバンクのブランドムービーに込められた思いとは?

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(掲載日:2021年8月25日)
文:ソフトバンクニュース編集部

  • 原則として、株式会社や合同会社、社団法人などを省略して社名・団体名を表記しています。