法人向けと個人向けのECサイトを手掛けるアスクル株式会社(以下「アスクル」)が、メーカーとコラボしたオリジナル商品や限定販売商品の展示、ワークショップなどが楽しめる体験イベント「いい明日がくる展」を11月9日、10日の2日間にわたって開催しました。
“いい明日” を想像し “いい未来” へつながる商品選びを提案
二子玉川ライズ(東京都世田谷区)で開催された「いい明日がくる展」。イベントでは、お客さまのニーズや困りごとを解決するだけでなく、 “いい明日” を想像し、“いい未来” のために商品を選ぶ理由を考えるためのきっかけの場として、商品展示やワークショップが行われました。週末ということもあって、親子連れの家族を中心に、多くの来場者でにぎわいを見せました。
今回のイベントにはどんな思いが込められていたのでしょうか? 開催にいたった背景などを、イベント施策を担当するアスクルの片平篤志さんに聞きました。
話を聞いた人
アスクル株式会社 EC本部 ブランド戦略&プロモーション BtoBプロモーション ブランディング&SNS
片平 篤志(かたひら・あつし)さん
2020年、アスクル新卒入社。LOHACOサイト内のデジタル広告・データサービス営業コンサルに配属。LOHACO販促企画を経て、「いい明日がくる展」イベント事務局で、会場造作・商品展示・イベント施策を担当。
「ここ数年でテレワークが普及したことで、ビジネス環境や私たちの生活スタイルが大きく変わりました。例えば、これまで仕事専用だった商品が、個人の生活にも役立つようになっています。また、その逆もあり、仕事と生活の境界線があいまいになりシームレス化してきています。アスクルでは、社会の変化やお客さまのニーズに応えるため、オリジナル商品やメーカーとのコラボ商品を開発しています。これらの商品をより多くのお客さまに知っていただくためのきっかけを作りたいという思いから、イベントを開催することになりました」
会場内の展示エリアには、ビジネス向け通販「ASKUL(アスクル)」と個人向け通販「LOHACO(ロハコ)」が、47社のメーカーと協力して開発された59点のオリジナル商品や限定販売商品を展示。ワークスペースや打ち合わせスペースといった仕事場のシーンから、キッチンやリビングルーム、トイレなどの暮らしの場面、介護や宿泊施設を再現した空間が設けられ、それぞれのシーンで商品の利用イメージがつきやすく工夫されていました。また、展示商品はあえて、「業務向けのASKUL」「生活向けのLOHACO」で対象を分けず、多様化する消費者のニーズに合わせて柔軟な提案をしていきたい、というアスクルの思いが込められています。
「過去には、個人のお客さま向けに『暮らしになじむデザイン』をテーマにした体験イベント『暮らしになじむLOHACO展』を開催しました。今回は、ビジネス向けか個人向けかを問わず、商品を通じ多様化するお客さまのニーズにフレキシブルに対応できることを暮らしやビジネスシーンの中で提案できればと思い、対象を全てのお客さまに広げ、初めてASKUL(BtoB)とLOHACO(BtoC)共同でイベントを実施することになりました」
コラボ商品は、飲料や食品、日用品からビジネス向けアイテムのモニターまで、ジャンルはさまざま。使う場所に合う商品のデザインはベースにありつつも、地球環境にも配慮して開発されています。展示商品の横には、それぞれの商品の特長やこだわりが記載されたパネルが添えられており、商品コンセプトや開発へのこだわりも知ることができました。
「『いい明日がくる』の商品は、メーカーと企画開発したオリジナルの商品として、4つのテーマに基づいて展開しています。①『ちょっとラクに』、②『ゴミを少なく』、③『地球にやさしい』、④『みんなに寄りそう』のテーマを通じて、手に取りやすいデザインや、仕事・暮らしの困りごとをなくすだけでなく、地球環境にも配慮することで社会課題の解決も目指しています」
アスクル社員おススメ! 使いやすさと環境にも配慮したオリジナル商品・限定販売商品
数ある出展商品の中から、片平さんが注目の商品を紹介してくれました!
「アスクルでは、お客さまの暮らしに寄り添うとともに、持続可能な社会の実現に向け、社会課題の解決に向けた商品の開発に取り組んでいます。メーカー企業さまとアスクルが共同開発した『いい明日がくる』商品の中から注目のアイテムを3つ紹介します!」
①長く使いたくなるデザインとゴミの削減にもつなげる 花王「ビオレ u 泡ハンドソープ」
「こちらの、仕事や暮らしになじむデザインの商品は、有田焼の窯元で絵付け・窯焼きした原画をボトルのパッケージに施すことで、陶器のような温かみを感じるジェンダーレスなデザインに仕上げています。デザインにこだわることで、商品を長く大切に使ってもらえるようになり、買い替えの頻度を減らすことができます。これにより、ゴミの削減にもつなげることができます」
②日本初! 再生可能エネルギーを使用し製造したアルミニウムを使用 東洋アルミエコープロダクツ「抗菌 サンホイル」
「この商品は、CO2の排出量が少ない再生可能エネルギーを活用して製造されたアルミニウム『グリーンアルミ』を100%使用した、日本初のアルミホイルなんです! 抗菌性の素材のため、菌の増殖を抑えられることができます。『グリーンアルミ』にちなんで、緑を意識した少しレトロなデザイン。出しっぱなしにしても気にならないパッケージになっています」
③介護における作業負担を軽減。一度に4枚流せる レック「こころ想い トイレに流せるおしりふき」
「介護施設や家庭で介護されている方向けの商品で、4枚同時に流せるというのが最大の特長です。節水だけでなく介護における作業効率の向上や時短を目指して開発されました。部屋の中にそのまま置いても違和感のないデザインにもこだわっており、JIS規格にも対応しています」
その他、アスクルが手掛ける環境に配慮した商品
親子で楽しめるワークショップやアクティビティも!
会場内では、商品にちなんだクイズラリーやワークショップもあり、親子で一緒に楽しむ姿も見られました。「サッサ」と呼ばれる、化学雑巾を製造する過程で生まれた端材を袋詰めした商品「サッサの耳」を使ったワークショップでは、参加者がオリジナルのはたきを作成。参加者したお子さんからは「少し難しかったけど、とても楽しかった!」とのコメントも。
会場外では、展示した商品のサンプリングや商品を体験できるブースもありました。ラジコンカーで物流体験ができるプレイゾーンは子どもにも大人気! 楽しみながらも学びもあったイベントになったようです。
「予想を大きく上回るお客さまにご来場いただき、みなさま楽しんで各エリアを巡ってもらえたのが印象的で、非常にうれしく思います。実際に商品を見て手に取っていただいたり、体験コンテンツに参加いただいたりするなど、リアルイベントならではのお客さまとのタッチポイントを作ることができ、商品を通じて『いい明日がくる』というコンセプトにも多くの方から共感いただけました。
さまざまなお声をいただく貴重な機会にもなりましたので、引き続きお客さまと直接触れ合える場を作り、今後の商品の企画開発・サービス進化に生かしていければと思います」
(掲載日:2024年11月28日)
文:ソフトバンクニュース編集部